冬になると鬱になる

誰かが形容していた。
「冬は白黒の世界になる」と。

私の場合は白黒、というよりも目の前が真っ暗になる。

冬にうつ病の症状が出る「季節性うつ病」というものは、実際にある。
診断はされたことはないが、医者には「冬はダメっすね」と言ったことはある。
自分でも自覚している。冬はダメになると。
少なくとも夏より気分が落ち込む頻度は多く成る。

雪が降り、積もる。朝は暗いうちから起き出し、除雪。
風も吹かず、静かな時こそ絶望の始まり。夜から音もなく深々と雪は降り続き、朝になり外を見ると、はて無く積もっているという絶望感。

雪が降り続いているときも、除雪はしなくてはいけない。
除雪したそばから雪が降り積もっている。こんなのは絶望感しかない。

寒い。何枚着ても、寒い。その寒さで風邪をひくのではないか?という不安が常に付き纏う。

朝起きてもまだ真っ暗な時の方が多く、午後になると暗くなり、夕方はすっかり夜。

季節性のうつ病の原因の1つとして、太陽の光を浴びないと体調が崩れるらしい。
冬は、浴びれたら奇跡くらいの日照時間。

トラウマもある。
昨年の冬になる頃、トリプタノールだセパゾンだといった薬を自己判断で止めた。
それまでは薬を飲まなくてもいけそうな気がしていたので。

ところが人生は甘くない。
断薬や減薬は、徐々にすべきところを、一気に止めた。
するとどうなるか、一言でいうなら「生きた心地がしない」。
毎日を、死んだような思考と絶望感と数々の副作用の中で生きていた。よく生きていたな、自分。
(もれなく希死念慮も出ていた)

だからこそ、今は薬は減らしたくない。この冬に差し掛かろうとする頃は。
増減なく同じペースで居場所を見つけられているから。できるだけ早く薬を減らすゲームではない。

12月、1月、2月、3月
絶望しかない日々がやってくる。

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