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【IVRy入社エントリ】全国の中小企業をエンパワーすることに覚悟をもって

はじめまして。2024年8月に123番目の社員として入社した神原(かんばら)と申します。IVRyではパートナービジネスの立ち上げを担当しています。

IVRyでは全員が入社エントリを投稿しており、既に圧巻の入社エントリ量となっています。僕自身もIVRyのことを知るため、IVRyへの入社を意思決定するため、よなよな読みあさったのが良き思い出です。

僕自身のことも紹介して、IVRyに興味をもってもらえたら、そして興味を深めてもらえれば嬉しいなと思います。


自己紹介


まずは僕の経歴を紹介させてください。

■ 株式会社リクルートジョブズ
現リクルートです。人材領域の機能会社で、新卒から13年間お世話になりました。

<営業時代>
当初は全国津々浦々で求人広告の営業をしました。大量の飛び込み営業を経て、「どんなドアも開けることのできる胆力」と「怪しいドアをみわける嗅覚」がみにつきました。
「全国表彰の常連でした!」とかっこよく言えればよいのですが、そんなタイプではなく、常に真ん中くらいの成績。量質転化を信じられず斜に構えた小生意気野郎だったからです。
一方、戦略戦術の立案・マネジメントは比較的得意だったので、チームリーダーを任され始めてからやっとこさパフォーマンスを発揮できました。(売れない自分を棚に上げるスキルもこの時にみにつきました)
なんだかんだ営業をこよなく愛しています。営業の仕組み化や効率化、イネーブルメントが好きだという感覚が芽生えたのもこの当時です。

<企画時代>
8年目からは商品企画の部署に異動。中核求人サービスの『タウンワーク』を中心に複数商品を担当しました。
叩きに叩かれ企画職の土台をみにつけ、最後の方は『タウンワーク』本誌のプロダクト責任者として長期のロードマップを描いたり、短期の計画立案と実行管理をやってました。
大規模プロダクトのマネジメントは責任と比例してやりがいもありましたが、初の転職を考え始めたのもこの頃でした。営業から企画に異動した当初は使う筋肉が異なり成長感がありましたが、次第に成長曲線は緩やかに。マネジメントレイヤーになるにつれてどうしても社内向けの仕事が増えていきます。自分の市場価値は果たして高まっているのだろうか?という疑問が高まっていました。

■OLTA株式会社
そんな背景もあり、当時創業4年目のフィンテックベンチャーに初転職をしました。どうせ変えるなら大きくと思い、大企業からアーリーフェーズのベンチャーに、ドメインも人材から金融に舵をきりました。

OLTAはファクタリングという資金調達手法をアップデートし、法人・個人事業主にむけた新たな資金調達の選択肢の社会実装に取り組んでいます。

一般的に金融商材は顧客獲得コストが高く、「誰から買うか」がとても重要となる世界です。そういった背景から金融機関とのアライアンスが最重要戦略となったわけですが、アライアンス領域の立ち上げとグロースの責任者として、事業成長にコミットしました。

リクルートも営業は代理店モデルが中心であり、商品企画といっても代理店の営業推進まで担う側面があったため一定の勘所はありましたが、ちゃんとパートナーアライアンスに向き合ったのはOLTAでの4年間です。

人材領域から金融領域(フィンテック)と全く畑違いのドメインを歩んでいるように思えますが、実は一貫してぶれない軸があります。

それは中小企業に向き合うビジネスをするということ。

よくある話かもしれませんが、僕の実家は中小企業です。幼少期から今に至るまで中小企業の経営者の孤独で深遠な悩みを身近で感じており、中小企業の悩みを解決するビジネスに生涯携わりたいという想いを持っています。

リクルートメディアも掲載主の大半は中小企業であり、全国の中小企業の皆様をヒト(採用)という観点で支援してきました。

OLTAでは中小企業の資金調達の選択肢が極端に限られていることを課題に捉え、銀行融資が難しい、間に合わないという全国の中小企業の皆様をカネ(資金繰り)という観点で支援してきました。

そしてIVRy。

後述しますが、これからは全国の中小企業の皆様の本業支援(生産性改善)にコミットしていくというわけです。

IVRyとは

なぜIVRyに入社したのか?の前に、IVRyの紹介です。

IVRyは電話自動応答(IVR)サービスを展開している会社です。
これまでの電話自動応答システムは導入コストに数百万円〜数千万円かかるような代物で、大手ならまだしも中小企業にとって導入は難しいものでした。そこでIVRyは安価に誰でも簡単に利用できる電話自動応答サービスを開発・提供して日本の中小企業・スモールビジネスを中心に、電話DXによる生産性改善に貢献しています。

いまさら電話のDX?と思われるかもしれませんが、僕はあまりそうは思いませんでした。

個人的にDXというと、特定のエリア、企業規模、年代、リテラシーを置いてけぼりにする側面がありますが、電話という誰にとっても身近な領域であれば置いてけぼりにする人を作りにくいなと思ったのです。

