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【半径3メートルの世界】 そばにいる人がいい人だといいね

午前中、Amazonで購入したものが届いて、たまたま私がエントランスのそばにいたので受け取った。
いつもエントランス近くにいる人が荷物を受け取るが、私はなかなかそのチャンスに恵まれない。今日は久しぶりのそのチャンス。

機嫌良く扉を開けると、ショートパンツにTシャツ、短髪のお兄さんが立っていた。ちょっと重たいものだったが、直接うけとってお礼を言うとお兄さんもにこやかに挨拶をしてる。

なかなか、爽やかな感じでいい人だな。

この年齢になると自分より若い(であろう)お兄さんに接すると、色々と感想を言いたくなるものなのだ(私だけ?)

受け取った荷物を置きながら、一緒に働いている女子に声をかけた。

「今日のAmazonのお兄さん、なかなかスポーツマンっぽい爽やかな感じだったよ」

すると、彼女は
「いいな〜。私もイケメンに会いた〜い!」
と大きな声で言ってきた。

彼女は推し活もしているし、二次元でイケメンチェックも欠かさない女子なので、イケメンに飢えて(大袈裟かな)とは思えないけれど。

でも彼女は言う。
「目の前で動いて、息をしているイケメンが見たい」と。
そういうイケメンを見て癒されるのだと。

2次元ではダメなんですね。3次元でちゃんと目の前に存在しているイケメンに会いたいということのようだ。

イケメンであるかどうかは別にして、人は人と接すると癒されることがあるのだと思う。人は人によって傷つけられることもあるけれど、一方で、人に接することで安心したり、楽しい気持ちになったりする。
ただ、その人が目の前にいるだけでも癒されることもある……。

電車の中の赤ちゃんに癒されたり、高校生のたわいない会話に癒されたり。(決して聞き耳たてているわけではありません)
人のちょっとした表情に笑ってしまい(ごめんなさい)、ホッとしたり。

でも逆に、難しい顔して座っているおじさんを見ると気持ちが萎えるし、お母さんが子供を怒っている姿を見たりしたら、耳を塞ぎたくなる。

人の存在そのものも自分を取り囲む環境だとしたら、やっぱりいい人のそばにいたいし、いい人に接したい。

私にとって、今日のAmazon配達のお兄さんはいい人でした。うん、よかった。

さて、今度Amazonの荷物を受け取る時は、彼女に出てもらうことにしよう。また、あのお兄さんだったらいいね。



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