見出し画像

【AIR】地域事業の要はチーム形成と成長

地域での人材育成という話は常日頃から出る話題です。

けど、全国各地でも人材育成といいながら、しょうもない税金で行う研修事業ばかり。そもそもとして集まっている人が本気ではないのですよね。たまたま業務で言われた、予算がついたからやらなくてはならなくなった、みたいな人も少なからずおり、気持ちがあると本人はいうけど結局出資して自分で挑戦するところまでは全く思いは至らず。つまりはそれは本気だとは言わないのですよ、というレベルだったりします。

こういうメンバーで何事に取り組んでもカタチにはならないのです。

なぜならば、地域プロジェクトにおいて重要なのは、外的要因、つまりは人口規模だとか商圏状況とかそういうこと以上に、内発的要因である事業に取り組むチームの能力が問われるからです。どんなに困難な外的要因を抱えていても、適切なチームの能力が発揮されると解決に導かれていく、つまりは地域事業で大切なのはこのチームの作り方になります。

地域事業においては多すぎず少なすぎない3-5人の少数チームが適切と私は思ってます。これより多いと統率はどんどん難しく、リスクとリターンの設計も困難になっていきます。まずは初期は3-5人で回す。事業規模が成長してきたらもちろんどんどん多くなっていきますが、10人まで、20人、30人とマネジメントにおいてはギアが完全に入れ替わりますので、同じチームと能力で良いわけでは有りません。

多くの地域のばあいには3-5人の少数チームでまずはスタートさせるところに位置していると思いますので、この結束あるチームをまずは作らなくてはならないのです。そのチームで適切に挑戦をして成長していく必要がありますが、この時に闇雲にやるよりは一定の先行する地域とかの実践者からの知見を引き込みながら進める必要があります。

が、その時に答えを安易に求めていくといういわゆる外注では駄目です。

ちゃんと適切な段階をもって自分たちなりの答えを見つけなければ、ものにはならないのです。

○ 第一段階は人材の「発掘」

人材育成の最も要であり、基礎となるのは「発掘」です。コレを言ってしまうと元も子もないのですが、やはり向き不向きというものはあって、チームにおいて求められる能力の基礎的なところがある人材を発掘しなくては話は始まりません。ただし地域事業は3-5人程度の少数チームですから、別に万能選手を用意しろというわけではないのです。

ここから先は

2,464字

¥ 500

サポートいただければ、さらに地域での取り組みを加速させ、各地の情報をアップできるようになります! よろしくお願いいたします。