松井 周

劇作家・演出家・俳優・小説家・劇団サンプル主宰。 2019年12月にinseparab…

松井 周

劇作家・演出家・俳優・小説家・劇団サンプル主宰。 2019年12月にinseparable「変半身(かわりみ)」原案:村田沙耶香・松井 周 脚本・演出:松井周を発表。 2020年12月上演「てにあまる」脚本担当。

マガジン

  • サンプルWS2022「起こす」開催レポート

    2022年9月に実施した、サンプルWS2022「起こす」の開催レポートです。講師:松井周、杉山至、和田夏実、堂本教子

  • 松井周の標本室 路地アーカイブ

    松井周の標本室では、「標本」をキーワードに、ゲストとお話しするイベントを定期的に行っています。演劇というジャンルに限らずインディペンデントにご自身のテーマを探求されているプロフェッショナルをお招きし、創作におけるヒントをゆったりと探ります。

  • サンプル・ワークショップ2021『ほり出す。』開催レポート

    2021年7月17日(土)~18日(日)に開催されたサンプル・ワークショップのレポートです。ワークショップ参加者に、参加者の目線からどのような体験があったかまとめていただきました! 〈戯曲〉松井周『もしも自分が…』 〈演出〉松井周『ピントを合わせる、脱線する』 〈介護〉菅原直樹『老いと演劇のワークショップ』 〈文化人類学〉磯野真穂『北千住で呪術を探す』 〈セノグラフィ〉杉山至『セノグラフィからアフターコロナのパフォーミングアートの可能性を探る2021』

  • サンプル・ワークショップ2020『出す。』開催レポート

    2020 年は『出す。』をテーマにサンプル・ワークショップを実施しました。 スタディ・グループ「松井周の標本室」メンバーが書いた開催レポートをこちらのマガジンにまとめています。 サンプル・ワークショップとは: 「価値観を揺さぶる」ことを目的とした社会人向けのワークショップ。2011年より神奈川・東京・北海道・新潟で行ってきました。

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最近の記事

演劇は、私たちが今居る、それぞれの場所から立ち上がる|松井周「小さな摩擦を起こす」WS開催レポート

本記事は、2022年9月23日〜25日に開催されたサンプル・ワークショプ2022「起こす」の開催レポートです。 (執筆:池澤一廣 編集:松井周の標本室) はじめに私は普段、栃木県でひとり会社のオーナーとして、業務システムの製作などの仕事をしています。 2001年にナマの演劇というものをはじめてみて、2002年に大駱駝艦の「無尽塾」で舞踏に足を踏み入れてからは、ダンスやったりみたり演劇みたりしてきました。 大駱駝艦はもちろんですが、ダンスは、もう亡くなられた黒沢美香さんが

    • 感覚、無意識、それらの境界について|インタープリター・和田夏実「存在の行方を、細胞に問う」WS開催レポート

      本記事は、2022年9月23日〜25日に開催されたサンプル・ワークショプ2022「起こす」の開催レポートです。 (執筆:渚まな美 編集:松井周の標本室) はじめにまずは、みなさんの普段の生活について思い返してみてください。 朝起きて、身支度をして、家を出ます。 どのように電車に乗り、どのように目的地に向かっていますか? 音楽を聴く人、動画をみる人、いろいろかと思います。 そして仕事をしたり、友達と会ったりして帰宅し、ご飯を食べ、眠りにつく。 1日の中で、「意識的」に使っ

      • 舌と手は同じだった!?内臓から感覚をとことん「起こ」してみる|セノグラファー・杉山至「セノグラフィーからアフターコロナのパフォーミングアートの可能性を探る2022」WS開催レポート

        本記事は、2022年9月23日〜25日に開催されたサンプル・ワークショプ2022「起こす」の開催レポートです。 (執筆:中山美里 編集:松井周の標本室) はじめにコロナによる影響を考えると、どんなことが思い浮かびますか? 私は経済的な面ばかり思い浮かびます。特に印象的だったのが飲食店の営業時間制限です。飲食店でバイトをしていて、制限によって働く時間が短くなり、その分収入が減ったのを覚えています。演劇界でも、感染者が出てしまった為に本番が行えず大赤字になってしまった話を耳

        • うふふ。な妄想を|舞台衣裳家・堂本教子「素敵な妄想」WS開催レポート

          本記事は、2022年9月23日〜25日に開催されたサンプル・ワークショプ2022「起こす」の開催レポートです。 (執筆:星洸佳 編集:松井周の標本室) はじめにみなさんは最近妄想していますか? 私の話になりますが、物心ついた頃は妄想ばかりしていました。スパンコールの付いたドレスを着て、プラスチックの指輪をはめて、魔法のステッキを持って、かぼちゃパンツを履いた王子様が空を飛んで迎えに来てくれると信じていたあの日。幼き私は妄想にうつつを抜かして、プリンセスにも魔法使いにもな

