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オリエンテーリングマップの作り方

O-map作成マニュアル第2回です。OCADの使い方がメインになります。

以下本編。複製・転載・再配布禁止

【目次】

5. OCAD:下絵読み込み
5.1. 表示の項目について
6. OCAD:オブジェクトの作成
6.1. 画面説明
6.2. 現地調査
6.3. 基本的な描画方法
6.4. 様々な技術
6.5. 作図上の注意
7. OCAD:記号の編集
8. OCAD:色の編集
8.1. ナカケンメソッド
8.2. バンノメソッド
8.3. 舗装道と川と等高線問題
9. OCAD:地図の体裁
9.1. 図形化ツールについて
9.2. 画像ロゴ挿入について


5. OCAD:下絵読み込み
航空レーザー測量成果が存在して、0次調査でテレインにする価値があると判断されたとします。そのあとは作図より先に渉外だと思います。オリエンテーリングに使える使えない別にして、渉外をすると素晴らしい原図がもらえることがあります。公園ではその公園の調査や造成を行ったときの詳細な地図があったりします。にいじゅくみらい公園の場合は葛飾区と東京理科大学から1:1500、等高線間隔0.5mの、木の1本まで描かれた平面図がもらえました。まあ細かいところは雑な図でしたが。
そのような図だとか、公園の案内図を撮った写真などあると格段に便利で、OCADで読み込みたいと思います。それに今後の調査ではトレーシングペーパーをスキャンして下絵を読み込んでの作図作業となります。

OCADで、下絵地図→開くでファイルを選択。スキャンデータなら600dpiのbmpとスキャンして読み取ると良いでしょう。原図に縮尺が書いてあれば読み込むときに入力します(下図)。原図に真北が記載されていれば頑張って測って、読み込む時の角度も入力しましょう。

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