自己開示が苦手な就活生が面接に全通した面接対策
こんにちは!たまご@21卒です。
少し自己紹介をしますが、長期インターンや留学経験なし、バイトとサークルをやっていた平凡な就活生です。しかも人への自己開示がかなり苦手です。
そんな私でしたが、表題の通り、面接で一度も落ちませんでした。
友人と面接練習を行い、その友人も成果が出てきたので、役に立つのかなと思い、面接対策の仕方や気をつけていた事についてまとめました。
少しでも参考になれば幸いです。
少し分量は多いかとは思いますが、ご了承ください。
早速ですが、内容に入ります。大きく5つに分けて書きました。
〈事前準備〉
面接でのゴール:『この子と働きたい!』と思ってもらえるか
面接で一番意識していたのは、『この子と一緒に働きたい!』と思ってもらえるか、つまり自分を採用するメリットを提示することです。
フレームとしては、
①求める人物像を業務レベルまで落とし込み、言語化。
②現在抱えてる企業の課題、今後の方向性で発生してくる課題を明確にする(企業研究・OB訪等)。
③その上で、求める人物像・課題に対して、自分の強み・経験が活かせるエピソードでアピール(仕事での再現性)。
ここで、私が実践していた方法を2つ紹介します。
☑求める人物像に対して、自分が持つ引き出しを探し、ぶつける。
求める人物像に関しては、ホームページや説明会でわかるものに加えて、新聞・IRに目を通したり、競合他社のOB訪問でその会社の印象や課題を聞いたりしがら、仮説を立てました。その仮説をもとに、志望企業のOB訪問を繰り返して求める人物像をクリアにしていきました。 一部ですが、実際にしていた質問を紹介します。
〈リクルーターやOB訪問で聞いていた質問〉
・会社の好きなところ・嫌いなところは、何か?→その会社で働いている人たち・カルチャーを理解する。共通する部分が出てくると思います。現在の新卒採用において、もっとも重要視しているのは、カルチャーという話を聞いたことがあったので、本当に自分が会社にマッチしているのか確かめていました。
・会社(事業)の課題
→組織の制度であったり、事業についてだったり、聞く人の役職を変えるだけで、異なる課題が出るときもあれば、共通していることもありました。
(例)私は、御社が○○事業を行っていく上で、△△の課題があると考えたのですが、実際のところはいかがですか?※必ず自分の仮説を伝える。
上記2点の質問をすることで、企業がどのような特性をもっているのか、抱えている課題(今後抱えるであろう課題)を明確にしていき、求める人物像をクリアにしていきました。
大企業だと社員も多く、特性も多様ですが、採用されている以上、企業文化を守るために共通するモノがあると思っています。
求める人物像がある程度定まったら、社員の雰囲気や性格に合わせた髪型や話し方を真似していきました。
例えば、爽やかな人が多いなら、おでこを出して、ジェルで固めてみたり、落ち着いた人が多ければ、感情の起伏をいつもより減らし、冷静に回答したり、『自分らしさ』を崩さない程度に『この子は、うちの社員にいそう!』ということを連想させるようにしました。
企業の求める人物像に無理やり合わせるというより、企業が求めるストライクゾーンに自分らしさを売り込むことを意識していました。
☑選考官の情報を徹底的にリサーチする。
このリサーチは、最終面接に近づくほど、役に立つと思います。
事前に選考官の役職や名前が教えてもらえた場合は、Twitter やFacebookで検索し、どのようなことに興味を持ち、発信しているのか。そして、どんな人をフォローしているのかまでリサーチします。
また、企業のホームページを見たり、日経新聞・週刊ダイヤモンド等のデータベースで検索したり、面接官の関わってきた事業や歩んでいたキャリアについても把握しておき、面接のどこかで話題に挙げたり、逆質問で聞いたりしていました。(※データベースは、大学が契約してたので、大学の図書館のサイトから閲覧していました。大学によっては、閲覧できるかもしれません。)何より、選考官について調べると自然と企業理解も深まると思います。
実際に面接のフィードバックでは、度々よく企業研究ができていているという評価を頂きました。
選考官の過去の経歴から現在までの取り組みと自分の聞きたいことを組み合わせて質問すれば、企業研究の深さをアピール出来ると同時に、選考官にとって印象に残るのではないかなと思っています。
〈面接のポイント〉
①ロジック
②印象
③コミュニケーション
ポイント① ロジック
例えば、〇〇会社に入りたい→その根拠→その根拠ごとに至った事実・原体験を言う。
そして、根拠を述べるときに『反論に耐えられるか』を検証するとより説得力のある主張になると思います。
例えば、なぜ弊社なのか?という問いに対しても、『御社の○○ができるという点や△△という点が魅力に感じたから。なぜなら、私は、~~~の経験から~~~の仕事をしていきたいと考えているから。加えて、インターンに20社以上に参加し、業界問わず100社以上の社会人に会ってきた中で、○○ができるのは、御社しかないと感じたから。』(ざっくりですが、、、)
→自分の言葉の定義を明確し、実体験から得たことを言語化して差別化を図っていました。
このフレームを全てに意識することで、深堀されたとしても自己分析ができていれば、どのような質問にも答えられると思います。
ロジックについては、『1分で話せ』の本より一部抜粋してるので気になる方は読んでみてください!