また電話はあらゆる業種・シーンで使われているコミュニケーション手段でありながら、実情はアナログなままで、不便を当たり前に受け入れ続けている領域でもあります。旧態依然としたレガシーをアップデートする。競合と戦うのではなく、慣習と戦って新たな価値観を社会実装していくことに意義や高揚感を感じたことを覚えています。

さらに電話DXでとどまらないのがIVRy。電話の課題解決はあくまで事業の一歩目なんです。

どんなミッションを掲げて、何をどこまでなぜやるのか。ここらへんは代表の奥西のnoteに詳しいのでぜひご覧ください。さらにワクワクがとまりません。

IVRyを知ったきっかけ

前職ではご機嫌に働いていました。4年間を経てアライアンス戦略も安定成長の土台ができあがりました。この一段落したタイミングで40歳という節目っぽいものを迎え、この先どうしようかな?と漠然と考え始めたのが、転職のきっかけです。

また中小企業の皆様の資金繰りを支えている実感とやりがいはありましたが、支援数が増えれば増えるほど、そもそも資金繰りに困ることがないように本業支援をしたいという想いも強くなっていました。

そこで、調子が良いときこそ転職をするベストタイミングという金言に則って転職活動を始めてみました。

そんな中、Xを眺めていると「人材ブラックホールIVRyすごい」的な投稿がちらちらと目にとまり、ちょっと調べてみると、確かに有名スタートアップのすごそうな感じの人が多数入社して大型の調達もして何やら勢いがありそうだということがわかりました。ミッションや事業内容をみていくと、自身の転職軸にもマッチしているのでは??と思い、IVRyにカジュアル面談を申し込むことにしたのです。

IVRyに入社した理由

カジュアル面談に登場したのはIVRyの一人目の事業開発であり、事業開発の長である宮原さんでした。

第一声からとても張りのある大きな声。終始「IVRy楽しいですよ〜、神原さんめっちゃ合いますよ〜」と言われたことを覚えています。心の底からIVRyの可能性を信じて全身全霊で仕事を楽しんでいることが画面から溢れ出していて、それなりにいい年の大人が青春してんなーってのがほぼ全ての印象でした(もちろんしっかり事業の話もしてくれて自分の転職軸に合致することもわかりました)

これは良いかも?と思い、選考に進むことにしましたが、面接やオープンデー(社外の方も気軽にお誘いしてIVRy社員とコミュニケーションを楽しむ毎月のイベント)では誰と会ってもみな事業や仲間の良さを熱量高く語りに語っていて、カジュアル面談で抱いた印象は変わることなく強くなる一方でした。

この間、毎日のように発信される調達を記念したリレーブログや続々とアップされる入社エントリ。それをみるたびに、自分だったらこんなことしたい、できるかなと、妄想するようになっていました。熱量に感化されたのです。恐ろしい。

そんなこんなで転職活動も進み、有り難いことにIVRyを含めて複数社からオファーをもらいましたが、返事までに少し時間をもらいました。好きになりすぎてて勢いの転職かも?と思ったので1週間かけてIVRyにいかない理由を探したのです。でもなかったので入社を決意しました。

ということで、長くなりましたが、僕がIVRyに入社した理由です。

ミッションがいい

IVRyが向き合ってるのは、労働人口の減少という不可避のマクロトレンドのなか、2040年にはなんと1,100万人もの人手不足が発生するという推計がある日本の労働市場です。特に中小企業はその多くが既に人手不足に喘いでおり、さらなる深刻化は火を見るより明らかです。

解決策として、採用の強化はパイの取り合いにすぎず本質的ではありません。シニアや女性・外国人登用だけでは足りず、AIやソフトウェアによる圧倒的な生産性向上(DX)を行う必要があります。

しかし、最先端のテクノロジーは、大企業や都会で流行りはじめ、中小企業や地方に届くのはいつも5-10年後です。それでは間に合いません。

これらの状況を踏まえて、IVRyでは「最高の技術を、すべての企業に届ける」をミッションに掲げています。個人的には「すべて」の部分がみそであり好きなところです。

効率的に儲かるからといってお財布の大きい大企業を中心にサービスを提供するプレイヤーは数多くいても、お財布の大きくない中小企業に本気で向き合うプレイヤーはそんなに多くありません。ここが自身の仕事観とマッチしていました。

プロダクトがいい

AIが驚異的な進化を遂げている今、各産業の様々な業務がAIを活用することで変革されていく時代が来ることになると思います。

ただ、僕もそうですがAIと聞くとまだまだ難しく、ともすれば無縁の世界のように感じてしまいます。実際、業務のアシスタント的にAIをフル活用するには高いAIリテラシーを要します。

多くの中小企業の実情と向き合ってきましたが、まずもってDXの取り組み方がわからない、仮にSaaSプロダクトを導入しても十分に使いこなせないという課題感は肌身に感じてきました。ことAIの利活用となると、そのハードルはかなり高いでしょう。

そこで重要となるのは、AIを自然な形で組み込んで業務を自動化するレベルのプロダクトなんだろうと思っています。覚悟をもって「AIを活用するぞ」ではなく「いつのまにか当たり前のようにAIを使っていたなあ」といった世界。

