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ここからはじめよう Vol.04

半年を振り返って

この休学した半年間を振り返ってみると、本当にあっという間でしたが、その一方ですごく充実した半年間でした。

3回に分けてブログに書いたプロジェクトはそこまで教育から離れていませんでしたが、実際の実務は教育とは大きく離れた部分もあり、毎日新しいことを学べて楽しいけれど、混乱しているという感じでした。

大学をとびだして、いろんな人に会い、いろんな経験をし、いろんな失敗をしたことで、今まで気が付かなかった自分に気付くことができました。そういう気付きを少しここで書いていけたらなと思っています。

1.自己の変化に敏感である

本当に自分の中で大きな気づきは自分は外よりも内の変化に敏感だということでした。

「自分は今こういうことに不安を感じている」
「○〇することは嫌だ、不快だ」
「今日は体調がいつもと違う」

こういった自分の中で起こっている感情や体調の変化についてはすごく繊細に感じ取れていたと思いました。

そもそも教育に興味が出てきたことも、「教える」とか「学ぶ」ということももちろんですが、「自分が新しいことを学ぶこと」や「自身が学び続けること」にも興味があったからかもしれません。

その一方で他者の機微には鈍感な部分もあるなぁと。(笑)
時に言い過ぎてしまったり、考えてあげられなかったり・・・。
そういったざっくりとした対応に傷ついていた人もいたかもしれないと今更ながら反省しております。コミュニケーションが得意だと思っていましたが自分はむしろ伝えるのが少し得意なだけで、受け取るのはまだまだ下手くそですね。
その意識を大切にしながら「対話する」ことはこれから意識していきたいです。

2.知らない人のためには頑張れない

これも「研究がんばるぞ~」とまだ思っていた修士1年のころにはまったく気付きませんでした。

僕自身は自分のことを情にあつい人間だと思っていたのですが(笑)
よくよく考えると結構ドライなのかもなと。

正直、地球の裏側で子どもたちが飢饉で困っていますと言われても、「うん、確かにかわいそう」とは思うけど、それで募金するとかはあまりしたことがないし、そういった貧困国に行って子どもたちを助けようということは全く思いませんでした。

でも、目の前でおばあさんが転んだら助けたいと思うし、僕が知っている人が困っていたら何とかしてあげたいと思う。
僕自身の感覚がまだまだそれくらいの規模間なのかなと思いました。

グローバルにみんなを助けるとかは想像できないけど、でも今長野県で、長野市で、小布施町で困っている人、特に教育や自分自身が関われる範囲でなら何とかお手伝いできないか、必死に考えたいと強く感じました。

とかなんとか考えていたら、「ADHD傾向が高いほど利他的動機づけの影響を大きく受ける」という「ホンマでっか」な研究がされておりました。

ほんとかどうかわからないけれど、そういった児童生徒への支援の一つとして面白いな~とか思ったり。○○ちゃんのために頑張ろう!っていうと頑張れるやんちゃな男の子っていたなぁとも思ったり。(笑)

大元は以下の論文のようです。

まぁ僕がそういった傾向があるかどうかはさておき。(笑)
自分が何にモチベーションを持ち、どのようにして自身にドライブをかけることができるのかということを知れたのは大きかったと思います。

3.コミュニケーションが意外と苦手

これが自分の中では一番衝撃的だったかもしれません、(笑)

これは1でも書いた通り「伝えることは得意かもしれないが、相手の気持ちや意図を汲む」という行為が思っていたよりも苦手です。
話ながら考えている間に相手のことを置き去りにしてしまうのかなと思います。

いい悪いありますが、ファシリテートやコーディネートをスキルとして学ぶ時にこれは致命的なので・・・(汗)。
これからは相手が何を言いたいのか自分のなかで咀嚼して話を進めるということをなるべく意識していければと思います。

4.5つの強み

まぁ色々弱点も見えてきましたが秋にStrength Finderという自己分析的なものを受けまして。(唐突)

これは人の特性34種類に分け、分析テストを受けるとその特性を強い順に並べて上から5つまで教えてくれるというものです。(課金すると全部見れるらしいのですが、僕は貧乏学生なので一番安いのにしました。(笑))

僕の5つの強みはこれでした。

最上志向は何か一番じゃないと気が済まないという特性。
逆に一番なら何でもいいみたいなところがあるので、ほかの人とは違う道に行くこともあるそうです。ふむふむ、まさにその通りですな。(笑)

収集心はコレクター志向みたいなかんじですかね。割と知識や情報、モノを集めるのが得意という傾向。
これも昔から漫画とかも全巻セットで買えないから読みたいけど買わないみたいな謎の行動をとっていました。
ちなみに余談ですが、こういった知識収集欲を満たすために、信大教育学部の教授陣が何の専門家で何を研究しているかはあらかた調べました。←
論文を全員分読むことまではできていませんが、信大教育学部の子と話すときにはどなたが指導教員ですか?ということを聞いて15分くらい間を持たせることができるという謎スキルを習得しました。(笑)

着想はいろんな情報を受けることで、アイデアを膨らませるのが得意という特性ですね。新しいもの好きが高じて確かにいろいろ考えるのは好きかもなぁと思います。ちなみにこれを勧めていただいた方からのレクチャーによると収集心×着想は自分で情報を集めて、そこからアイデアを膨らませるということが1人でできるそうです。これは別々の人が持っていてもいいのですが、自己完結させることができるとのことでした。

学習欲は言わずもがなです。勉強すんのが好き。まぁそうじゃなきゃ大学院とか行かないよね。(笑)おそらく収集心と掛け合わせて、方向性が学問に向きやすかったのはあるのかもしれないですね。

そして最後がコミュニケーション
あれ?お前さっき苦手って言ってたじゃん?
と思いましたよね。
そうです。
でもこれはどうやら翻訳の問題だそうで、実際上は「言語化。言葉で伝える」くらいが正しいそうです。
要するに聞くってことは含まれていないんですね~(笑)。プレゼンテーションが上手な人が、割と多いそうです。

そして面白いのが、学習欲×コミュニケーション。これらを組み合わせると、自分が飛び込んでいった先の環境で自ら学習し、言語化して反復することで、自分にはなかった能力を習得できるという特性があるかもしれないと言われました。

「ざっくりいえば見たら真似できるに近いかも。」

なにその超カッコイイ能力・・・!

すごい!そんなNA〇UTOの写〇眼みたいな特性あったなんて!!!

「まぁだから自分の実力よりもちょっと上の環境に行く方がいいかもしれないね。」

これを聞いた時に、小布施に通うことはこれからのぼくにとって、大事なことなのかもしれない。今はできないことだらけで、大学院の時みたいに、後輩に偉そうに話をしてヘラヘラすることはできないけど、僕自身のために必要なことなのかもしれない。これからもっともっと学んでいくチャンスなんだと感じました。

加えてですが、よくよく冷静に考えると、小布施のお師匠さんと1年間ずっとプロジェクトやっていたんだ(2018年の2月~2019年の2月くらい?)と思うと、僕わりと頑張ってくらいついていたなと自分を少し褒めたくなりました。(笑)
まぁその倍くらい残念なところもありましたが、それはそれで自分にとって大事な学びになりました。

まだまだ学ばなくちゃいけない事だらけで、どうにもならない時もあるけれど、僕の弱みと強みを合わせて教えてもらった分を返していけたらなと。

この半年間お世話になった皆様ありがとうございました。
今後とも平岡をよろしくお願いいたします。


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