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松本紹圭の方丈庵

このnoteマガジンは、僧侶 松本紹圭が開くお寺のような場所。私たちはいかにしてよりよき祖先になれるか。ここ方丈庵をベースキャンプに、ひじり仲間と対話と巡礼の旅に出ませんか? … もっと読む
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#postreligion

仏教は、正気を生きる道。

現代仏教僧侶(Contemporary Buddhist Monk)にも、いろんな形がありうる。 nestoでご一緒している藤代健介くんが「風の民、土の民」の話を時々してくれる。先日のポッドキャストでも、少しその辺りの話題も出たような気も。 「風の民、土の民」を自分の文脈に(ちょっと強引に)当てはめてみるなら、自分のお寺に定住して特定のローカルに根ざして活動する「住職」は土の民、土地や立場に縛られず遊行・流浪する「ひじり」は風の民、と言えるだろうか。歴史をさかのぼってみれ

ジャイナ教のお寺で惑星間輪廻の話を聞く

松本 はじめまして。今回はインタビューを受けてくださり、ありがとうございます。ジャイナ教の様子がわからない中、先日、思い切ってお電話をさせていただきましたところ、日本語でご対応いただけるのがマニシュさんということで、ご紹介いただきました。 マニシュ ジャイナ教のお寺へようこそ。仏教のお坊さんが来るなんて、面白いですね。

方丈記2020(October)・新月

「方丈記」は松本紹圭が近況をお知らせするポストとして、毎月、満月の頃と新月の頃に更新します。(今回は少し遅れました... ^^;) ※ 本記事の有料エリアに、10/31(土)「方丈庵ゲストトークLive w/大岩根 尚さん」のZoom URLを記載しています。 164 大岩根 尚さんと、地球の声を聴く次回トークLiveのゲストは、先日、Zen2.0のセッションで初めてご一緒させていただいた、大岩根 尚さん。 1982年、宮崎の生まれ。大学・大学院にて地質学・海洋地質学を

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Post-Religion Talk vol.3 w/ 皆川久美子「まだ見ぬ自分と出会い直す視点」

マガジンを購入すると全編(37:03)を視聴することができます。

方丈記2020(September)・新月

「方丈記」は松本紹圭が近況をお知らせするポストとして、毎月、満月の頃と新月の頃に更新します。 ※ 本記事の有料エリアに、10/2(金)「方丈庵ゲストトークLive w/皆川久美子さん」のZoom URLを記載しています。 162 「繊細さん・敏感さん」はいませんか? HSP・HSCっていう言葉、聞いたことはありますか?Highly Sensitive Person/Child(繊細さん・敏感さん)の頭文字です。 皆川公美子さんは、ご自身の子育て経験を通してHSCの存在を知

方丈記2020(September)・満月

「方丈記」は松本紹圭が近況をお知らせするポストとして、毎月、満月の頃と新月の頃に更新します。 161 エンパシーからコンパッションへテンプルモーニングラジオの公開収録として「方丈庵ゲストトーク」を行いました。 コミュニケーション・ストラテジストの岡本純子さんをお迎えして、Post-religionと孤独について、たっぷりお話をさせていただきました。この企画は、基本的に僕のお坊さん「以外」のお友達と気楽にしゃべるのが趣旨なので、近況交換のおしゃべりから始まって、だんだんと温ま

Post-Religion Talk vol.2 w/ 岡本純子「エンパシーからコンパッションへ」

マガジンを購入すると全編(44:06)を視聴することができます。

方丈記2020(August)・新月

毎月お届けしてきた「方丈記」は、方丈庵マガジン購読者と「未来の住職塾」塾生向けにクローズドなつぶやきをシェアするコーナーでした。 7月からは松本紹圭が近況をお知らせするポストとして、幅広い方に読んでいただけるようにしました。毎月、満月の頃と新月の頃に更新します。 ※ 本記事の有料エリアに、9/2(水)「方丈庵ゲストトークLive w/岡本純子さん」のZoom URLを記載しています。スポット参加される方は、この記事をご購入ください。 160 孤独に効く私の友人、コミュニケ

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Post-Religion Talk vol.1 w/ 小木戸利光「理性と感性のバランスをとること」

マガジンを購入すると全編(48:27)を視聴することができます。

宗教コミュニティのためのシェアリングプラットフォーム

「松本さんは、やっぱり原始仏教に戻るのが良いと考えているんですか?」と聞かれることがある。超宗派の活動をしたり、Post-religionとか言っているので、そう感じられるのかもしれない。どうだろう。僕は原始仏教に戻ろうとしているのだろうか。少なくとも、自分ではそう意識することはない。だいたい、原始仏教がどうだったのか、知らない。「原始仏教はこうでした」と確定的に語るには、2500年前のお釈迦様の時代は、昔すぎる。生きる時代が違えば、人間の生活も違うし、悩みも違う。すでに今と

方丈庵は、Post-religionを中心に置いた、僕自身の自己変容のためのお寺

ここ数日間、宗教ムラでホットな話題といえばこれだ。 諸手を挙げて喜ぶ困窮寺院もあれば、寺院の布施収入を事業「売上」とみなして将来課税するための布石ではないかと訝しむ寺院もある。 論点は山ほどある。山ほどあるが、最近、そういう話題にあまり興味が湧かなくなってきた自分もいる。法律の枠内で「宗教」の権益をなるべく大きく確保することは宗教界あるいは宗教ムラとしては大切なことかもしれないが、既存のムラの文脈で語られる「宗教」には、未来の社会を作る人々に貢献できる余地がほとんどないよ

Post-Religious Religionとしてのバハイ教

バハイ教を知っていますか?バハイ教、を知っていますか? バハイ教は宗教ですが、活動としては4種類の主要な活動を広めるコミュニティづくりを中心に置いているため、「バハイ共同体」という名称を前面に出しています。詳しいことはウィキペディアに載っていますので、まずはそちらを参考にしてから、記事を読んでいただいても理解しやすいでしょう。 私は名前を聞いたことがある、くらいでほとんど知らなかったのですが、たまたま日本のバハイ信者の方とお会いする機会を得て、興味を持ちました。1時間半ほ