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【AIR】コロナ対策臨時交付金で誕生するコロナ墓標〜予算で2500万の「イカ」〜

昨年からどうしようもないコンサルがコロナ対策臨時交付金を目当てに自治体に提案しまくっていたりすることに警告を出していましたが、結局一番困るのは地方の政治と行政の意思決定なんですよね。

以下のイカのモニュメントをおいたイカの駅なるものが爆誕したことでまた話題を振りまいています。。。写真からしてなかなかアレですが、コロナ対策で配られる臨時交付金の裁量が地方にあるので、まぁこれでいいと本当に思うならいいと思いますが、問題は今、この時に、こういう予算がでた時にこんなことに使うのが、こんなネタであるべきなのか?なんですよね。びっくりします。

そういうセンスと思考回路そのものにこそ問題の深淵が広がっているわけです。

今後このイカや作られたイカの駅なるものが、せめて維持管理費以上の稼ぎをちゃんと作り出し、行政予算に依存せずやれればいいでしょうが、まぁもうどうなんでしょうね。

ほんとこんなくだらぬことに予算配るくらいならば、生活者支援で困窮する人たちにお金配るとか、国として予算まとめてワクチン製造とかに昨年からいち早く投資する予算配分はできなかったのかね、と思わされますね。本来はコロナによる自粛などによって低迷する地方経済に直接的に幅広く配って消費などにつなげるというのが趣旨のはずなのに、長期的な地域活性化(にもならんと思うが、イカモニュメントなんて)とかにも使えるってのがおかしいのですよね。

こういうやり方するのは、結局これまでの様々な国の予算とかでは「そんなん駄目ですよ」と言われるような予算を、地方に裁量が大きく作られた交付金で復活させるのに活用するということだったりするのです。地方創生が始まった頃の、国費100%の先行型、加速化交付金と同様のお話になってきています。

いつの時代もくだらぬことをやるのは、人間です。

【追記】そうこうしていたら、BBCのサイトでも取り上げられてしまったようです...。

○ 地方に必要なのは「予算」ではないとわかるお話〜投資すべきものを間違う貧乏父さん〜

こういう事例をみてわかるのは、金があれば問題が解決するわけではなく、重要なのは「金を使うセンス」なのです。使うというのは単に使って終わりではなく、投資的な意味合いで使い、そのリターンを作れるというセンスであります。

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