ドッキリはテレビの中だけでなく現実でも起きている話

「知ってほしいうつ病、もしくは抑うつ状態時に出る症状キャンペーン」再び。

これは心の病の症状なのか、はたまた元来の性格所以なのか。

思いのほか、自分が考えている以上に物事がトントン拍子で進んでいる時。
例えば、気になる異性を食事に誘って、断られるかと思いきや意外に向こうが乗り気だったり。

確かにそれらは嬉しい。嬉しいのだけれど、少し立ち止まる。

「いや、裏でその人とその人の友達（私のことも知ってる）で連絡なんかしててさ、後で壮大なネタバラシがあるんだよ。実は全部知ってて、知らないのは私だけ状態というオチなんだよ、きっと。」

そんなことが、頭をよぎる。

（そもそも何のオチなんだろう。別に意図して内緒にしてるわけではないのだけれど。ああ、二人で食事に行ったことを知らないふりして、実は全部筒抜けとか。LINEやメールのやり取りが。ああ、そういうことか）

（いや、騙されてるなら別に騙されててもいいや。知らないふりしてこのまま突っ走っちゃえ）

と、強がってみるが、内心は不安。

◇

基本的に、テレビのドッキリ番組は嫌い。
手軽なドッキリならいい。瞬間的に成果の見えるタイプの。割と大掛かりな、周りの人はみんな知ってて自分だけ知らない系のとか、そういうのは嫌い。

申し訳ないが、そういう手のこんだ、仕掛け人を何人も登場させる大掛かりなドッキリ番組で笑いを取ってるテレビ局が、ニュースでは振り込め詐欺（特殊詐欺）防止を謳っていたら、それは説得力のない話だ。

「ああ、このテレビ局は特殊詐欺に関しては加担する側だな」

と思ってしまう。
ひどく歪んだ物の考え方だとは自分でもわかってる。こういう人間もいるという一例。

◇

昔見たバラエティ番組。多分ロンブーの番組。
若手の男芸人に、いわゆる美人局的な女性が「ファンなんです」か何かから始まって、連絡先交換して、やりとりしてデートをするかしないかくらい、30日間くらいの壮大なドッキリ企画。

なぜそれを見ていたのか分からないが、30日後には全部「ドッキリでした」で済ますんだろ？周りの人も皆それを知っててだ。

悪いがそれは人間不信になる。心が弱い人間だと尚更。
（中学の頃、今まで友達だと思って遊んでいたグループに、ある日突然「お前とは友達じゃねえから」と言われグループからハブられた経験を持つ自分の体験から）

そのドッキリでは、笑えなかった。あと何日か後に友達だと思ってた人に裏切られるのかと思うと。

そういったこともあり、なかなか他人を信用できない。
繰り返すが、これら心の病からなのか、元来の性格なのかはわからない。

事が良い方向に転がると、少し身構える。そんな男である。

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