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あなたの挑戦は、私の挑戦。         

これは僕がクライアントと仕事を共にする時に大事にしている考え方です。

・会社を辞めて独立起業する。
・初めてプロジェクトの責任者になり、なんとしても成功に導きたい。
・先代から引き継いだ事業を、自分の代でさらに発展させたい。

僕が経営する会社は空間デザインを専門としているので、ご一緒できるのは上に挙げるような挑戦者の人たちで、おおむね事業に空間を必要とする人に限られます。

本当は全然関係ない業種の人とでも、何の役に立てるかは分からないけど、挑戦について色々話をしたい。挑戦する人の熱量はいつでも自分を鼓舞してくれる貴重な存在だから。

なので、利害関係を超えて一緒にプロジェクトを成功させようという取り組みに関われることは、この上ない楽しみがあります。

一方で、人生の岐路にある挑戦的な状況に置かれているのに、どこか他人事のように熱量がない人に声をかけられることも。

ある業種の流行のピークを過ぎそうな時期になって、その流れに乗るようにコピーを求める人、仕事が辛かっただろうことは話の内容から読み取れるけれど、それだけの理由で事業計画も疎かに独立しようとする人など。

こういう話を聞いた時は、他人の選択なのに、自分ごとように一抹の不安を覚えてつい言わなくても良い質問や、押し付けがましいアドバイスをしてしまう。そうすると当然「あー感覚合わなさそうですね」となって仕事は立ち消える。

ついでに言うと、企業のとあるプロジェクトの担当者が、自分は上から言われた仕事を粛々とこなすだけですよ。といった雰囲気でプロジェクトに取り組んでいる場合も同様です。

他人がやることだから、ビジネスと割り切ってお金を稼ぐために、培ったスキルを駆使して効率よく終わらせてしまえば、損益計算書の見栄えがすこぶるよくなるのだけど、それがどうしてもできない。

だから、目の前にいる人が自分と同じような覚悟を持っていると分かったときには、自分の心境と重ね合わせて、自分ごとのように応援したくなる。一緒に走りたくなる。

「あなたの挑戦は、私の挑戦」だ。

書きたいことがまだ長くなりそうなので、先に僕がやっている事業の情報を記載しておきます。
商号:株式会社ワサビ
主な業務:商業施設の設計監理、業態開発の企画補佐主な担当業種:ホテル・旅館 飲食店 各種物販店 教育施設 コワーキング施設 結婚式場 など
ウェブサイトはこちら

様々な背景を持った人の挑戦に関わって行きたい。
同じような感覚を持った人がいたなら、気軽に相談してほしいなぁ。
お酒ならどんな種類でも好きなのでまずは食事でもどうでしょう。空間に関係することはもちろん、小さな会社を経営するためにやってきた施策の共有でも良い。ゲームや漫画、キャンプ、サウナ、ゴルフの話題も楽しいだろうな。

あと一つ、こんがらがったイヤホンの結び目を解くことが苦手な人は、僕はパートナーとして最適だと思います。(今時のイヤホンには線はないけれども)モノゴトを整理してすっきりと視界をクリアにすることに喜びを覚える人間なので、思考があちこち飛んでいる人には頼ってもらえたら嬉しい。

どんな人と仕事を共にしたいかは示したけど、最後にクライアントになってくれる人に一つだけお願いをしておきたい。

何にでも情熱的に打ち込む、未来のクライアント候補の多くは、なんでも自分でやってしまえる人が多いはず。

分からないことが発生すると、理解できるように時間を使って勉強する。
これまでやってきた競技をやめて初めてフルマラソンに挑戦するための練習を、色々な本を読み漁ってたった一人ではじめるように。
厳しい自己基準を自分の判断でクリアして、遠くにあるゴールに走り出そうとする。 

お願いというのは他でもない、練習を始める前に立ち止まってコーチを雇ってもらいたいということです。ゴールに向かうのに必要なスキルを効率よく学べて、並走してくれるコーチを。

そうすれば、間違った練習をして、本来強化しなくて良いトレーニングに時間を浪費したあげく、故障して走れなくなってしまった、ということを未然に防ぐことができるかもしれない。

自身が思うルートでまっすぐに走った方が、はやくゴールに辿り着くと感じるだろうけど、事業は曲がりくねったけもの道に落ちているアイデアの種を見つけながら走らないと、いつまで経ってもゴールに近づかないと思う。
 
そんな時に、僕たちのような専門家がお役に立てるはず。一緒にアイデアを拾い、吟味しながらも速度を上げて走り、ゴールに導くことができる。

そう言い切れるように僕たちは、日々コーチであるための鍛錬をしている。当たり前だけどそれが仕事だから。

これから挑戦を試みる人には、まずは是非自身に合ったコーチを探して欲しいと思います。

余談だけど、先に述べた熱量を感じない人は、自分を助けてくれるコーチのことを、疲れた時に給水ポイントで補給をしてくれる栄養ドリンクのような存在だと勘違する。

これまで一度も関わりがない人が汗だくで給水ポイントへ走ってきて、「このペースで走って大丈夫?」と質問を投げかけてきたとしても「わからない」としか返せないんですよね。

その人がどんな練習を積んできたか、どのような身体的特徴があって、どこを強化すれば効率よく走れるのか、そういったことは一朝一夕にはわからない。スタート前に一緒に作戦を練るところから始めさせてもらわなければならない。

具体例をひとつ。
店舗候補地を探しに行く時は、不動産屋さんではなくデザイナーを伴って行った方が良い。
このような「デザイナーができること」についてはまた別の記事でご紹介できれば。

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