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動機が別に重要な訳ではない

先日、OWNDAYS田中修治さんの「大きな嘘の木の下で」という本を読んでいて深く共感する部分があった。それは最初の動機はなんでもいいということ。

例えば彼がOWNDAYSを買収した際に判断した基準は「女の子にモテそうかどうか」。彼の30代までを振り返った時に何かを決断する際の基準になっていたとのこと。

ただ事業をうまくいかせようとする過程で、従業員を大切にしたり取引先の利益も尊重しないと自分自身が成功することができないということに気付き、徐々にFor youの精神になっていったという。

僕はその部分を読んだ時に分かる分かると思いながら読み進めると同時に、じゃあ成否を分けるのはいったいなんだろう?ということも考えていた。

その結果、結局うまくいくかどうかはやり続けられるかどうか?諦めるか諦めないか?に尽きるという結論になった。

なぜ諦める人と諦めない人がいるのか?

じゃあ次に疑問になるのが、どういう人が諦めて、どういう人がやり続けられるか?ということ。

この点について僕はずっと「それに懸ける思い」かなと思っていたが、それだけではないようだ。確かに「絶対に成功したい!」というWillがないと頑張れないし、そもそも「うまくいけばいいなあ」程度で結果が出るほど世の中は甘くない。

ただもう一つ大事なのは、諦めた先にどういう未来が待っているか?諦めなかった先にどういう未来が待っているか?を想像できるかどうかだと思う。

僕も今まで人生でキツくて諦めたいと思う場面は死ぬほどあった。実際に諦めたものもあれば乗り越えたものもある。ただ諦めてしまったものは、その先の未来を想像した時に、そっちの方がいい未来だと思った場合だけだ。

逆にどんなに精神的にキツくても、諦めた10年後にその決断に後悔すると分かっているものは、絶対に手放さなかった。

こういうものってキツさを乗り越えて過去を振り返った時に「あの時、諦めてしまったら人生が悪い方向に行ってたかもしれない、、、」と思うよね。

逆に周りを見てすぐに諦めてしまう人はそういうことまで考えていない、あるいはその事実に向き合えない人がほとんどだということに気づいた時に、色々感じるものがある。

常に真剣だから動機が変わる

また冒頭に述べた動機については、これは真剣に結果を出そうと努力した結果、変わるものだと思っている。彼はOWNDAYSを復活させるために真剣に向き合ったからこそ、自分のやる動機が成功するためのマインドセットになったと思っている。

僕も同様に今の仕事を始めたきっかけは「組織に縛られたくない」、「お金の心配をしなくてすむようになりたい」という不純で個人的なものだった。

でも田中さんがいうようにそういう状態の中で壁にぶつかって、乗り越えていく過程で、商売は三方よしじゃないと成り立たないとか、気配りが大事だということを学び、自分を変えていく努力をしてきたように思う。

でも、それも真剣に結果を出そうと考えた結果として出た結論だし、うまくいくにはどうしたらいいか?ということに向き合ったから出た答えだと思う。

それなのでもし、何かチャレンジしたりすることがあるのであれば、ぜひ真剣に向き合ってもらいたいし、壁にぶつかった際は本当にここで諦めていいのか?ということをちゃんと考えた方が絶対いいよね。





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