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ウェルズ・ファーゴ(WFC)FY21 1Q決算

EPSと売上高の結果は以下の通りでした。
EPS: 予想:$0.7  結果:$1.05 ○
売上高:予想:$17.5B 結果:$18.06B (前年同期比:+2.0%)○

売上の内訳は以下の通りです。
純金利収入:$8.80B (前年同期:$11.31B)
非金利収入:$9.26B (前年同期:$6.41B)
部門ごとの売上の内訳は次の通りです。
個人向け:$8.65B (前年同期:$8.65B)
商業向け:$2.21B (前年同期:$2.50B)
投資部門:$3.62B (前年同期:$3.39B)
富裕層向け:$3.54B (前年同期:$3.27B)

費用・損金等
非金利費用:$13.99B (前年同期:$13.05B)
損金計上:$523M (前年同期:$941M)
貸倒引当金は、$1.05Bを解除しています。前年同期は、$4Bを繰入れていました。
支払い遅延ローン残高:$8.06B (前年同期:6.16B)

バランスシート
平均融資残高:$873.4B (前年同期:$965.0B)
平均預金残高:$1393.5B (前年同期:$1338.0B)

【各種指標】
総資産利益率(ROA):0.99% (前年同期:0.13%)
株主資本利益率(ROE):10.6% (前年同期:0.1%)
有形自己資本利益率(ROTCE):12.7% (前年同期:0.1%)
エフィシェンシー・レシオ:77% (前年同期:74%)
純金利マージン:2.05% (前年同期:2.13%)
普通株式等ティアワン比率(CET1 capital ratio):11.8%(前年同期:10.7%)
一株当たり有形簿価:$33.57 (前年同期:$32.9)

配当金は一株当たり10¢でした。また、今期は$596Mの株式を購入しています。

Source: Wells Fargo & Company 決算資料 / プレゼンテーション資料

イールドカーブのスティープ化の恩恵を受けているにもかかわらず、ローン需要が予想よりも弱く、商業用ローンの利用率が低く、住宅用ローンの期限前償還が予想よりも早いことで利益が伸び悩んでいるようです。ただ、景気が回復し商業ローンが増えれば、もっと収益性が高まるかもと述べてました。
アセットキャップについては、この面では引き続き順調に進んでいると述べていました。解除時期はまだ不透明とのことですが、早く解除されてほしいですね。

WFCの決算は全体的には堅調な業績と思っています。それもあって、決算後株価が上がっていますね。このまま堅調に伸びていってくれることを期待したいです。

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