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1-5 〇〇というインジケーター or オシレーターは使える or 使えない

皆さんはこちらのサイトをご存じでしょうか?

なんと800種類以上の手法がここで公開されています。

そして、amazonでもfxと検索をすれば10,000冊以上の本が紹介されており、それぞれが、チャートの中で都合が良いもしくは使える局面だけを表示して「ほら、この局面でこういうインジケーターorオシレーターを使うと勝てるでしょ」と紹介しています。

結論から言うと、あらゆるインジケーターやオシレーターの単一エントリー(ナンピンなどの分割エントリーではなく、とある指標で買いのサインが出たら、売りのサインが出るまで買いを持ち続けること)で総合的に収益がプラスとなる取引の勝率は

3~4割程度です。

ここでいう単一エントリーとは例えば、移動平均がゴールデンクロスしたらロングして、デットクロスしたら、もっているロングを決済してショートするというやり方です。移動平均がMACDでもストキャスでもボリンでも同じです。そして何かと何かを組み合わせても同じです。例えば、移動平均が〇〇で且つストキャスが××した時というものも同じです。

マーケットには絶対的な法則があり、最終的にはそれに引き寄せられるからです。

適切な「資金管理」という戦略無しに良い結果を得ることはできません。

実は私も「資金管理」などせずに、大きくとれそうなところで全力でエントリーをすることこそ、最も大事で、全力でやれば、例えばXMやGemforexという海外業者の1000倍レバレッジを使えば、たった10pips取れるだけで倍になり、倍×倍×倍で取れれば、一気に資金は8倍・10倍もいける!なんて考えていました。

これは、上がるか下がるか、50%の賭けに全力で賭け続けるようなものであり、全部取れれば資産は一気に増大しますが、それはもはやギャンブルに近いものであり、天才的なギャンブラー以外の方が生き残るということは、ほぼできませんし、一時的に資産が増えたとしても、ちょっとしたミスで資金の全てを失いかねません。

逆に全力でエントリーをしようとするからこそ、自分が見ているエントリーサインが出ていたとしても「なんとなく怖くて」入れず、結果としてエントリーサイン通りの動きが出たあとに安心して入ると既に上がっている(下がっている)状態で、利益を取り逃してしまう事になってしまいます。

そこで私はまず以下のように考えました。
資金 =手持ちの兵力全体
ロット=1度に投入する部隊の兵士数
利確 =兵力の増加
損切 =兵力の減少
含み益=新兵 (利確すれば兵力に追加)
含み損=負傷兵(損切すれば兵力から削除)

すると、エントリーについては、こう考えるようになりました。

① 少数のロットで偵察を出す(初期エントリーサインで逆張り気味に入る)
② ①の偵察隊のエントリーどおりに動いてくれれば、敵(買いで入った場合
  は売り方、売りで入った場合は買い方)が押してきた所で部隊を追加投
  入(押し目買い・戻り売り)
③ ②の押し目・戻りが全く無く、目標値(節目)まで到達すれば利確
④ ②の追加部隊を引き連れて、目標値まで行けばそこで利確
⑤ ②で追加部隊を入れたところから、更に押されて来た場合
  ∟ 負傷兵(含み損)を助けるために追加部隊を出す
  ∟ 負傷兵(含み損)を切り捨てて撤退する
  を判断します。
⑥ ⑤を判断するときには自身が使っている指標(オシレーターやインジケ
  ーターや高値安値の目安)などを参考にしております。

ここでもう一つ、③もしくは④の目標値(節目)まで待てずに、すぐに利確してしまうことがあると思います。これは人間の深層心理から来るものでもありますが、練習によって克服することが可能ですので、是非、練習をしてみてください。(練習の仕方については、別途ノートに書くかもしれません)

そして、私もエントリーに関してはインジケーターとオシレーターを使ってますが、必ず分割エントリーをして利益を上げており、結局のところ必要なのは、インジケーターとオシレーターの組み合わせではなく、インジケーターとオシレーターと資金管理という戦略の組み合わせこそが最も必要なのだと認識してもらえればと思います。


そして、このことこそが、銀河英雄伝説において、共にに元帥にまで登り詰めながら、宇宙を手に入れるという大きい野望を持ち、政略・戦略を組み立て、王朝を立ち上げることができたラインハルトと、独立国家の頂点にまで上り詰めることをしなかったヤンの違いなのだと思います。

以上

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