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SNSにおける数のちから

ドラゴンボールの世界でサイヤ人の登場とともにもたらされた「戦闘力」という概念、当時度肝を抜かれませんでしたか。スカウターで相手の強さが数字でわかっちゃう、皆さん熱くなりましたよねぇ?(読んでない方、なんのこっちゃですね。すみません)

いきなりなんの話やねんという書き出しですが、ものごとのの「数値化」、「SNSにおける数のちから」についてのお話。


フォロワー数=武器になる?

SNSでのフォロワー数が多いことがビジネスにおいて武器になるという考え。今にはじまったことではありませんが、まだまだ根強いんだなと感じます。最近もちょっとそんな話題でタイムラインが賑わってました。

フォロワー数はよい意味ではファンの数人気の証ともとれますし、反対の意味では監視している人の数、炎上の多い人にとっては怖いですが自分に向けられている銃口の数、なんてことも言われていますよね。

とにもかくにも注目されていることには変わりないので、多い方が良いでしょう!と考えられているのでしょうか。

もちろんぼくもたくさんの方にフォローしていただけることはとても嬉しいです。それは自分の作品や活動をもっと多くの人に知ってもらいたいという目的があるからです。

もしフォロワーを増やすことだけに熱中し、その後どうするのかまでを考えていなかったとしたら、早々に虚しくなって続かなかったと思いますし、結果もついてこないでしょう。


数の力を盲信する人と、自分。

SNSプロモーション、もちろん大事だと考えていますし、実際にその恩恵も少なからず受けています。ただ、それはSNSでの発信だけを頑張ったからではありません、日々の制作、活動という土台があるからこそだと思っています。ぼくの場合それをナシには考えられません。

例えばクリエイターが制作をおろそかにしてまで数字だけを追い求める状況はもちろんよくありませんが、一方でクリエイター側の影響力(フォロワー数や拡散力)を企業がアテにするという、いわゆるコラボPR案件や相談事があるのも事実です。

前に代理店経由で相談のあったコンペ案件(企業の商品とコラボ)で、SNSのフォロワー数と、これまで一番反響のあった投稿を尋ねられることがありました。そんなんも判断材料にされるのか… と。ま、ぼくは落ちましたけどね。。。🙃

数字ばかりを鵜呑みにし盲信してしまう企業と、それに拍車をかける広告代理店もいるので、その悪影響も多少あるのかな…と。しかし一過性の流行り物のように扱われてしまうのは怖いですね。


上には上がいる

数を盲信しそれに全てを委ねてしまうと、自分よりも数を持っているものに対して何も言えなくなってしまいますし、勝手に敗北感を味わうことになります。

どんな世界にも上には上がいますから、そこで常に勝ち続けることは不可能に近いですよね。

冒頭のドラゴンボールの話に戻りますが、戦闘力という強さを数字で表す概念が生まれたことで、見る側としてはこんなにわかりやすい指標はないと思いました。上に書いたコラボPR案件に頼ってしまう企業の気持ちもわかります。

しかしわかりやすさと引き換えに、その数字だけを追って読み進めてしますと虚しさを感じることもあります。

当時最強かと思われたサイヤ人の王子ベジータの戦闘力が1万8千、しかしその後それをはるかに上回るフリーザの戦闘力は、有名なセリフにもあるように53万(通常時)。

さすがにもうこの上はないだろうと思っても、まだまだそれを超えるものがあらわれて、何百万、何千万…。こうなると最初のベジータは何だったのかと。

余談ですがここ最近の情報によると、戦闘力のインフレは止まらず、2京3000兆まで上がっているそうです。(引用元:Business Journal

2京

検索結果を見てお茶吹きました。ここまでくるともはやあんまり意味のない指標になりますね…。そう、上を見たらキリがないのです。


目に見える数字だけが喜び楽しみではない

そもそも「数字をちからに」と考えるのはあくまでビジネスアカウントだけなのかもしれませんから、純粋に人との交流を楽しみにしている人からすると「何やってんのよ」ということになるでしょうね。使い方は人それぞれです。

ぼくもフォロワー数をまったく気にする必要のない鍵アカウントをインスタグラムで持っていますが、純粋にただただ楽しいです。そこには楽しみ喜びしかなくて、SNS疲れとも無縁です。

自分自身も数だけに惑わされることがないよう、そのものの本質を見極められるようにしたいです。


十万人にフォローしてもらうことよりも、たったひとりのあの人に気にしてもらえるほうが、十万倍嬉しい!、ということがあると思います。その可能性を高めるという意味ではがんばりたいです。

自分らしく楽しく、そういう使い方をしていきたい。




ドラゴンボールの話いらんかったかな… ごめんなさい。




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