IVRyはまさにそれであり、高次元でそこを目指しているプロダクトです。まだ成し遂げられていない中小企業のDXを本気で狙えて労働生産性改善に大きなインパクトを生み出せる可能性を信じることができました。

人がいい

会う人全員が、事業への愛、プロダクトへの信頼、仲間への称賛を、一切恥ずかしがることなくストレートに口に出していたのがとても印象的でした。僕はそういった人が大好きです。

また、著名な大企業やスタートアップで重責や急成長を担っていた方がたくさんいること、そんな人たちが立ち場関係なく議論し、戦略をつくり、最前線で手を動かし、コトに向き合っている様子がみえたことも決め手でした。

多才な仲間が多いほど、仲間から受ける刺激や集合知により、前に進み続けられ、大きな成果を残すことができると思ったからです。

入社1ヶ月で想うこと

正直なところ入社前後でギャップはありませんが、あえていうとで、想定以上だったというポジティブギャップを3つほどあげます。

スピード感がすごいです

今までに経験した環境の体感5倍くらいのスピードで物事が進んでいます。スピードというか、弾数が多いという表現のほうが正しいかもです。結構でかめの弾だよね?と思うものが同時多発的にぼんぼこ発生しています。うかうかしていると、事業機会に追いていかれる感覚で、良い意味で突き上げられています。

達成意欲が強いです

行動をやりきらなかったり、計画達成にむけて最後まで追い込めない組織は意外に多いものですが、IVRyは違いました。やりきることが組織の風土として当たり前になっているし、うまくいかないことを想定してリカバリープランを何個も用意するし、何よりも達成したことや嬉しいことを全力で称え盛り上がります。しんどい「あともう1歩」をみんなで鼓舞しあって踏み出し続けられる強さがあります。

ちゃんとまだまだです

創業5年目でこんなに進んでいるの!?と思うこともあれば、5年目だなあと思うこともちゃんとあります(笑)事業が既に結構伸びているとか有名スタートアップ2周目の人がたくさんいるとかはあんまり関係ないです。まだまだ整っていないことがしっかりありますし、高い山を目指しているからこそ、事業機会とかやることは無数にありました。

パートナーセールスに興味がある方へ

IVRyがちょうどパートナービジネスを本格立ち上げしたいタイミングであること、僕自身が前職でパートナービジネスにコミットしていたことが重なり、パートナービジネスの立ち上げ・成長をミッションとしてジョインしました。

どれだけ最高の技術であったとしても、中小企業の皆様にその技術を「早期」に届けきるには、パートナー企業様の力が絶対に必要です。

デジタルマーケティングでは情報が届かない層は一定存在します。直販セールスで届けようとすると、支店を張り巡らせ、採用育成して、いちから営業と膨大な時間がかかります。

一方、そういった層と強固な信頼関係を築いている地場企業様が既にいらっしゃいます。そういった企業様をパートナー企業として協業することで、情報を届けていくことがパートナーセールスのミッションです。

経験者の方なら共感してくれると思いますが、パートナービジネス成功の秘訣のひとつはパートナーセールスチームと直販セールスチームの仲がよいことです。パートナー企業にとって必要なご支援を徹底していくためには直販セールスチーム(および全社全職種)の協力が不可欠だからです。

僕がIVRyのパートナービジネスがきっとうまくいくと確信しているのは、IVRyにセクショナリズムがなく全社全員がコトに向かっていて全面協力態勢にあるからです。安心して背中を預けられる仲間がたくさんいます。

そして、IVRyはあらゆる規模・業種のお客様に導入が可能なスーパーホリゾンタルSaaSです。対話データを中心にこれからさまざまなプロダクトをのっけていきます。つまりアライアンスの可能性は無限大です。こんなにおもしろくて立ち上げ冥利につきる環境は他にないかもしれません。わくわくしてきませんか?

最後に

直近在籍人数も100人を超えて、フェーズが進んじゃっているなあと思われる方もいるかも知れませんが、成し遂げようとしているMission/Visionの大きさを考えるとほんとにまだまだ初期フェーズ。やること満載で全方位的に仲間を集めています。

IVRyは若いメンバーはもちろんのこと、スタートアップでは意外なことに僕と同じ昭和世代のシニアメンバーも多く在籍し、若手と同様か、それ以上の熱量をもってコトに向き合ってます。

少しでもサービスや会社に興味があれば、カジュアル面談をお声がけください。皆さまとお会いできることを心から楽しみにしています。

最後の最後に、弊社マーケ責任者のブログのなかのロケットの話が好きで、内容を引用します。

ロケットに乗れ。企業が急成長し、大きな影響力を持っているとき、キャリアはそれ自体で決まる。企業が急成長していなかったり、その使命がそれほど重要でなかったりするときは、停滞と政治がやってくるときだ。ロケットの座席を勧められたら、どの座席か聞くな。ただ乗ればいい。

Sheryl Sandberg To Harvard Biz Grads: 'Find A Rocket Ship'

IVRyはロケットのひとつであると思います。

一緒にロケットにのって、最高の技術を、すべての企業に届けていきましょう!

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