ShozuShikko@木地師

私たち匠頭漆工は石川県加賀市山中にある"山中漆器”の木地師です。日々木に向き…

ShozuShikko@木地師

私たち匠頭漆工は石川県加賀市山中にある"山中漆器”の木地師です。日々木に向き合い、器を紡ぐ木地師の私だから伝えたいことがある。そんな想いを少しずつ届け、繋がる様にnote始めます。https://www.shozushikko.jp/

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    釜椀 さび塗り wabisabi

    お釜をイメージして作った釜椀。出っ張り部分に指が引っ掛かるので、子供でも持ちやすく使いやすい木の小鉢です。子供の御茶碗、小鉢など幅広くお使い頂けます。 サイズ size/ 直径 Width 約11cm 口縁(器のふち)の直径 約9.5cm 高さ Height 約5.5cm 重さ Weight 約95g 材質 Material/ 日本のけやき Keyaki, Japanese Zelkova
    11,000円
    Shozu Shikko
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    宝達椀

    手になじみ、毎日使いたくなるお椀です。
    6,600円
    Shozu Shikko
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    重なる桜のお椀 【 匠久椀 大日 】

    たっぷりしたお椀です。 大日(だいにち)と言う名前は、私たちが暮らす石川県加賀市の山の名前から付けました。 サイズ size / 直径 Width 12cm 高さ Height 7.3cm 容量 400ml 木の種類 Material /日本の山桜 Japanese Wild Cherry 大日には一回り小さい、匠久椀卯辰がすっぽり収まります。
    7,700円
    Shozu Shikko
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    釜椀 さび塗り wabisabi

    お釜をイメージして作った釜椀。出っ張り部分に指が引っ掛かるので、子供でも持ちやすく使いやすい木の小鉢です。子供の御茶碗、小鉢など幅広くお使い頂けます。 サイズ size/ 直径 Width 約11cm 口縁(器のふち)の直径 約9.5cm 高さ Height 約5.5cm 重さ Weight 約95g 材質 Material/ 日本のけやき Keyaki, Japanese Zelkova
    11,000円
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    宝達椀

    手になじみ、毎日使いたくなるお椀です。
    6,600円
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    重なる桜のお椀 【 匠久椀 大日 】

    たっぷりしたお椀です。 大日(だいにち)と言う名前は、私たちが暮らす石川県加賀市の山の名前から付けました。 サイズ size / 直径 Width 12cm 高さ Height 7.3cm 容量 400ml 木の種類 Material /日本の山桜 Japanese Wild Cherry 大日には一回り小さい、匠久椀卯辰がすっぽり収まります。
    7,700円
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最近の記事

Otaku記事#11「意外と古い漆器の先祖の話。」

こんにちは!石川県山中にある木地屋、匠頭漆工です。 今回のOtaku企画は私たち加賀は山中地方の産業でもある「漆器」について、そのご先祖を遡っていこうと思います。何となくのイメージはあるのですが、いったい漆器っていつから使われていたのでしょう?調べてみると、意外や意外まさかあの時代から… 実は、約12600年前から存在。 漆器の歴史、遡っても食文化が発展した飛鳥・奈良時代頃かと勝手に思い込んでいたのですが、とんでもない!実は私たちが住む日本国では縄文早期前半に当たる約1

    • 対談企画 vol.7 山中漆器産業技術センター呉藤安宏氏に学ぶ(全2回) 第2回『憧れの山中漆器を創り上げていくために』

      "私たちの下支えというか、守り神というか、バックボーンというか..." -色んな方面の人と繋がりながら、同時に業界を俯瞰的に見れる山中漆器産業技術センター。他とはまた一味違った存在感を放ちます。実際に私たち作り手にとっても大事な存在です。 久保出貴雄/匠頭漆工三代目(以下貴雄): 山中漆器産業技術センターには研修所もあり、保有する多岐に渡る設備の貸し出しもあり、補助金の案内など様々なサポートをしてくださってます。私たちの下支えというか、守り神というか、バックボーンというか

      • 対談企画 vol.7 山中漆器産業技術センター呉藤安宏氏に学ぶ(全2回) 第1回『日本全国で唯一の存在』

        第八回目の今回は私たち作り手を支えてくださっている産地の頼もしい存在、石川県立山中漆器産業技術センター(石川県挽物轆轤技術研修所)の呉藤安宏[ごとう やすひろ]さんとの対談企画です。 呉藤さんは私たち匠頭漆工との関わりも深く、普段から大変お世話になっています。改めてゆっくりと向かい合ってお話を聞くのは、例によって今回が初めて!山中漆器という産地において、作り手でもなく問屋でもなく売り手でもない『産業技術センター』という中立的な立場からのお話は非常に興味深く、新しい発見てん