        演劇は、私たちが今居る、それぞれの場所から立ち上がる|松井周「小さな摩擦を起こす」WS開催レポート

        • 感覚、無意識、それらの境界について|インタープリター・和田夏実「存在の行方を、細胞に問う」WS開催レポート

        • 舌と手は同じだった!?内臓から感覚をとことん「起こ」してみる|セノグラファー・杉山至「セノグラフィーからアフターコロナのパフォーミングアートの可能性を探る2022」WS開催レポート

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          松井周×米光一成 「ゲームと演劇の交差点」|標本室 路地#6

          第6回路地のゲストは、ゲーム作家の米光一成さん。「標本」をキーワードに対談を行いました。アーカイブ動画を公開致しますので、よろしければご覧ください。 ■イベント概要 松井周の標本室 路地#6 松井周×米光一成 「ゲームと演劇の交差点」 2022年6月3日(金) 19:00~ (約120分) ※対談の様子を一部、松井周のMonthly Letter7月号、8月号で公開いたします。ご登録はこちらから。(無料) ■ゲストプロフィール 米光一成さん ■コンテンツ ・ゲーム

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          松井周×米光一成 「ゲームと演劇の交差点」|標本室 路…

          あたらしく、なつかしいもの|サンプル・ワークショップ2021『ほり出す。』〈セノグラフィ〉開催レポート

          懐かしい景色はありますか? 大切にしている思い出、もしくは、よくわからないけど忘れられない、匂いや音、湿度はありますか? 実はそれ、いま・ここにて、もう一度見つけられます! 2021年7月18日に、セノグラファー・杉山至さんのもと、ワークショップ『セノグラフィーからアフターコロナのパフォーミングアートの可能性を探る2021』が開催されました。 昨年に引き続き2年連続で参加してくれた標本室メンバーによる振り返りレポートをお届けします。 〈書き手:大森唯香 編集:松井周の標

          あたらしく、なつかしいもの|サンプル・ワークショップ2021『ほり出す。』〈セノグラフィ〉開催レポート

          どうしようもない時は、呪術!〜北千住には呪術がいっぱい!?|サンプル・ワークショップ2021『ほり出す。』〈文化人類学〉開催レポート

          2021年7月18日に、文化人類学者の磯野真穂さんを講師に「北千住で呪術を探す」ワークショップを開催しました。 北千住…?呪術…?そう思われる方も多いかもしれません。まさにそんな思いを携えて参加したメンバーからのレポートをお届けします! 〈書き手:秋谷悠太 編集:松井周の標本室運営〉 〈ワークショップタイトル〉 『北千住で呪術を探す』 〈講師〉 磯野真穂さん 人類学者 私たちは科学の子? 「北千住で呪術をさがす」 このワークショップタイトルを目にしたときに、文化人類

          どうしようもない時は、呪術!〜北千住には呪術がいっぱい!?|サンプル・ワークショップ2021『ほり出す。』〈文化人類学〉開催レポート

          わたしは「あなたの近しい人」です|サンプル・ワークショップ2021『ほり出す。』〈介護〉開催レポート

          岡山を拠点とし、老いと演劇をテーマに活動する菅原さん。昨年に引き続き、今年もワークショップを開催していただきました。今まさに老いと介護について向き合ってきた標本室のメンバーが、自らを振り返りながらレポートを書いてくれました。 〈書き手:畑文子 編集:松井周の標本室運営〉 〈ワークショップタイトル〉 『老いと演劇のワークショップ』 〈講師〉 菅原直樹(すがわらなおき)さん  俳優・介護福祉士/「老いと演劇」OiBokkeShi主宰 写真:©︎草加和輝 ■「まえがき」という

          わたしは「あなたの近しい人」です|サンプル・ワークショップ2021『ほり出す。』〈介護〉開催レポート

          モヤモヤを形にするヒントは、石を投げてくる人|サンプル・ワークショップ2021『ほり出す。』〈戯曲〉〈演出〉開催レポート

          あなたは自分のことを、もう十分よく分かっていると思いますか? 2021年7月18日、自分を「ほり出す」ことを起点として日常を見つめ直すワークショップ『もしも自分が…』『ピントを合わせる、脱線する』を開催しました。松井周の標本室メンバーがレポートを作成してくれました! 〈書き手:佐藤鈴奈 編集:松井周の標本室運営〉 〈ワークショップタイトル〉 戯曲『もしも自分が…』 演出『ピントを合わせる、脱線する』 〈講師〉 松井周 劇作家・演出家・俳優/サンプル主宰 はじめに 私

          モヤモヤを形にするヒントは、石を投げてくる人|サンプル・ワークショップ2021『ほり出す。』〈戯曲〉〈演出〉開催レポート

          松井周×オガツカヅオ 「幽霊とどう付き合う?」|標本室路地#2

          第2回路地のゲストは、ホラー漫画家のオガツカヅオさん。「標本」をキーワードに対談を行いました。アーカイブ動画を公開致しますので、よろしければご覧ください。 ■イベント概要松井周の標本室 路地#2 松井周×オガツカヅオ 「幽霊とどう付き合う?」 2021年6月6日(日) 14:00~ (約80分) ※対談の様子を一部、松井周のMonthly Letter7月号、8月号で公開いたします。ご登録はこちらから。(無料) ※大変恐れ入りますが、29:40頃より画像に乱れがございます。

