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【SDGsを知る】機関投資家がESG情報を重視する理由とは?

近年、ESG(環境・社会・ガバナンス)を考慮するESG投資が、投資のメインストリームになりつつあります。企業側は、従来の財務情報にESGなどの非財務情報を組み合わせた統合報告書の発行に取り組んでいます。

今回は、機関投資家とESG情報の関係を整理してお伝えします。

7割の投資家がESG情報を重視

機関投資家とESG情報

上記は、投資の際にどの程度ESG情報を重視するかという機関投資家へのアンケートの結果です。これを見ると、7割の投資家がESG情報を重視していることが分かります。

大部分の投資家は企業のESGへの取り組みを注視しています。ですから、企業側は統合報告書の発行をするなどIR活動を強化しているわけです。では、なぜ機関投資家はESGを重視するのでしょうか。

ESG情報と長期的な企業価値向上の関係

機関投資家がESG情報を重視する理由

上記は、機関投資家に対する「なぜESG情報を重視するのですか?」というアンケート調査の結果をまとめたものです。棒グラフの濃い色から、最も重視する理由、2番目に重視する理由、3番目に重視する理由を示します。

これを見ると、機関投資家がESG情報を重視するのは、それが長期的な企業価値向上に繋がると考えているためだと分かります。ESGへの取り組みを進める企業は、それだけ持続可能なビジネスだというわけです。

反対に、化石燃料やタバコ産業といった環境や社会にネガティブとされる業界に属する企業にとっては、強い逆風が吹いています。

今回は以上です。

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