        • Otaku記事#10「吸いやすきもの、汝の名は羽反り!」

          こんにちは!石川県山中にある木地屋、匠頭漆工です。 今回は以前のOtaku企画でご紹介した高台(Otaku”企画 vol.5▶)に引き続き、今回もお椀のある部分をご紹介。まさにお椀の「顔」でもあり「口」でもあり「性格」でもある、お椀にとって非常に大切な、そう『縁』のお話です。 お椀のフチは縁を運ぶふち お椀を始め器の縁の正式名称は口縁[こうえん]。他にも 口造[くちづくり]や口辺[くりべり]とも言われます。ちなみに英語ではrim[リム]。皆さんも今まで色々な口縁と出会っ

        Otaku記事#11「意外と古い漆器の先祖の話。」

          Otaku記事#09「動かざること山の如し、桟積みの話。」

          またまたご無沙汰してしまいましたが、引き続きOtaku記事をアップです。 木地師の仕事は「木を挽く仕事です」と紹介するし、される。がしかし、その挽く前に非常に重要で、その後の全てを左右する工程があることをご存知でしょうか。それは… 『ザ・乾燥!』 この乾燥が上手く行かないと、いくらその後の工程で技術を駆使しても自然素材である木材は扱うこと自体が非常に困難に。ましてや山中漆器の技である薄挽きなどは、木が割れて挽くことさえも出来ません。しかしながらこの「乾燥」という工程、実

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          Otaku記事#08「丸物専門職の話」

          随分御無沙汰してしまいました。久しぶりのOtaku企画です。今回は私たち木地師が“丸物”専門であるというお話をさせていただきます。丸物、まるもの、マルモノと聞いて浮かんでくるのは…ドラ○もん??ア○パンマン??実はこの“丸物”というキーワードは、木地師の仕事の根本を知るとっても大切なポイントなんです。 そもそも木地?ってなんぞ? き‐じ〔‐ヂ〕【木地】 1. 年輪や木材繊維の粗密などによる、木材の地質。木理もくり。木目もくめ。 2. 漆などの塗料を塗る前の、白木のままの木

          Otaku記事#08「丸物専門職の話」

          対談企画 vol.6 木地師作家 生地史子氏に学ぶ(全2回) 第2回『木の器に親近感を持ってもらうということ』

          今回は先日上げた木地師作家の生地史子さんとの対談企画第2回目の最終回です。 生地さんは今年活動15年目になる木地師さん。ご自身で作家仲間と工房を持ち、山中漆器の一員として色々な企業や作家さんからの注文を受ける傍ら、ご自身の一点物の作品も制作していらっしゃいます。独立して活動している作家さんと、異なる角度から『木地師』の話。沢山の共通点や新しい発見満載の対談を全二回でお届けします。二代目 章二、三代目 貴雄ダブルで参加です。今回はその一回目。 "これ眺めながらお酒飲めるわー

          対談企画 vol.6 木地師作家 生地史子氏に学ぶ(全2回) 第2回『木の器に親近感を持ってもらうということ』

          対談企画 vol.6 木地師作家 生地史子氏に学ぶ(全2回) 第1回『ものづくりってなったら石川県が良いなって』

          ご無沙汰してしまいました。今回は引き続き対談のお話! これまでの対談は、私たち匠頭漆工のアイテムが出来上がる工程に携わって頂いている方々とのものでした。今回は少し視点を変えて、同じ『木地師』ではありますが、個人で制作を行っている生地史子(しょうじふみこ)さんにお話をお伺いしました。 生地さんは今年活動15年目になる木地師さん。ご自身で作家仲間と工房を持ち、山中漆器の一員として色々な企業や作家さんからの注文を受ける傍ら、ご自身の一点物の作品も制作していらっしゃいます。独立し

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          対談企画 vol.5 山師 瀬川氏に学ぶ (全一回) 第1回『ほとんど毎日山に入ってます』

          “山師(やまし)” 皆さんはその命を懸けた職業を知っていますか。山中漆器を始め、木を素材に使用する産業はまず木を買い求めるところからはじまります。その木を山から伐りだし、私たちの元へと運んでくれるのが山師さん。まさに産業を根底から支える大切な仕事なのです。 vol.1の荒挽き師 戸田さんとの対談企画(vol.1 &vol.2 )で、一番話題に上がったのが山師さんの現状のこと。ならばっ!直接お話を伺おうということで、実際の丸太が取引されている市場へ出向き、山師さんにお話を伺いま

          対談企画 vol.5 山師 瀬川氏に学ぶ (全一回) 第1回『ほとんど毎日山に入ってます』

          対談企画 vol.4 漆器産地メーカー 大尾嘉漆器に学ぶ (全二回) 第2回『好奇心と実感で伝える器』

          今回の対談企画は少し生産工程の川下に下り、私たちの木地師が作った器を土台に、多彩なアイデアと企画力で様々な商品を生み出す産地メーカー大尾嘉漆器さんとのお話です。 明治20年(1887年)創業の大尾嘉漆器さんは、私たち匠頭漆工が創業するもっともっと前から山中漆器を支え続けていらっしゃいます。今回は5代目代表取締役の大尾嘉孝(おおおか たかし)さんにお話を伺うことが出来ました。山中漆器の山あり谷ありの歴史を肌で感じてきた大尾嘉さんだからこそ伝えられる、機知に富んだ伝統工芸の在り

