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留学フェアとオタワと留学自己手配

カナダ大使館主催留学フェアでの収穫

留学の実現へ向けたはじめの一歩は「トビ立て!」にエントリーすることだった。高校の授業の一環で研究していたテーマのフィールドワークのために、トロントでの留学を目指してエントリーシートを作成し応募したが、ロングは20倍以上の倍率だったこともあり、敢え無く敗退。しかし、人間”ダメ”となると余計にそれが価値あるものに思えてくるもので、ご多分に漏れず何とかして成し遂げたいという意欲に掻き立てられた次男の、留学したい熱は高まっていく。もちろん、カワイイ末っ子が行きたいとあらば、行きたいの?そういいわよ、と一も二もなくゴーサインを出してあげたいのだが、できれば少しディスカウントした費用で行ってもらいたいなーと親としては思っていた。

ちょうどその頃、カナダ大使館主催の留学フェアの広告を見つけ次男と行くことに。多くの教育委員会やカレッジ、大学、語学学校などが一堂に会してブースを開き、参加者が各ブースへ自由に話を聞きに行くシステム。まずはその当時意中だったトロントの教育委員会(TDSB)ブースへ立ち寄った。

ブースには学生らしき通訳と現地担当者が座っていて、私たち二人の拙い英語と通訳さんの手助けを借りつつ、トロントへ留学するためのフローについて尋ねてみた。ふむふむ、オンラインで申し込むだけ?!か、それなら自力でできそうな気がする。長男がアメリカ留学した時に、ずいぶんとエージェントに支払った記憶があるから、自力でできるのであればかなりディスカウントできるはず、と俄然身を乗り出して話に聞き入った。「でも、自信がないならエージェントに頼んだ方がいいと思いますよ」とのアドバイスもありがたく頂戴したが、よくよく話を聞いてみると、学校のアプライとホームステイの手配はそれぞれ別途行うシステムらしい。

そこで、今度はホームステイエージェントのブースに行ってみると、そこはオタワ教育委員会(OCDSB)との共同ブース。ホームステイの手配の仕方について説明を受けていると、隣に座るおっちゃん(後に留学生セクションのトップだと知る(汗))が「トロントがいいの?でもオタワもいいよ~」とニコニコしながらお勧めするので、とりあえずパンフレットを手にしてみた。オタワ?ああ、首都ね、と、さして気にも留めなかったのだが、成り行きでさらに話を聞いていくと、OCDSBの学校にアプライするだけで、連動してホームステイエージェントであるカナダホームスティネットワークに連絡が行き、ホストファミリー選定手続きが進んでいくシステムだと説明されたのだ。これはいいかもしれない!

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ラクロスはアイスホッケーと共にカナダの国技

オタワっていいかも?!

その日は各種パンフレットをもらって家に帰り、じっくり見返していると、俄然オタワがよく思えてくる。綺麗な街並み、古き良き時代の建造物、博物館や図書館などのアカデミックな施設がたくさんあること、首都ゆえに治安がいいことなどなど。冬の寒さは半端なく、マイナス30度にもなるらしいのも、家にいる時間が長い=否応にも勉強する状況になるだろうというポジ要素。これは推測だが、首都だけに公的機関で働く人が多く、ホストもそうした家庭に割り当てられる可能性が高いのではないかと目論んでみた。また、直行便がなく日本からのアクセスが悪いので、バンクーバーやトロントに比べて日本人比率が圧倒的に低いことも非常に好ましい。

翌日、フェア2日目は次男一人で赴き、オタワ以外のオンタリオ州の学校や、BC州の教育委員会を隈なく廻り話を聞き、メアドや中にはLINEの連絡先を交換したりして帰宅後にも担当者とコンタクトした次男。親子で思案に思案を重ね、”エージェント使わずに自力で(私と協力して)手配すること”を条件として、オタワへ留学することで親子合意に至る。

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カナダ大使館から赤坂御所方面

留学は行くものではなくDoするもの

自力手配はかなりの労力と時間を費やすことになったけれど、”留学は行くものではなくするもの”、という意識の醸成に一役を買ったことは間違いない。むしろダイレクトにやり取りできる関係があることのメリットと、留学延長を検討する際には、大いに恩恵をもたらしてくれることになった。

ロックダウン中のオタワの街↓↓

https://www.cbc.ca/news/canada/ottawa/ottawa-drone-video-covid-1.5535799?fbclid=IwAR18vO_gz-gr8BRRFnz5cmXmDSfgmNVBO87YXV8Be-o1ioTYhn3XhjUe85M


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