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さくらサーカス@池上曽根史跡公園(2022.4.24.sun)

友だちが良かったと言っていたので、母と妹の三人でサーカスを見てきた。
妹は大学生のときにジャグリングのサークルに入っていて、母はそのサークルのショーのファンなのだ。パフォーマンス好きな2人はシルクドソレイユを見に行ったりもしていた。
2人に、友だちがさくらサーカス良かったって言ってたと伝えると早速前売り券を買い、翌週の日曜日に見に行くことになった。

当日、車で向かう。池上曽根史跡公園の敷地内にテントを張っている。サーカスって感じの、あのテントだ。
大家族でやっているとも聞いていたし、名前も聞いたことがなかったので、わたしとしては軽い気持ちで、ちょっと見に行くかぁというノリだった。
前売り券だとかなり安くなるので、良い席のチケットを購入していた。
分厚いカーテンをめくり中に入ると、ミラーボールで演出された空間に、わくわくが一気にきた。しかも近い!!!これは絶対楽しい!!!!!

期待値をあげながら待つ。開演時間になると、音楽が変わった。
まずダンスしながらお姉さんたちが入場してくる。みんな美しい…。すでに楽しくなっている。

はじめのつかみは大車輪!
大車輪とは、ふたつの輪が軸で繋がっていて、遠心力でぐるぐる回る器具のことだ。友だちから、大車輪のパフォーマンスの動画はちょっとだけ見せてもらっていたが、動画では全然凄さ伝わっていなかった。
回っているだけですごい迫力の車輪の外に乗ったり、その上で、なんてことを…!とびっくりするパフォーマンスが繰り広げられる。おっとっと、てな演出(?)もあり、どきどきした。

その次は、男女のペアでしっとりとしたパフォーマンス。
人間の肉体の限界というか、頂点を見ている感じがした。なんの感動かわからないけれども涙出た。すごかった。
そして顎の力強い……!!!

パフォーマンスの合間にはピエロが観客に絡みつつ、楽しませてくれる。
しかし、おちょくり具合が最高に腹立つ。自分が絡まれてるわけじゃないのに、くっそー!!!と腹を立てていた。
とっても絡まれたくない。

もう時系列がわからなくなってきたが、ボーリングのピンみたいなやつと、薄いわっかのリングでジャグリングをする若い男女ペアが出てきた。女の子は見守るだけで、男の子がジャグリングをするのだが、なんか勢いがすごい。とにかく勢い。
もちろん、ジャグリングもすごいのだが、できたときの「ヤー!!!」みたいな掛け声とか身振りの勢いがすごくて可愛かった。推します。

途中休憩15分があり、休憩中に500円でピエロたちと写真撮影もできる。たったのワンコインで、まだ人数に余裕ありそうだったので、妹と撮ってもらった。ピエロが虚無ってたのがツボだった。疲れたんかな、とか思ってたけど、彼らはプロなので疲れて虚無になるだろうか?振り返って考えると、陽気ピエロとの対比でシュールなピエロを演じていただけなのではないか。道化師は奥が深い存在であろうから、虚無にも意味があるのだろう、たぶん。

休憩後のセトリがもうわけわからんくなっている。前半も順番間違っていると思うが、なんとなくで列挙していく。

軟体少女。
ちょっと意味が分からないくらいの柔らかさ。反り返った足が頭の上を通り過ぎて、腰が頭に付いてた。わけわからないよねぇ。わたしもわからん。
画が描ければいいんだが、見てもわけわからないと思う。
びっくり人間枠。

綱渡り。
サーカスと言えば、綱渡り!まだキッズやん!!って子も参加していて、どきどきしたが、周りの大人たちが、「いけるいける」と元気づけたりフォローする姿にほっこりした。とはいえパフォーマンスの難度ゆえにみんなの表情は真剣で、その姿にときめいた。

陽気ピエロと象さん。
母がサーカスに行く前に、ライオンとか象とか出てくるかな?とか可愛らしいことを言うので、そんな大きい規模のサーカスじゃないから難しいんじゃないかな、とやんわり否定した。すると、じゃあ犬は出てくるかな?と言うので、ワンチャンあるかもしれんという話をしていた。(ワンチャン……。)
なので、象が出てきたときは「キターーーー!!!!!」という気持ちだった。
着ぐるみでもあんなにテンションがあがるなんて……。
本当の象かどうかなんて大事じゃないんだな。やっぱりサーカスといえば象でしょ!という人のために、とにかく象を用意すること。そして、その象がショーをおこなうこと。これが大事なことなんだ。
写真撮影のときに出てきた陽気なピエロが空気でパンパンの着ぐるみ象と共に会場を一周して、舞台でパフォーマンスをしてくれた。誰もが笑顔になるショーだった。
陽気ピエロは勢いがすごいジャグラーとおそらく同一人物なので、象さんの中の人もおそらくペアの女の子だと思う。ショーの最後に着ぐるみの中から手を出して、挨拶してくれていたが、小さくて可愛い手だった。

そして………!!!前半のおちょっくってくるピエロが、ピンクのすかしたおじさんになって出てきたー!!!!
ジャグリングおじさんだった。鬼うまい。
ピンポン玉を口に含んで、吐き出してジャグリングするやつ、初めて見た。吐き出す力の調整、めっちゃ難しそう。やってみたいけど、口から出したやつまた口に含まなあかんの、ちょっと抵抗あるな!!!
うまさと面白さがバランスよく混ざっていて、エンタメのプロは文句なしに凄かった。キャラづけもしっかりあって、役者でしたね。

火を吹くパフォーマンスもあった。いやほんまに熱い。しかもガソリン臭。ガ、ガソリン口に含んでるのぉ?!?!それ、大丈夫なのぉ?!?!
痛そう系は苦手なので、火をぱくって食べるパフォーマンスは怖かった。同じパフォーマンスを海遊館前で見たことがあったが、そのときもすごいより怖いが強かった。

最後のオオトリはブランコ!!!これもサーカスの定番!!!
ひええ、ちょ!!!うわ!!!!よーしよしよし……、ええええ!!!!!すごっ!!!!!
と、悲鳴と感嘆をあげながら見守った。
すっごかった。

そんな感じで、「サーカス」という言葉でイメージするショー、全部見れたし、全部すごかったです。
ほかにも、上に蹴り飛ばされてぐるんぐるん回転する男の子とか、フラフープいっぱい回す女の子なども見れます。
面白かったので、近くである場合はぜひ行ってみてください。

次は吹田でやるらしい。
わたしたち家族は、これからNHKのドキュメンタリーを見ます。

いやー、エンタメってすごいわ。

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