          対談企画 vol.4 漆器産地メーカー 大尾嘉漆器に学ぶ (全二回) 第2回『好奇心と実感で伝える器』

          対談企画 vol.4 漆器産地メーカー 大尾嘉漆器に学ぶ (全二回) 第1回『“モノ”というだけじゃなくて、“コト”』

          今回の対談企画は少し生産工程の川下に下り、私たちの木地師が作った器を土台に、多彩なアイデアと企画力で様々な商品を生み出す産地メーカー大尾嘉漆器さんとのお話です。 明治20年(1887年)創業の大尾嘉漆器さんは、私たち匠頭漆工が創業するもっともっと前から山中漆器を支え続けていらっしゃいます。今回は5代目代表取締役の大尾嘉孝(おおおか たかし)さんにお話を伺うことが出来ました。山中漆器の山あり谷ありの歴史を肌で感じてきた大尾嘉さんだからこそ伝えられる、機知に富んだ伝統工芸の在り

          対談企画 vol.4 漆器産地メーカー 大尾嘉漆器に学ぶ (全二回) 第1回『“モノ”というだけじゃなくて、“コト”』

          Otaku記事#07「伝統工芸士は国家資格である」

          「伝統工芸」は昨今改めて注目され、百貨店の店頭や一部のギャラリーだけではなく、身近な店舗や様々なメディアでもよく出会う身近な存在となりました。かく言う私たち匠頭漆工も伝統工芸である山中漆器の一職人。二代目、かつ職人頭である弊社社長久保出章二は伝統工芸士の資格を有しております。さて、ここで質問。伝統工芸士って何でしょう?そもそも、伝統工芸とは? 今回のOtaku記事は、知っているようで知らない日本が誇る「伝統工芸」のお話。 伝統的工芸品産業の振興に関する法律=通称“伝産法”

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          対談企画 vol.3 箱職人 尾崎紙器に学ぶ (全一回) 第0回『キュンとして、グッとくる箱』

          同じ加賀市に同じ想いを持つ職人がいる!!!それだけで私たちも力が湧いてくる。今回は私たちの大切な子たちを優しく包み込んでくれる「箱」を作ってくださっている尾崎紙器さんをご紹介します。対談企画はまた改めてじっくりと… 尾崎紙器さんは50年続く箱作りの会社さん。偶然にも(いや必然でしょう)私たちがIPPONGIやmebukiを本格的に立ち上げた2018年に、時を同じくしてオリジナルのブランド「イロイロコハコ」を始められました。 "作り手の味わいが伝わるものを" ただの箱じゃ

          対談企画 vol.3 箱職人 尾崎紙器に学ぶ (全一回) 第0回『キュンとして、グッとくる箱』

          Otaku記事#06「器の原点“木”が集まる市場の話」

          一つの器が生まれる背景には、多くの職人さんの経験と技が、そして何より器の源である材料が必要です。私たち匠頭漆工が生み出す器の源は勿論「木」。皆さんはこの木がどのようにして私たちの元に届くのかご存知でしょうか。今回のOtaku企画は器になるもうちょっと前の原木の話です。 市場に集合する木!木!木! 器の原点を探るべく私たちが訪れたのが木材市場。ここでは各地の山から山師さん(いわゆる木こりさんですね)が伐り倒し、運ばれた木たちが大集合します。ここで、普段は私たちの前の工程であ

          Otaku記事#06「器の原点“木”が集まる市場の話」

          Otaku記事#05「椀の下の力持ち、高台の話」

          「こうだい」と聞いて皆さん何を思い浮かべますか?「広大」な海、「後代」に伝承する、「高大」な理想…いずれにしてもとてもずっしり重みのある言葉ですね。今回は、広大な自然が垣間見え、後代にも伝えられ、高大な技術力が必要となるお椀の“高台”のお話です。 高台ってどコウダイ? お椀の底の部分、ぐるっとついた輪っかを高台(こうだい)といいます。お椀の足の部分みたいなものですね。 木製漆器に携わる人は、器を見るとき、まずひっくり返して高台を見るといいます。何故なら木地師の技術力が一

          Otaku記事#05「椀の下の力持ち、高台の話」

          対談企画 vol.2 下地師 上田敏樹氏に学ぶ (全二回) 第二回『一つ一つ出来上がる悦び』

          石川県の伝統工芸現場から始動したCommunication Project。先日アップした下地師上田さん第一回の続きです! 私たち山中漆器の器は、いくつもの職人の手を経て完成します。(詳しくは以前の記事参照)その様々な工程の中でも、木地屋と密に関係があるのは私たちが挽いて作った器が行く次の工程、下地を塗る作業です。第三回目のの対談相手は、私たち匠頭漆工の器に下地や拭き漆を塗る下地職人の上田敏樹さん。お一人でやられているという工房は、沢山の漆と沢山の木の器が所狭しと並べられ、

          対談企画 vol.2 下地師 上田敏樹氏に学ぶ (全二回) 第二回『一つ一つ出来上がる悦び』