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ライティングに集中できない

好きなライティングだけできるわけじゃない

先にお伝えしておきます。全然真面目な話ではありませんのであしからず。

案件として請け負うWeb記事のライティングなどは、調べ物が多いし、結構やったと思っても全然進んでないし、そもそも興味ない分野を書くことも多々あるし、正直言って大変ですよね。

お金を頂くとはそういうもんだ。好きでライターを選んだんだろ。

という正論は重々承知しているのですが、やっぱりつまらないと感じてしまう日もあります。たいていは単価低いですし。

Web記事のライティングなどで鬱憤が溜まると、「なんかつまんなーい。面白いことやってー」と私の中のギャルが喚き出します。

よくわからないですか?

では先にこのギャルの解像度を上げておきましょう。

私の心の中のギャル「チロル」

チロルは現在20歳で、名前を聞いたことがあるようなないような大学に通っています。単位の取得は友達とのネットワークがあるので苦労していません。大学には友達に会いに行っている感覚です。

朝はまっすぐ教室に向かうことはなく、絶対に友達と待ち合わせてセブンに寄り、お菓子や飲み物を買います。

気分に合う飲み物が置いていない場合、「スタバ飲みたーい」とおもむろに言います。友達のアカネに「ねー、わかるー」と言ってもらえるまで言い続けます。チロルは少ししつこいのです。

授業に少し遅刻し、なるべく後ろの席に陣取ります。一番後ろの席が埋まっていると、「はあ?意味わかんない。なんで混んでんの?」と言います。チロルは何でも口に出してしまいます。

座ったら教科書ではなくスマホを開き、TikTokやSNSをひと通りチェックしまくります。このとき表情は一切変えません。真顔です。真顔でいいねやコメントをしまくります。

今日は渋谷で飲み会があるので、午後の授業には出ないことにしました。飲み会があるなら仕方がありません。

早めにアカネたちと渋谷に行き、ぶらぶらしてスタバ寄ろう〜という話になりました。完璧な計画です。

飲み会にはミクが呼んだ男共が来るようです。良い男と出会えるかもしれません。

「てか今日まじで飲み会すんの?だるくない?」と言いながらも、少しだけ胸が高まります。

だけど残念。チロル的に飲み会はあまり盛り上がりませんでした。チロルの好きな、気だるげ黒髪イケメンが一人もいなかったからです。

アカネからは「きょう当たりだ!」という連絡が来ていました。そうかそうか良かったなアカネ。こいつら全部あげるわ。

チロルはお酒も入り、なんかもうどうでも良くなってきました。帰ってネトフリを見たいという気持ちが抑えられません。

会話の流れをぶった切って、「なんかつまんなーい。面白いことやってー」とチロルが喚き出します。

特に空気が悪くなることもなく、「おっけ〜、じゃ俺これ一気に食べるわ。見てて」と名前も忘れた男Aが言いました。熱々の卵焼きの皿を持っています。

あれ、意外と面白そうな予感。とチロルは思いました。

だけど男はチロルが思い描いていたように卵焼きにがっついてくれず、手で少し触って「熱っ!いやこれ熱っ!」と繰り返すのみです。0点です。

熱々の卵焼きを口に放り込んで、それを横にいる男Bに向かってはき出し、男Bも「熱ーーっ!」とうろたえる。チロル的にはこの流れがベストでした。この男共はダチョウ倶楽部を知らないのでしょうか。

もしくは、顔を真っ赤にして泣きながら熱々の卵焼きを頬張る、でも良かったのです。男Aはガキ使を見たことがないのでしょうか。

一応「おっけ、ありがと」と男Aに伝えました。チロルはお礼が言える、育ちの良いギャルなのです。

0点のパフォーマンスを見せられたせいで、チロルはもっとテンションが下がってしまいました。かわいそうなチロル。元気出して。

結局その日は一次会でチロルは帰りました。残ったメンバーがどうしたのか知りません。興味がないフリをしていますが、明日必ずアカネやミクに聞くことでしょう。

1Kのマンションに帰ってきてネトフリを開き、サンクチュアリの続きを見ます。もう2周目です。

「いやこれまじあちぃわww」そんなことを呟きながら、今日もチロルの一日は終わるのでした。

おしまい

こんなことやってちゃいけない

この記事自体、Web記事のライティングに集中できなくて書き始めたものです。こんなことやってちゃいけません。だから納期ギリギリになっていつも焦るんです。

なのでライティング仕事がつまらない、集中できないからといって、目の前の仕事と真剣に向き合わずにナアナアでこなしていると、いつか後悔します。

短期的な後悔で済めばマシですが、取り返しのつかない後悔につながる可能性だってあります。

この記事を通じて、Web記事のライティングに集中できない時にやってはいけないことを、身をもってお伝えしました。

じゃあ、ライティングがつまらない、集中できないと感じた時にどうするか。
答えは簡単です。

「書けよ」

左ききのエレンが言ってましたよね。エレンでは正しくは「描けよ」ですが、ライターに置き換えれば「書けよ」になります。

ごちゃごちゃ余計なこと考えている暇があったら、読み手のために文章を書く。それがプロのライターってやつだと思います。

でもやっぱり書けないときは書けない。うーんうーんとパソコンの前で唸っていても時間の無駄です。翌朝すっきり目覚めた後に書いてみたら、あっという間に終わるかもしれません。「いつの自分にこの仕事を任せるか」をよく考えましょう。

ふう〜。熱い話をしてしまいましたね。でもチロルは「いやいやお前なんかよりサンクチュアリのほうが熱いから」と言っています。ギャルってサンクチュアリ見るんですかね?よくわかりません。

お読みいただきありがとうございました!ではまた!

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