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日進月歩 ~Road to MBA~#9

2020/9/23:スタートアップ・ストラテジー1①
 秋学期3日目:スタートアップ・ストラテジーという講義で数ある企業の経営や起業に携わっている高柳先生の講義をとっていく予定です。
 初回でもあったので、スタートアップやアントレプレナーシップなど基本的な用語の説明および必要なことの大枠を講義いただいた。まずは用語を調べて覚えよう・・・基礎知識が大幅に足りないことを実感。


 スタートアップに最も重要なのは、「資本政策」であり、入口(資金調達)から出口(イグジット)までの戦略を考える必要だと感じた。高柳先生は自分自身でも起業の経験や、経営権を失ってしまったこと、売却したことなどの経験を基にお話しくださるため、説得力且つ物事をシンプルに考えているのだと感じることができた。
 まず、入口(資金調達)ですが、改めて考えてみると方法がたくさんあることに気づいた。銀行借入・株式発行は主なものであるが、加えてFintech・クラウドファンティング・CVCなど今ではたくさん存在している。選ぶ基準は、前述のどうやって資金調達をしてどうやってリターン(出口)をしていくかを考えたうえで決める必要がある。
 ここでは、Googleの例を基に話があったが、株式発行において株に種類があることを初めて知った。「普通株」と「種類株」があり、議決権の有無をコントロールできるということであるため、起業する際に気を付ける点である。さらに「ストックオプション」というキーワードも出てきたので、次回の講義で内容を確認しようと思う。
 次に、出口(イグジット)にもIPOして株式を公開する、もしくは株式を譲渡する、M&Aにおいてバイアウトするなどがある。上場している企業であれば価値は「時価総額=株価✖発行済株式数」がすべてとなるが、未上場企業は「財務諸表など(目に見える価値)」+「インタンジブル・アセット(目に見えない価値)」によって企業価値が出てくる。起業する際には、この目に見えない価値をどう自分自身で考えるか。入口から出口までに「ストーリー=経営者の想い」を設定することが重要だと学ぶことが出来た。
 
 自分自身においても2022年4月から次の仕事で何をしたいのか、この期間に考えていこうと思う。その中で、私の今までの経験において衝撃だったのが、「企業文化に合う人材しか採用しない、企業文化に合う顧客しか選ばない」ということだった。人財育成という言葉があるが、何を育成するのか、組織は個人に何を提供できるか、この本質になるのではないかと感じた。組織論は未だ学んでいないが、企業文化というキーワードはとても重要であると実感した時間でもあった。


 また、毎週の講義で発表していく「スタートアップをキーワードに関心」を集めていくために、NewsPicksを設定して調べてみようとあったので登録してみた。ひとつひとつ言われたことをまずやってみようと思います。
https://media.startup-db.com/summary/startupnews-20200914-0920


 最後に、実は本日CVCのセミナー(TOYOTA社のシリコンバレー戦略事例:may mobility社・JOBY社)を受講して、投資される側のスタートアップ企業ではなく投資する側の大企業の目的を知ることが出来た。
 戦略的なリターンとファイナンスリターンの観点で双方に乖離が出てしまうことが多くあるが、その中でも「財務諸表など(目に見える価値)」+「インタンジブル・アセット(目に見えない価値)」によって企業価値を評価するという点では、相反しているようで同じではないかと私は感じることができた。+αで企業文化をマッチングすることで、互いの乖離を少なくできるのではないかと考える。


         立教大学大学院ビジネスデザイン研究科   平岩 宗

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