今年の振り返り

あと数日で今年も終わる。多忙だった今年の振り返りしておく。

今年は厄年から始まった。宗教とかそういうのは信じない性質だが、自分に暗示を掛けないためこういう時は神社には行かない。
受験の時も自分の力で戦いたく、神社に行かなかった。捻くれ者なのかもしれない。
とは言うものの、今年1年は本当に楽しかった。充実していた。厄年かと疑うほど楽しい毎日を過ごすことができた。強いて言うなら彼女と別れたことくらいかもしれない。

今年は卒研から始まった。学士卒研は四脚歩行ロボットの歩行シミュレーションを行ったが、最近あと少しでロボット自体も完成するところまで来た。プリンタの調子が悪くなかなか進まないが、2月までには完成すると思う(そもそも学会あるし)。

それから、春僕は大学院生になった。今は工学部ではなく、融合学科にいる。少し特殊な場所で、医療工学を中心に医学や食品や薬剤などと一緒に工学の勉強をしている。前期中は医学部のレポートが多すぎて休む暇がなかったが、後期は暇が出来たためロボットを作ったり、PCで遊ぶ時間が増えた。レポートは合計で7、80個書いた覚えがあるので週に約5個書いた計算になる。内容はがん医療が多かったが、医療現場へのIT活用、機械学習の利用、あと様々なセンサーの開発などそこらが多かった。

6月ごろFUKUOKA NIWAKA(ニワカ)という福岡のロボットチームに入った。Twitterでフォローしてたニコニコ技術部の人のツイートを見て、説明会に来てみたら高校の時の同級生にも再開した。
僕も研究でロボット作ってるがプログラムやシミュレーションは出来てもハードウェアをうまく作ることはできなかった。いわゆる機械工作の当たり前とかロボットづくりのテクニックとかそういうのを知らなかったからだ。例えば、僕が一番驚いたのはニワカのロボットのメンテナンス性の良さだった。ボルトの規格を揃えていたり、配線が綺麗だったり、レンチがちゃんと届くようになってたり、当たり前かもしれないけどその辺りを考えられてロボットが設計されていて感動した。
佐賀から通うということもあり二週に一回くらいしか行けないが、僕にとってはかなり刺激的だった。

このチームの関係で、夏休みには中国は深圳と広州にも行った。話には聞いていたが、深圳は凄かった。日本はすでに中国に負けている、もはやそんなレベルじゃなかった。眼中にないという方が正しいかもしれない。
いくつかの企業見学をして、現地の大学生とも交流した。多くのことを聞いた。嬉しくもなったし、悲しくもなった。けど、負けてられないという気持ちも強くなった。

夏が終わり、今年初めごろから行っていた「木曜日のコーヒーショップ」の方を本格的に活動し始めた。ビジコンにも2個出た。結果は微妙だっが、応援してくれるおじさんと僕らのことを面白がってくれるおじさんにも出会った。反応も良かった。今はまだ記事を書いたり、イベントをやったりくらいしかやっていないが本来の目的はそこではないのでもっとギアを上げていきたい。来年にはビジネス化しておきたい。

そして、就活が始まった。いくつか説明会やらにも行ったが、大学という籠の中にいたはずなのに社会が少し見えた気がした。
一般的に言えば、機電系のエンジニアは田舎の工場で働くしかない。何もない田舎を転々と暮らすことになるが、そこそこいい給料もらって、その会社でしか使えない技術を培って延々と仕事をするのだ。残念だが僕はそれは御免だ。まだ就活は始まったばかりだが機電系ではなく、情報系に進むことにした。

今年は人に恵めまれたと思う。研究室は人が楽しいから毎回行く。先生は僕のやることを面白がってくれるし、先輩も後輩もアドバイスをくれるし僕を応援してくれる。
それから、僕が何かやろうとすると毎回話を聞いてくれるくんぺい君とあいさきさんには感謝するばかりだ。

今年も楽しかった。来年はもっと楽しい一年になればいいなと思う。

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