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5歳の息子が教えてくれた前置詞の真理

英会話教室に通う5歳の息子がいます。最近は「sugar は砂糖のことだよ」「今は、Decemberだよ」と、レッスンで教わったことを丁寧に私に教えてくれたり、毎回楽しそうにしています。

そんな息子が先日、「in」「on」などの"前置詞"を習ってきました。

「これがin、これがon、これがunder…」と、まだ小さい手を使って説明してくれました。パーでグーを包んだり、パーの上にグーを乗せたり、後ろに隠したり…

「中に入ってるんだね」「上に乗ってる!」など、私は返事をしつつ、幼児向けでも、ただ歌ったり踊ったりするだけでなく、そういうことも教えてくれるのか〜とちょっと教室に感謝していました。

そして息子が最後に言いました。「in とか underは、日本語バージョンがないんだよ」

「…なるほど!!!」と私はまあまあ大きい声で返事をしてしまいました。

本人がそう思ったのか、先生にそう教わったのかはわかりません。でも「日本語バージョンがない」と言う概念が私の長年のもやもやした悩みをその一瞬で晴らしてくれました。


今年、本格的に英語の学び直しを始めてから、…いや数十年前の大学受験勉強くらいから、「前置詞の捉え方って難しいな」とずっと思っていました。書くときに必要か不要かもはっきりは判断できないし、訳すのも難しいし…

わかりやすく図やイメージイラストにした解説などもありますが、いまいち自分にしっくりくるものもなく、ずっと苦手意識をもっていました。

「りんご=apple」のように、さっと取って変われるものがないと言うことは、イメージもしにくい。直接は訳せないし、理解も難しいよなと納得。「しょうがない!」と言う諦めから、「頭の中で、その概念を組み立てる方向で頑張ろ」と言う気持ちに切り替えられました。

聞いてから調べてみたら、日本語では「助詞」が近い働きをするみたいです。(「〜で」「〜に」など)ですが直接対応するものはないみたいです。


子供達が毎日色々吸収している姿を見ていると、私も、もっと「英語が世界をどう表現しているのか」を知りたい、と言う好奇心が自然と湧いてきます。「日本語バージョンがない」と言うのは、前置詞だけでなくてどの英語にも言えることなのかもしれません。毎日勉強しているとそんな気もしてきました。


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shumieigo
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