空気を読んだからこそ、声に出して伝えよう! 【 フィードバックの第一歩は「観察」から】
イノベーションは全てに「Yes」と言うことではない。極めて重要な機能以外には「No」ということである。(スティーブ・ジョブズ)
今日は日本人大好きジョブスの名言から入ります。
どうも、さいさんです。
早めにと言いながら一週間・・すいません。
☆「空気読む」って説明出来ますか?
というわけで「空気読む」って何? からスタートです。
この国の日常で使われている「空気読む」ってただの同調圧力だったりしませんか? 要は「おとなしく従え」というやつです。
実はこれ。
落ち着いて考えてみると、むしろ空気読んでないんじゃないですか?
相手のことを考えて、相手の気持ちを慮って。
ここまではいいとしても、そのうえでどう判断し、どう行動するかは一人一人が違っていいわけです。
僕らは同じ人が1人だっていないことが強みなのですから。
「リーダーの気持ちはリーダーにしかわからない」とか
「あの人も頑張ってるんだから」とか
それっぽいことを言う人もいます。でも本当にそうでしょうか?
明らかに見落としている事があったり、共感できなかったり、違う方向に向かう人を黙っていることが本当に相手にとって親切で、かつ自分も幸せにする行動でしょうか?
僕は山で道に迷いそうな人を「空気を読んで」見過ごすことを正当化したりはしません。
それに、そもそも言いたいことをオープンに言えるのが信頼関係で在り、コミュニケーションの基本ではなかったでしょうか?
私達は瞬時に相手を理解できるニュータイプにはまだなっていない筈です。
☆ 操るもの(マニュピレーター)に気をつけろ!
で、実際に空気読め的なことを言う人って、実は全体ではなくて個人的な利益の為に言っている事が多いんですよね。
例えば、映画にもなった戦艦大和の最後の戦いでは、大和の特攻に反対していた人達がリーダーとして乗艦しています。
一方で、特攻に賛成していた人々は「国民の先駆けとして」等と美辞麗句を並べ、特攻に反対した人々を死地に送り込みながら安全な場所を離れません。そして彼らの死をよそに、戦争終結まで平気で生き延びていたりします。
この手の人達。
いわゆるマニュピレーター(操る人)のタイプは、死なば諸共みたいな約束は絶対に守りません。何をやっても自分だけ生き残ろうとします。
彼らの目的って、上司に対するみんなを従わせた功績であったり、誰かが違う事をやって成功する事を潰しに行く為に同調圧力を利用したり、極めて利己的なんですね。
そういう人を利させない意味でも「空気を読む」という行動が黙っている事。沈黙による承諾になってはいけないのです。
そう。「空気を読む」という言葉が何かといえば、
【観察する力】
だけのことなんです。
言葉だけではない表情、動き、変化。
気を感じる、フォースでもいいですが、言語以外の部分も感じて、相手がどんなポジションから本当はどんなことを伝え、どんな目的があるのだろうかという仮説構築に至るまでの道筋ともいえるでしょう。
☆ デザイン思考にもつながる
USJの変革で知られる森岡毅さんは著作でこのように語られています。
「プロの作り手は業界で経験を積むほど作り手として専門的な知識を獲得して玄人になっていきます。それは素人である消費者とは真逆の感覚に進むことを意味しています」
「多くの消費者にとってわかりやすくて面白いものが、彼らには刺激や品質が足りないものに見えたりするのです。そしていつしか自分がよいと思うもの(=玄人好みのもの)を作るようになっていくのです」
これはUSJのクリエーターに限らず、農家や職人、官僚といった人々にも起こりやすい心理。
つまり、オレ様の凄さを「理解しない消費者が悪い」とか「宣伝(PR)さえすればいくらでも売れるのに」とかの自己正当化現象となりやすいのです。
自分の当たり前が相手の当たり前だと勝手に考えちゃうんですね。
危ない、危ない。
☆次回へ続きます
というわけで、あなたはこうした状況を回避したいと思える性格、マインドセットの持ち主でしょうか?
そうであれば、まず「観察」をアップデートしていきましょう。
そのお話を次回にしていきますよ!
ではでは!
おススメ動画でこちらも。
せやろがいおじさんは、伝え方のお手本としてもいいですね!
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