紅葉奥多摩日帰りの旅2024③青梅市吉川英治記念館「秋のライトアップと夜間開館」
の続き
ひとっ風呂浴びて奥多摩駅から臨時電車に乗って青梅駅まで戻る。
こんな巡廻バスがあるのね。乗り込むとなんと、添乗員さんがいた…?(自主的? バスマニア?)
向かうは青梅市吉川英治記念館。
ここは一時閉鎖されて、前回行ったのはその直前で、お別れをしたつもりだったのだが、なぜかいつの間にか復活していた。これぞ元祖二刀流の奥義?
頭に青梅市と付いたから市営になったのかな? 市長さんが吉川英治ファンだったとか?
仔細はともかく、この時期「秋のライトアップと夜間開館」なんてのがあるため夜景バカの私としては寄らずにはいられなかった三国志。
到着。
あああああ、玉堂美術館と相互割引なんかあったのか! 気付いた時にはもう支払ってた百円損したなんて小さい男だ諸行無常の平家物語。
相変わらず立派なお庭。
前回来た時もひこうき雲があった。なんかの飛行ルート? 厚木基地? ケムトレイル?(ケムトレイルとか地震雲とか雲系の陰謀論ってみんなが見えてわかりやすいから永遠に蒸し返されるよね)
日が暮れる。
お庭をぐるっと回れるんだけど、このランタンは暗くなって足元が危うい時に使ってくれってことかな?
展示棟へ入る。今回は挿絵特集らしい。
宮田雅之さんのがかっこいいな。
吉川英治さんの著作の多くは古典作品の元ネタがあったにしてもおひとりでよくもこんなに膨大な作品群を書き上げたものだよね。今更ながら圧倒される。
数百年前とかの作品は淡々と起きたことが綴られてかなりあっさりしていることが多いし、人の心理描写なんかもほとんどないのでそのへんをどう肉付けするかが腕の見せどころ。
ちなみに私が最初に親しんだ吉川英治作品はNHKの「人形劇 三国志」だ。
「原作 吉川英治」とあったのは見ていたが、あまり意識していなかった。後から小説を読んだ。
冒頭、劉備だったかその仲間だったか敵だったか覚えていないが(読み返せよ)暗闇から馬に乗って登場するシーンは、その様子が目の前にありありと浮かんできて本の中にトリップするかと思ったよ。
「バガボンド」と『宮本武蔵』はどっちを先に読んだんだったかな? あ、その前に『宮本武蔵』って底本はあるの? 『五輪書』には自分の武勇伝なんか書いてないよね? あれは全編吉川英治オリジナルストーリー? 佐々木小次郎は小説だけの実在しないキャラと聞いたことはあるな。
挿絵じゃないけどバガボンドのイラストも張ってある。撮影禁止なので見に行って!
バガボンドはいつ再開されるんだろう? HUNTERXHUNTERはさんざ言われてるのにバガボンドは誰も「仕事しろ井上」とか言わないな。まあ、バガボンドは結末わかってるからね。
あるいはこれでもう決着は着けたというつもりなのだろうか。
しかしお客さんいねえな…。ハイキング客はあんなにいたのにこっち回ってこないねえ。あんまり寂れてるとまた閉館しちゃうよ。
退出する際、従業員さんに「よかったらおみやげ見ていってください〜」と呼び止められた。もう先に見てたんで「さっき見てますから〜」と逃げてきちゃった。なんか買ってあげればよかったけど食指が動くものがなかった。
⚔️
この記念館は素敵なところなんだが、リピートする動機があまりないかな。美術館みたいにそんなに毎回展示内容が大きく変わるわけじゃなし。特集組むにしてもなあ…。
文学に慣れ親しむように朗読会とか?(果てしなく地味だ)。マンガ喫茶みたいに吉川英治作品をコーヒー飲みながら好きに読めるようにするとか? 本とか多少汚されても都度入れ替えたらよろしい。吉川英治作品はもうじゅうぶんもと取ってるだろ(もう著作権切れてるよね?)。
吉川英治さんもここにいらした頃は地域のコミュニティに力を入れていたとビデオで紹介されていたし。
手っ取り早いのは吉川英治作品の映像化でタイアップ聖地巡礼かな。「SHOGUN」が吉川英治原作だったらインバウンドも見込めたのに。
でもサムライ映画がまだ海外でウケるんだったら今後取り上げられる可能性はあるな。
宮本武蔵は英訳も出てるし
おっと、Audibleも出てるんだ!
しかも再生時間53時間超ということは、ダイジェスト版でなくフルバージョンみたい!すごい。
♨️♨️♨️
ところでこんな案内が館内にあった。
やっぱり奥多摩は温泉地だねえ。ここらと相互割引するのもいいかも。文学と温泉の二刀流割?!
前回の記事にコメントいただいた湯美師匠によれば「瀬音の湯」が源泉掛け流しもあり、オススメだそうです♨️
🎥🎥🎥
さて帰ろう。なんか知らんが青梅って、映画看板が名物なのよね。
すごい圧www
安っ!