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STが考える回復期リハ病棟①

こんにちは。

日頃回復期リハ病棟で働いている私が、STが考える回復期リハ病棟についてまとめていきたいと思います。

主に日頃働いているうえで考える私見を含みお伝えしていきたいと思いますので、そこはご容赦ください。

今回は回復期リハ病棟で働くSTとして、多職種連携をしていくコツについて、お伝えしていきたいと思います。

明日から1つでも実践できるような内容を紹介していきます。


はじめに回復期リハビリテーション病棟について

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回復期で働くみなさんはご存知でしょうか?

セラピスト10か条、PTOTST5か条が示されています。
詳しくはリンクを参照ください。


STがどんなことに関われるか?

回復期リハ病棟におけるセラピスト10か条、ST5か条は働いている方にとっては当たり前かもしれませんが、だからこそ重要なことが示されています。

私はSTとして、このように考えています。

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回復期のSTがADLの改善、在宅復帰に繋がる関わりって実際の現場では、難しいと考えている方も多いのではないでしょうか?

私が考える回復期STの課題としては多職種と、どううまく連携していくかがより良いADLの改善や在宅復帰に繋がっていくポイントと考えています。

そこで今回は私が実践している多職種連携のコツについて紹介していきたいと思います。


多職種連携をしていくコツ

●脱ST室!
STがやっていることの見える化
患者さんとの効果的な関わり方を見てもらう
「こんなこともできるんですね!」「こう話しかければいいんですね」などの声があがることも多いです
他の職種はSTのリハ場面を意外とみんな見てくれますよ

●STから積極的に話しかけよう
看護師や介護士の方々に「食事は摂れていますか?」「単語が出るようになってきましたが、どうですか?」と一言話しかけるのが第一歩だと思います

●日常的な情報を共有しよう
患者さんの趣味や好きなこと、今の気持ち、家族の情報など
例えば「障害受容が進んで落ち込んでいる」「実は身体リハで疲れている」「もともと警察官でプライドが高い」など
訓練中にSTが引き出すのもSTの重要なリハビリテーションだと思います
引き出しだ内容を発信!
「担当チームに声をかける」、「カルテに残す」など

●受信も意識しよう
情報の発信だけでなく、病棟でのADL、コミュニケーション状況、食事摂取量や栄養状態、身体リハでの疲労度など
アンテナを立てることが重要!
カルテでの情報収集、担当チームから聴取、空き時間で他リハ場面見学など


以上簡単ですがまとめてみました。

STとして、チームの一員として、明日からすぐできることですよね。

言われてみると当たり前かもしれませんが、意識が薄れてしまうことも多いと思います。

明日から1つでも意識して取り組んでみることで、STとしてチームの一員としての役割の一つになりますし、何より患者さんのためになります!

ぜひ取り組んでみてください!

(有名な先生方も講義や講演、SNSなどで発信されている内容と重複しているかもしれません。私もその先生方から学んだ内容を実践して、経験をもとに重要なことを自分の言葉でまとめています。ご理解をお願いします。)


このように回復期STとして、少しでも役に立つ情報を発信していきたいと思います。

次回も気長にお待ちいただけると幸いです。


おわり☆




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