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ゆるりと広告語り。PANTENE「さあ、この髪でいこう。#HairWeGo」編

広告・コピーが大好きなプランナー鈴木です。前回に続き、個人的に好きな広告クリエイティブについて自由気ままに語っていきます。
※あくまで個人的な意見であることをご了承くださいませ。

今回は、PANTENEの「さあ、この髪でいこう。#HairWeGo」です。数年前から「さあ、この髪でいこう。#HairWeGo」のスローガンを掲げ、様々な角度からプロモーションを展開しています。この記事では、私の印象に残ったものを紹介します。

「#1000人の就活生のホンネ」

まず1つ目は、「#1000人の就活生のホンネ」
似た髪型、同じ服装で行われる日本の就職活動。その状況を背景に、就活経験者の男女1,000人にアンケートを実施した結果、81%が「企業に合わせて自分を偽ったことがある」と回答したそうです。その結果をもとに、自分らしい就職活動のあり方や個性の尊重についての議論を投げかける広告や動画を発信しました。この広告はSNS上でも話題になったことを覚えています。

自分も就活生だった頃を思い返すと、確かに画一的な就活だったな、、と。でも、就活している側はそれが「当たり前」な状況だから気付くことが困難。就職して客観的な視点に立つことで初めて異様さに気付くことができました。

「#この髪どうしてダメですか」

2つ目は、「#この髪どうしてダメですか」
中学校、高校における「地毛証明書」生まれつき髪が茶色の生徒に地毛である証明書の提出を求める校則が存在します。そこにフォーカスをして、実際の中高生と指導する立場である教師が対話するドキュメンタリー動画を作成。学生の個性について疑問を投げかけるプロモーションです。

このテーマについても、自分の学生時代を思い返せば「地毛証明書」は確かに存在しており、服装検査などで証明書を提出している友人もいました。中には黒染めを強制される友人もいたことを思い出しました。

生まれつき髪が茶色の子もいるしクセ毛の子もいる。個性と呼べるその髪を、個性を尊重し伸ばすべき教育の現場が校則の名の下に規制するのはどうなのか?今までの「当たり前」について考えさせられる内容でした。

「この髪が私です。#PrideHair」

そして2020年秋の新たなテーマ「この髪が私です。#PrideHair」
元就職活動生だったLGBTQ+の方々の体験談をもとに、自分らしい就職活動について考える内容です。服装、メイク、髪型、そして性別。就職活動を行う中で、その個性を出すことを躊躇し悩み、ありのままの自分で臨むことが
まだまだ難しいのが今の社会であることを痛感しました。

でも、そこに懸命に立ち向かう人がいてそれを当然のように受け入れる企業があることも事実であり、変化と希望も感じることができました。こうした企業が「当たり前」になることを願うばかりです。

さて、感想についてはこれくらいにして。

これらの広告から伝わること、素晴らしいと思う点。

この一連のプロモーションを見て私が感じたのは、「当たり前」によって私たちの個性は縛られている。そして、自分らしく生きるために「当たり前」を変えていこう。というメッセージでした。おそらく、多くの方が同じことを感じたのではないでしょうか。

そして、髪の美しさを保つためのブランドであるPANTENEが、自分らしく生きることの美しさを呼びかけていることが素晴らしいと感じました。

視座の高いブランドが求められているのかもしれない。

ここ数年で、「多様性」という言葉がよく飛び交いすでに社会に深く浸透するに至りました。人間の様々な生き方を尊重し、画一的な社会を変えようとする動きが盛んです。今回取り上げたPANTENEもそうですが、昨年話題になった伊勢半グループの「顔採用、はじめます。」も同様です。


これまで当たり前とされていた既成概念に一石を投じ、より良い社会のあり方とは何か?そんなことを私たちに考えさせてくれる企業・ブランドが増えています。そして実際に、少しづつだけど社会は変わり始めている。つまり、ブランドは社会の常識を変える旗振り役になり得るのではないでしょうか。

多くの人が心の奥底で抱えている「当たり前」への疑問。それに気づき、掬い上げ、新しいステージへ先導をしてくれたのなら私たちは応援したくなるし付いて行きたくなる。多様性が叫ばれる現代社会では、そんな視座の高いブランドが求められているように思います。

今後も、そんなブランドが世に生まれていくことを楽しみにしながらアンテナを張っていきます!

次回も、ゆるりと語っていこうと思います。

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