ポイント② 印象
・最初の10秒に全力を注ぐ。
→自信の溢れた状態で挑める様に事前準備の徹底。(HP、IR、ネットニュース・新聞を読む、OB訪問、面接対策のイメトレ)
・姿勢、目力、笑顔に気をつける。
【目力での裏技】
→両目で相手の片目を見つめると目力が強く感じるらしいです。
Job Mangaで掲載されてるtakeさんの記事を参考にしました。
実際試してみて、面接官のウケもかなり良く有効だなと思いました。
姿勢・笑顔は、よく言われているので割愛します。
現在は、オンラインでの選考が多くなっていますが、対面でやるのであれば、必ず靴を磨いた状態で挑むといいと思います。待合室で待っていると意外と出来ていない人も多い印象でした。(これをやれば加点というより、減点されないためです。)
ポイント③ コミュニケーション
面接はあくまでもコミュニケーション。結構ありがちなのが準備してた回答に近いものを引き出して答えてしまうことだと思います。
面接において最も大事なのは、面接官の質問の意図を正確に捉えること(QAズレをなくす)だと思っています。
これに関しては場数踏むしかないのですが、私の場合は、毎回録音しておいて、終わったらすぐに聞かれた質問と回答を面接ノートに書きました。それに加えて、質問に対してより良い回答は、何だったのか?、『間』をうまく使えていたか?、声のトーンや話す時の抑揚に問題なかったか?等も含めて書いていました。そして最後に、次回のテーマを少なくとも1つは決めていました。
例えば、次の面接では、結論ファーストを徹底しよう。自然な笑顔を心がける。伝えたいポイントの前後で抑揚をつける。・・など。
この作業は、少し時間がかかってしまうので面倒なのですが、面接をやればやるほど、確実に面接の精度は、高まっていくと思います。
面接前にこのノートを振り返れば、注意しないといけない点だけではなく、正しい回答も含めて目を通せるので、おすすめします。
ここから少しテクニックの話にはなりますが、QAズレを防ぐために私がやっていたことは、”面接官の質問を繰り返す。その質問を主語にして話す”です
簡単な例ですが、「学生時代に力をいれたことは?」という質問に対して、
「私が学生時代に力を入れたことは、○○です。」といった形で答えていました。
当たり前!と思う方もいるかもしれません。
日頃からQAズレとかを意識していなかった自分は、質問を主語にする方法を実践してからQAズレが激減しました。
もし、予想にしていない質問が来ても質問内容を主語にすれば、自然とQAズレを防げますし、ズレていても途中で気づくことができるので、言い直すことが出来ました。
面接に慣れていない時は、結構使えるかなと思います。
〈面接で大事にしていたマインド〉
①面接官に『感謝と尊敬の気持ち』を持つ。
忙しい中で時間を割いてくれる感謝の気持ちと入りたい企業にいる面接官に感謝と尊敬の念を持って面接に挑んでいました。就活生が企業を選ぶ側でもありますが、人としての謙虚さや誠実さは、態度や言葉遣いに出ると思いますし、人として魅力があることが何より大事だと考えています。
②どの候補者よりも『優秀』だと思い込み、『圧倒的な自信』を持つ。
面接のポイント②でも触れましたが、圧倒的な自信を持って堂々と面接に挑んでいました。根拠のない自信も大事だと思っていますが、圧倒的な自信を与えてくれるのは、徹底的に準備しかないと思っています。
徹底的な準備をすれば、もし落ちても自分と合わなかったと諦めがつき、自分に合った企業と出会えることに近づいたと考えていました。
〈時間がなくてもこれだけはやった方がいい〉
☑ガクチカ・志望動機・自己PRについては、完璧に言えるようにすること。
→あらゆる項目に「なぜ?」を最低3回繰り返して面接対策することです。私のおすすめは、ESの文章や聞かれそうな項目を貼り付けたWordに、面接官が聞きそうな所に「コメント機能」を使って、Word上で模擬面接をしてました。
そして、丸暗記というより、大枠のロジックを覚えつつ、後はひたすら練習。大枠で覚えておけば、当日に柔軟なコミュニケーションができます。
☑前日は、30分~60分で一人二役で面接のイメトレをすること。
翌日の面接時間を想定して、イメトレをすることで、自分の面接を客観的に捉えて、最後に調整する。余裕があれば、複数回行う。
面接に挑むうえで、『なぜ就活するのか?』、『自分にとって働くとは?』、『モチベーションの源泉』を明確にしておくと、軸が出来るので、予想外の質問が来たとしても原点回帰すれば本質的な回答ができ、ある程度はクリアできると思います。
最後に
長々と書いてしまったのですが、最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
私は自己開示がかなり苦手で、強いエピソードを持っていない就活生でしたが、圧倒的な準備と改善を繰り返したのが、結果に繋がったと思っています。特別のことはせず、相手が採用するメリットについて考え、行動することと周りの友人や社会人のフィードバックを素直に取り入れることの2つだけでした。
自己開示が苦手ななたまごができたなら、私/俺もできる!!と皆さんの励みになればとても嬉しいです。そして、今回書いたnoteの画像は、アイリスという花で、『希望』・『良い便り』という花言葉を持っています。読まれた皆さんが、志望する会社に内定をもらえることを心から応援しています。
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