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ダークサイドスキルを極めることについて

最近、「ダークサイドスキル」という本を読みました。

この本は主に大企業の管理職向けに書かれている本で、これからの時代、大きな組織でも変革が求められる。
その中で重要な役割を担うのが中間管理職層の社員で、そういう人たちが変革を起こすために必要な能力がダークサイドスキル、ということが書かれていました。

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ダークサイドスキルとは??

ダーク(暗い)サイドというくらいなので、ブライト(明るい)サイドスキルというものもあります。
ブライトサイドはMBAで必要とされるような論理的思考能力や会計知識など、ビジネスマンだったら一通り聞くようなスキル。

それに対してダークサイドスキルは、人や組織を思い通りに動かし、空気を支配し、嫌われてもそれを押し通せる力のことを言っています。

いわば、定量的には測れる指標ではないけど、人を動かす際には非常に大事なものです。

僕はこの本を読んだ時に若いうちに、このダークサイドスキルを身につけることがすごく大事なのではないか?ということを感じ取りました。

ブライトサイドスキルは限界がある。

なぜダークサイドスキルが大事か?ということについては山口周さんなどの著名な作家もよく言っていますが、不確実な時代においてブライトサイドスキルを極めていくと限界にぶち当たるからです。

どういうことか?というと
ロジカルな思考や会計の知識は一通り学ぶと、行き着く答えはだいたい同じになります。というか、会計だったら答えは一つしかありません。

情報社会において、ロジカルシンキングや会計など知識で勝負できる分野はほとんどなく、その結果、差別化を測ることが難しくなりました。

しかしダークサイドスキルは、いわば人間力と言い換えても良い能力で終わりがありません。極めれば極めるほど効果的なスキルになっています。

そう考えた時にブライトサイドスキルはもちろん学ぶに越したことはなく、あったほうが確実に有利なものですが、それだけでは心許ないかなと感じます。

20代でダークサイドスキルを身につけておくメリット

個人的にはダークサイドスキルこそ、20代で身につける努力をする必要があると感じています。

その理由は2つあって、1つは20代からある程度身につくことができれば、そのスキルから享受できる期間が長いということがあります。

例えば40代で身につけた場合には、65歳で定年となったとしたら25年しかありません。それが、25歳で身につけていれば40年間もメリットを享受することができます。

そして2つ目はチャンスがいつ来るかわからない時に備えておくことが大事だからです。

ドラッカーがある本で、チャンスを掴む人とそうでない人の違いは準備ができているか、いないかの問題だ。ということを学生時代に読んで深く感銘を受けたことを覚えています。

いつダークサイドスキルを発揮する場面になるかわからないし、必要となってから身につけようと思ってもタイムラグが発生してしまうので即時キャッチアップすることはできません。

そう考えた時に、40代で身につけるよりは20代で身につけた方が確実にいいと思います。

結構、苦手な分野だと思いますが、、、

正直な話、ダークサイドスキルを発揮するに当たって人間関係を構築したり、コミュニケーションを取ったりと今の世代の人からすると面倒だな〜と思うことは結構あると思います。

しかし、その面倒なことを避けるともっと面倒なことが起きてしまいます。

それなので、上を目指す人はぜひ、その辺りを覚悟することが大事で、それが難しいということであれば、目指さないという選択肢を取ることも

一つの価値観だと感じています。




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