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スタートアップのサービスではインフラコストはかけられない その2

こんにちは、dotDで愛犬/ペットのお散歩・健康の記録管理アプリであるonedogの開発を担当している遠藤です。

前回、インデックスの作成及び不要なUPDATE削除の対応によりDBの負荷を軽減させたことで、DBインスタンスのスペックダウンを行うことでインフラコスト削減につなげる事ができました。

今回の取り組み

今回はコスト削減施策の第2弾として、AWSのリージョンにより利用料金が異なる事に着目し、開発環境を利用料金のより安いリージョンへ移動させることで、インフラコストの削減を狙いました。

移動先リージョンの選定

もともと本番環境と同様に東京リージョンで開発環境を稼働させていました。
東京リージョンよりも安いリージョンにお引越しするために、まずはどのリージョンが良いか選定を行いました。
RDSの特定スペックで、各地域のリージョンの月額利用料をAWS Pricing Calculatorを利用して比較してみました。
その結果、米国東部地域のリージョンが一番価格が安い事が分かり、引越し先を「バージニア北部リージョン」へ決めました。
AWSのサービス数が一番多いのもこのバージニアなので、新しいサービスを開発環境で試してみるなどできるメリットもあります。
デメリットとしては物理的な距離が遠いためレスポンス時間に問題が出る事がありますが、今回は開発環境のため問題ありません。

リージョン別月額利用料

利用額の削減率

東京リージョンからバージニア北部リージョンへ移行することで24%ほど削減できる事が分かりました。

削減率

環境のお引越し

リージョン間のお引越しは、単純にコピーとはいかず最初から構築し直すことになりました。今回実際の構築はチームメンバのサーバサイドエンジニアの梅田にやってもらいました。お引越し構築の詳細については彼に託そうと思います(笑)
お引越し構築時は東京リージョンとバージニア北部リージョンで並行稼働させたため、その分利用料金は増えてしまいましたがそれでも毎月毎月利用料がかかってしまうので、一時的に増えたとしても安いリージョンへ引越しをした後はその分も相殺していきます。
また、ここでお引越しのメリットとしては、環境構築を最初から行うことができた事です。
開発環境は我々がdotDにジョインする前からすでに構築されていたものだったので、突発的に環境の再構築が必要になってもすぐ対応できない状態でした。今後何かが発生したとしても再構築する事ができる自信を引越し作業を通じて得られたのはとても大きい事だったと思います。

次回予告

次回、onedogの要の機能であるおさんぽ機能のデータを保存しているOpen Searchサービスの廃止をすることによるコスト削減についてお話したいと思っていますのでお楽しみに。

さいごに

dotDでは一緒にサービスを作ってくれる仲間を大募集中です!
副業から参画でも全く問題ありませんので、すこしでも興味を持たれた方がおられましたら、お気軽にお声がけください!!

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