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「成長」と「関係性」を考える・の①

先日、YELLサポーターを中心に現役の学校の先生も交え【心理学×学校教育ダイアログ】が行われました。

今日からはその内容も交え、自身や人を成長させる。
アップデートする関わり方について綴っていきたいと思います。

*エールとは?の背景で良記事の一つです。

*今日も参考はこちらからスタート

☆親(上位者)を真似るという人の本能

アンジェラの研究でわかっていることに、多くの子供達が親(上位者)の真似をしているということがあります。

GRIDに優れた人々は、手本となるGRIDに優れた人がいたということです。

自分自身が長期的な目標や人生の幸福に挑戦していない人が、自身の子供や会社の部下、後輩によい影響を与える事は出来ません。

様々な研究で威圧的な親や教師が子供の、上司が部下の興味や意欲や失わせてしまい、可能性の芽を摘んでいる事がわかっています。

これらは「自分を棚上げして、権力や暴力的な態度、威圧的な行動で弱者を従わせようとする」結果によって生じている事も多いでしょう。

こうした過ちを犯しやすい私達が最初に変えていくこと。それが前回リンクのマザーテレサの言葉一行目にあった「考え方(マインドセット)」です。

率先躬行という中国の故事に連なる熟語がありますが、これは国や世の中を変えたければ、王や諸侯のようなトップがまず自身でお手本を示すことがもっとも近道であるという意味で、古来の経験則でも、近代の心理学でも結論は同じなんですね。

では、どんな考え方を出発点としていけば良さそうでしょうか?

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☆ 人生を成熟させていくという目的

アンジェラ・ダックワースは「成熟の法則」として

・新しい環境や新しい状況から常に影響を受けている。
・そこで失敗を繰り返しながらも前に進み続ける。
・すると新しい考え方や新しい習慣が身に着く。
・そして以前の未熟な自分を忘れてしまう。

という四つのパーツからなるサイクルを伝えています。

そして、多くの成功者が語るように、アンジェラも

「学び続ける、鍛え続けるといったトレーニングは困難な事であり、だからこそ好きではない事で続けていく事は難しい」

と明快に断言しています。つまり、誰もが

「好きな事に挑戦していく!」

ことを遠慮なく出来る環境は、とても必要で、とても大事なことなのです。

☆そして、誰もがスタートは気楽な初心者である

生まれた時からなんでも出来る人はいません。
神話に描かれる神達ですら、そんなことは出来ません。

ですので、自分にとっても、自分以外の誰かにとっても、スタート時に周囲が優しく失敗を許容し、見守っていてくれるあり方、態度はとても重要になります。

前回のお手本として置いておいたスラムダンクの主人公・桜木花道(最近のメガヒットである鬼滅の刃の主人公・竈門炭治郎にも同じような事が言えます)。

豪放磊落に見える花道ですが、学ぶ姿勢はとても素直で謙虚です。

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「自分なりに」「私の出来る範囲で」

とか

「おれにはあわない」

とか自分勝手なトレーニングをやったりしていません。

地道な基礎をしっかりと。

そして、常に自分がチームに出来ることを考える。

加えて、実践で学び、失敗もする。

さらに、実践で見つけた課題を乗り越え、自身をさらに成長させる。

☆まとめ

性格的な「誠実性」や「謙虚さ」、「迅速な行動力」は、一生涯ついてまわる素質と言えそうです。

さらには未来という「目的」へ向かって進んでいく大前提の考え方(これは、やっているふりを防止する為にも重要です)。

そのモデルとして、大人が子供の。上司が部下の。教師が生徒の。

それぞれ、よいお手本であるべく日々、自分の目的に向かって成長している姿を見せている事。

そのループが、よいコミュニティ、よい地域、よい国の風土を育んでいく事でしょう。

次回は、このテーマからさらにどこに行くか構想中。

復習効果の方が重要と言われる昨今ですが、予習好きな方はこちらの本もおススメです。ではでは!

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