ベストなんて存在しない。まずベターから始めよ。

ベスト思考が強すぎて動けない人は、いろいろな分野にいます。リスクゼロを求めたり、絶対成功を求めたり、しかも何もやらない机上の空論で、あちこち視察にいって見てきたこととかをあれこれ話すけど、結局自分たちでは何もやらない。

昨日、そんな話をちょいとツイートしたところ結構反応があったので、深堀りしたいと思います。

ベストではなく、ベターを探すべし。あんまり完璧をもとめてあれこれと考えていると時間は浪費するし、結局不完全でもはじめて修正していったほうが適切なマーケット適合が図れたりする。空想と会議であれこれと時間を費やすほうが無駄。どこまでいってもベストなんて存在しないのだから。

— 木下斉/Hitoshi Kinoshita (@shoutengai) August 3, 2020

以前書いたように、「やる奴はすぐにやる」という話をいつも私はしていますが、それはやる奴ってのは「ベストではなくベター」をひとまず見つけ、その上でやって改善していくという方式を採用するのです。最初からベストなんてことはできないし、ベストを目指すにしても、ベターからはじめてベストに近づけるしかないのです。

ベストでないから「やらない」なんてことを言っていては、いつまでも前に進まないわけですね。

地域における取り組みも同様。ひとまず今の中での「ベター」で手を打ってスタートさせ、その上で次の段階へとシフトさせていくしかありません。

それしかないのに、最初からベストを探す。絶対に失敗せず、絶対に成功する、誰からも批判を受けずに、皆から歓迎されようとする。そういう人いませんか。

○ 完璧でないなら一歩たりとも変えたくない人間問題