【MLB/NPB】OPSの感覚をつかみたい

MLBの中継を見ていると選手紹介時に当たり前のようにOPSが表示されている。2023年シーズンでは大谷選手が1.066でMLB全体1位となっていたが、普通どれくらいのものかよくわかっていない。なので全体の統計量を確認し、併せてMLBとNPBの簡単な比較もしてみる。

OPSのヒストグラム

年度別に規定打席に達している選手のOPSをグラフ化。

OPSのヒストグラム
OPS統計量


このデータから読み取れること。

  • MLB/NPBともに0.8行けば全体でも上位のバッターと言えそう。

  • NPBよりMLBの方が若干高い傾向にあり。(NPBは規定に到達している打者が少ないのでブレが結構ある。)

  • あくまで規定に到達した打者のみのデータなので中央値だとしても全体から見たら上の方になる。

  • 1を超える打者は異常。

出塁率と長打率のヒストグラム

前章でMLBとNPBでOPSの全体分布に差がありそうなので、出塁率と長打率ではどのように差があるのかを見てみる。

出塁率のヒストグラム
長打率のヒストグラム

これらのデータを見る限り出塁率にそこまで差はなく、長打率の違いがOPSの違いに表れているように伺える。フライボール革命などもあったためイメージ通りの結果になっている気がする。

参考

使用したデータはこちら。

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