国内外の会議効率化Webサービスまとめ【ミーティングテック】

昨今のリモートワークの急速な普及により、社内外でオンラインでのビデオ会議が増えたという人はかなり多いように思います。

その中でデキる会社ほど、日々の会議の非効率さや無駄を削減し、生産性を高めることに積極的になっているのではないでしょうか。

特にマネジメントクラスの人ほど会議の時間は多く、その時間換算コストもバカになりません。

そのため、今まで以上に「いかに会議の生産性を高めるか」が企業や組織としての戦力に影響する時代、と言えるのではないでしょうか。

そんな中、海外では Meeting tech とも言われはじめている、会議効率化系のサービス(主にSaaS)に注目して、国内外からそれらのプロダクトをいくつかピックアップして紹介します。

savetime (日本)

「会議の無駄を減らすクラウドミーティングサービス」という説明書きがついている、国産のSaaSです。

資料や議事録の共有、アジェンダの共有やそれに沿った会議時間の配分、タスク管理、議事録の共同編集などが主な機能になります。

また、ZoomやSlackとの連携、さらに日本で有名なチャットツールであるChatworkとも連携が可能です。

さらに、ミーティングに費やしたコストの見える化もできるようになっています。


SmartMeeting (日本)

SmartHRの子会社が開発・提供する「会議改善クラウド」サービスで、2020年8月に正式リリースとなりました。

こちらはsavetimeよりもどちらかというと中・大企業向けといった印象。

アジェンダや議事録の共同編集機能に加え、文字起こしと議事録の自動作成もできるようです。

さらに、社内外との会議の日程調整も可能。

外部アプリ連携も、slack、Google Docs、asana、Trello、Zoom、Google Meet、Confluenceなど、多数。

機能面では日本でトップと言えそうです。

ただし、現在まだ無料トライアルのみで有料プランの料金がわからないのと、無料トライアルもフォーム送信タイプなのですぐアカウント作成して使い始めるといったワンストップにはなっていないのが残念な点。

Azeus Convene (海外 & 日本)

Conveneはイギリスの会社のソフトウェアのようですが、日本版もありました。

会議管理ソフトという売り出し方をしており、主に大手企業、政府機関、 NPOといった顧客をターゲットとしているようです。

正直ひと昔前のソフトウェアって感じでデザインもパッとしませんが、大企業の役員とかには好かれるのかもしれません。

機能的には一通り網羅されており、さすが古株といった印象。

Navigator (海外)

シリコンバレー、ベイエリアのデザインに強いスタートアップが開発しているだけあって、かなり洗練されたUIのプロダクトです。

リモートチームに特化したサービスとなっており、ミーティングの準備からフォローアップまでを一貫でサポートするようです。

もちろん外部アプリ連携も多く、さらにMac用のデスクトップアプリも提供されています。

とりあえずNavigatorは、モダンなアプリケーションって感じでデザインがイケイケで使っていて気持ちよさそう。

Hugo (海外)

Hugoは議事録あるいはアジェンダといったドキュメントを中心とした、ミーティング支援ソフトウェアです。

80以上のテンプレートが用意されていることに加え、20以上の外部アプリと連携することができ、アプリを行ったりきたりすることなくHugo内でタスクの管理などが可能です。

無料プランでも40人までひとつのチームとして利用でき、さらに作成できるドキュメントも無制限と太っ腹です。(2020年9月時点)

FELLOW (海外)

FELLOWもかなりイケてるデザインの meeting tech プロダクトです。

テンプレートを利用したアジェンダの作成から、会議中のノートテイキング、アクションアイテムの決定と担当者割り当て、そして会議後のフィードバックという一連の流れを効率化してくれます。

10人以下のチームであれば無料プランでもある程度十分と言えるくらいの機能が使えます。

FELLOWはかなりデザインが洗練されているのに加え、機能的やテンプレートの豊富さも魅力で、公式サイトに並べられたロゴをみる限り、有名企業も結構使っているようです。

また、ブログやPodcastもやっていて、コンテンツマーケティングを積極的に取り入れていることが伺えます。

adam.ai (海外)

adam.ai はミーティングアシスタントソリューションということでプロダクトが表現されていますが、特にインテリジェントなアシスタント機能があるわけではないみたいです。

とはいえ機能的にはこれまで上に挙げた海外の他のプロダクトと比較しても全く遜色ないレベルに多機能です。

ミーティングを一元管理できて、マネージャーなどは各々の進捗がすぐに確認できたりするようなので、一度チェックしてみるのはアリかもしれません。

無料プランでも多少のことはできますが、5人までだったり、プロジェクトの数にも制限があったりします。有料(Pro)プランは月額$4.99とそこまで高くはありません。

adam.ai に関しては機能面でも十分でいろいろできるはずなのに、なぜか公式サイトからその魅力があまり伝わってこない不思議なプロダクトと個人的には感じました。

SoapBox (海外)

ミーティングに関連したサービスとはあまり想像できない名前の SoapBox ですが、機能面でもUI面でもなかなかイケてる印象を受けました。

FELLOWとかに近い感じですが、主にマネージャーをターゲットとしているようです。

効率的な1on1やチームミーティングで、組織として生産性を高めていこう、みたいなメッセージです。

iOS、Androidアプリがあるのが meeting tech プロダクトの中では少し珍しいかも。

demo動画のナレーターの声がやたらと高くてちょっとおもしろかったです。

magic minutes (海外)

magic minutes はその名の通り、議事録をベースとした会議支援ソフトウェアです。(議事録は英語で meeting minutes と言ったりします。)

なので、Hugo に近いプロダクトといえますが、正直 Hugo の方がいろいろ洗練されています。

実際に使ったことがないので正確に Hugo との比較検証はできていませんが、Hugo をトライしてみて少し満足いかなかった場合は magic minutes を試してみる、という感じでしょうか。