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日々の雑感 day11【あなたの情熱は、愛なのか? 恋なのか? ④】

☆自分の外に出る

人に対して真に貢献する。

そして、自分も幸せになる、不幸にしない。

そんな恋や愛を達成させる為には、相手の立場に立ち、相手の視点で、相手の考え方を尊重し、相手が見落とした何かすら拾って提案することが必要です。

「傾聴」とはまさにこの技術を集約したものといえるでしょう。

で、一般的に傾聴というと「相手の話をさえぎらない」「あいづちや表情といった非言語もしっかり」「相手の言葉を繰り返すことが出来る」といったことが言われやすいのですが、その奥にあるものこそが傾聴の核心と言えます。

問う力
最高の聞き手と評されるのは、新たな発見や学びを引き出すことが出来る人です。その為に相手の死角にある何かに気づき、その存在を伝える事が出来る人ということになります。
話し相手は、その新しい情報や発見によって新たな思考、新たな視点が獲得できるので、新たな選択肢を導きやすくなります。そして、最高に聴いてもらえた、いい対話の時間であったと感じることが出来ます。

これらの対話は無論、安全、安心の空気感という土台があればこそですが「私だったらこうする」という見方、考え方は愛や傾聴にはまだ届いていない状態だと考えて良いでしょう。

この状態は観客として映画を見ているような状態であって、相手の物語の世界に入り込んでいません。

ハリーポッターを隣で見つめるハーマイオニーやロンのように感じ、ハリーに言葉を伝えることが出来る。そんな感触が対話の中で得られたならば、とてもいい傾聴、共感という愛が発揮できているのだと思います。

傾聴という漢字のイメージが誤解をさせている部分はありますが、

傾聴とは「全員が主体的で活発な対話」の中に存在する

という事を忘れないでおきたいところです。

☆北欧式読み聞かせ

北欧の親ごさん達は、一冊の絵本をとても長い時間をかけて読み聞かせているといいます。ページをすぐにめくらずに子供に

「このあとどうなると思う?」

「あなたならどうしたい?」

とTRPGのように語りかけながらゆっくりと進んでいくそうです。

こうして小さな頃から様々なストーリーに接して、多様なキャラクターを観察し、その思考や感情になりきっていく積み重ねをしていく。

その日々の積み重ねが育んだ創造力、共感力の土台が北欧の人々の感性やコミニュケーション能力となり、個々の尊重となり、その結果がイノベーションによる圧倒的な外需を生み出しているとするならば・・。

その積み重ねによる教育の違いが、国の未来すら左右する力になっているともいえます。

北欧諸国の平均年収はもはや日本の2倍以上にすらなっていて、その収入の7割を国に治めても手取りは日本以上です。しかも、社会保障、福祉の心配は一切ありません。そして何よりも、様々な問題や綺麗ごとだけではない現実の中においても人々は自分達が「幸せだ」と感じて日々を過ごしています。

人々、国民がフェアであるという一線が違うわけです。そんな一面も見つめてみるならば、最初から理由をつけて「難しい」と諦めるのではなく、自分にも出来る小さな事を積み重ねていく方が、よりよい未来になることでしょう。

私達が愛を大事にして、愛が報われていく社会や関係性を目指していく。

それは、自分以外の誰かではなくて、自分自身の小さな進捗の積み重ね。自らの行動によってのみ、もたらされるものなのです。

Well-Being 。今日より明日、明日より明後日とよりよく前進していく習慣。これは日本でも、日本の誰もが自ら実践できるマインドセットの変化であり、人生を導く指標となる事でしょう。

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