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日進月歩 ~Road to MBA~#12

2020/9/29:テクノトレンド1②
 前回に引き続き火曜日のテクノトレンド1で、経営組織論・ソフトウェア開発プロセス・生産管理(ソフトウェア)・テクノロジー( IT ビジネス関連)を専門分野にしている平井先生2回目の講義です。

 本日は、ゲストスピーカーによる講演をお聞きしました。講演者は、一般社団法人IoTリサーチ&デザインの今村理事でした。テーマは、「モバイルソリューション」でしたが、ごく一般的に言われている2030年には実現される日本を支える技術(9つの領域:エネルギーなど)を含めて、たくさん意見交換ができました。世の中は改めて進んでいるなと感じた一方、実用化に向けた課題(法律などの規制緩和や環境など)が露呈しそうだなと感じる内容もあった。
 その中でも農業・ヘルスケア・工場におけるデジタル化は進んでいくだろうと私は考えている。スポーツ業界の議論もでき、質問される中で自分の頭の中が整理され、自分ってこんな構想を潜在的にもっていたんだって気づかされた。データがありふれている中、そのデータをどういった目的で何に利用するか(例えば、医療と掛け合わせて怪我の発生からリハビリでの回復までの研究、遺伝子の違いによる研究など)ではあるが、そこに”+ビジネス”という要素を加えるとどうできるか。2年生でのプランもしくは論文でのネタ探しを始めていこうかと・・・是非、皆さんと議論しながらネタに気づかせてください(笑)。よろしくお願いします。

 また、モバイルにおける5Gの事例もあり、知って驚いたのがApple社が5Gへの対応が他社より遅れてしまっているという事実である。無知であっただけなのだが、モデムチップを製作していた2社:①intel社、②Qualcomm社の中で、Apple社とQualcomm社の対立・和解、intel社のスマートフォン向けモデムチップ製作からの撤退という背景を知った。PC向けのモデムチップでは最大のシェアを持っているintel社であれ、撤退で失敗する事業や戦略があり、Apple社でも提携する企業の選択ミスをしてしまっている。しかしながら、失敗をしたとしてもそれを補うだけのブランド力と圧倒的な力が2社にはあるように感じる。
 この遅れがどう影響するかであるが、まだ一般消費者向けでの5Gの効果というものを理解できない自分もいる。業務用およびBtoBの領域やBtoCのサービス領域での用途は理解しているが、一般消費者が個人で利用するサービスでどう利用できるか、今後のニューノーマルな世の中になっていった際の5G活用動向に注目である。

楽天モバイルの5G サービス発表会が 、9 月 30 日15:00より開催
※5G(第 5 世代移動体通信システム)を用いたサービスの発表会を開催



         立教大学大学院ビジネスデザイン研究科   平岩 宗

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