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          松井周×オガツカヅオ 「幽霊とどう付き合う?」|標本室…

          松井周×戸川純 「コロナ禍での表現活動について」 |標本室路地#1

          2021年4月18日に、松井周の標本室第2期キックオフを兼ね、女優・歌手の戸川純さんをゲストにトークイベントを行いました。「標本」をキーワードに、戸川さんとは何者なのか?!対談を行いました。アーカイブ動画を公開致しますので、よろしければご覧ください。 ■イベント概要 松井周の標本室 路地#1 松井周×戸川純 「コロナ禍での表現活動について」 2021年4月18日(日) 14:00~ (約90分) ※対談の様子を一部、松井周のMonthly Letter5月号、6月号で公開い

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          松井周×戸川純 「コロナ禍での表現活動について」 |標…

          さんきゅう倉田さんに学ぶ、お金との付き合い方|サンプル・ワークショップ2020「出す。」開催レポート#4

          お金って、知らないと損をしてしまうのに、なぜだか必死に向き合ってしまってはいけない気がする。 「お金が大好き!お金の事、もっと知りたい!」と大声で騒ぐのは何だが品がないかな、と思ってしまいませんか? そんな、距離感を測りかねるお金について、ユニークな視点で教えてくれるワークショップ「元国税局職員さんきゅう倉田の社会人として役立つお金のワークショップ」が2020年9月20日に開催されました。講師はタイトルの通り、元国税局職員で、現在はお笑い芸人であるさんきゅう倉田さん。 お

          さんきゅう倉田さんに学ぶ、お金との付き合い方|サンプル・ワークショップ2020「出す。」開催レポート#4

          一番のセルフケアは、回復魔法を”かけ合う”こと|サンプルワークショップ2020「出す。」開催レポート#2

          2020年を振り返ったらどんな1年と言えそうですか? 家にいる時間を楽しんだり、普段考えないことをゆっくり考えてみたり、自分を省みる1年だった人が多いのではないでしょうか? いつ、何からダメージを受けるか分からない今だからこそ、自分を守り、回復する手段を蓄えておくことが大切なのかもしれません。 2020年9月19日に、食を通じた養生法を提案している新田理恵さんに、「薬草と未来のセルフケア」というワークショップを開催していただきました。 「セルフケアは絶対誰かにしてもらった方

          一番のセルフケアは、回復魔法を”かけ合う”こと|サンプルワークショップ2020「出す。」開催レポート#2

          昭和生まれは、セーラームーンの夢を見るか?|サンプルワークショップ2020「出す。」レポート#6

          自分はどうして女なんだ?どうして男なんだ!?と考えたことはありますか? または、男になりたい、女になりたい、と思ったことはありますか? 2020年9月21日、女装カルチャーを作る組織を作る代表・モカさんにより「女装を体験できるワークショップ」が開催されました。 演劇の枠を超えて、価値観を揺さぶるワークショップとして何か良いテーマはないか、と考えていた時に見つけた「女装」というキーワード。 なぜ女装するの?それを考えるワークの中で浮かび上がってきたのは、軽やかに「違いを理解

          昭和生まれは、セーラームーンの夢を見るか?|サンプルワークショップ2020「出す。」レポート#6

          「出来ないこと」にワクワクできるか|サンプルワークショップ2020「出す。」開催レポート#8

          岡山県で、老いと演劇をテーマにした劇団Oibokkeshiを率いる菅原さん。劇団名は「老い」「ボケ」「死」から来ており、看板俳優は94歳の岡田忠雄さん(通称おかじい)。老いの豊かな世界を、演劇を通じて発信しています。 今回は菅原さんに「介護士はときに俳優になってもいい」というコンセプトでワークショップを実施していただきました。介護職員向けのプログラムと同じ内容とのことでしたが、日常生活の無自覚なプレッシャーを解放する革命的な体験でした! <書き手:松井周の標本室運営>

          「出来ないこと」にワクワクできるか|サンプルワークショップ2020「出す。」開催レポート#8

          自粛の身体知 ~いま、生活を豊かにするためのセノグラフィー~|サンプルワークショップ2020「出す。」レポート#7

          「セノグラフィー」ということばを、聞いたことはありますか? 聞いたことがあるという人は、「舞台美術」以外の意味を想像したことはありますか? 2020年9月22日、「セノグラフィーからアフターコロナのパフォーミングアートの可能性を探る」というワークショップが開催されました。講師は、舞台美術家である杉山至さん(以下、杉山さん)。「身体知」の体感や、まちあるきなどが組み込まれた3時間半は、密度のある学びの場となりました。 松井周の標本室メンバーがレポート記事を作成してくれました

          自粛の身体知 ~いま、生活を豊かにするためのセノグラフィー~|サンプルワークショップ2020「出す。」レポート#7