見出し画像

トレーニングって難しい!

激務

仕事が再開してから朝から晩まで働きっぱなしで全くnoteに触れれていなかった…
すいません!

今回は私がかつてお世話になっていた方が話していた内容がとーっても面白かったので紹介です!

機能解剖学

椅子に座って、片方の内側広筋に触れたまま、膝を伸ばしていき、160度くらいにする。
膝を固定したまま股関節を屈曲して、椅子から脚を浮かす。
内側広筋はゆるい、大腿直筋がカチカチになる。
つま先で壁に押し付けたり椅子を持ち上げようとして、力をかなり入れても内側広筋はふにゃふにゃなまま。
膝の伸展力の要求は増えたはずなのに、全然使われていない。

もちろん必要ないからだ。
立ってまま股関節屈曲の力を使ってつま先で壁を押してもいいが、強く力を入れると疲れるのは大腿直筋。内側広筋はぷにぷに。
これは股関節の屈曲力と膝の伸展力をどれくらいの割合で求められているのかと言う話。
股関節の屈曲力を強く求められるので、大腿直筋が働くと、膝の伸展に必要な力をほとんど満たしてしまうので、内側広筋が働く必要がない。
これは膝だけをみていては使われる筋が何かを知ることは出来ないことを意味し、膝に限った話でもない。
単関節筋と多関節筋が関与する全ての関節で起こる話。

膝の場合、大腿直筋が機能不全を起こしていたら、膝の伸展の筋と股関節の屈曲の筋が別々に働いて似た動きをする、それが代償動作。
代償動作はあくまで似た動きであって、同じ動きにはならない。付着部や走行が違うからだ。

それを理解していると、動作分析で代償動作をみつけやすくなるし、筋力テストでも、単に筋力だけでなく、余分な動きなど見分けることで、正確な評価が出来るようになる。
過緊張でも弛緩でも、触診で発見できれば、それに伴う他の筋の状態も想像できるので、他の確認するべき筋のあたりもつけられる。

さらにリハビリやウェイトトレーニングで本当に発達させたい部位に負荷をかける方法を知ることができるし、その際の注意点なども自ずと知ることができる。
つまり、徒手抵抗で筋を分離して評価することもできるし、徒手抵抗で狙った部位のトレーニングが出来るようにもなる。

全ては機能解剖学への理解からくる話

なるほど。

リハビリをやっていたこともあるのですが、理解の難易度でいえば、トレーニング処方がその他様々なものと比較して一番難しいんじゃないかって思ったりもします。

あなたの日常にフィットネスを。

この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?