
「目をつぶってる…」を防ぐ!集合写真で試したい撮影テクニック
大会で入賞したり、先輩が引退したり、OB・OGが集まったりすると、記念に集合写真を撮ることが多いですよね。特に大会後は、選手だけでなくコーチや家族も加わる、思い出に残る一枚になります。
でも、いざ撮影してみると……
目をつぶっている子がいる
目線がバラバラになってしまう
表情がかたくて、ぎこちない
となったことありませんか?
私は何度も失敗してしまったので、そこからの試行錯誤の結果をここで紹介します。
集合写真も連写する
撮られる側としては、入学式や修学旅行などで写真を撮られた経験があると思います。大体撮るのは2枚ほどが一般的ですよね。
しかし、いざ自分が撮る立場になってみると、プロのようにうまくいかないことに気づきました。せっかくの集合写真なのに、目をつぶっている子がいたり、目線が合わなかったりすることも。
そこで試合中と同じように連写をするようにしました。
30名くらいいても、全員が目を開けている瞬間がある。
「おーい、撮るよー!」と声をかけるのは大切ですが、一度の合図で全員がベストな表情になるとは限りません。そこから連写をすると、全員が目を開けている確率がグッと上がります。
連写すると、自然な笑顔が引き出せる
集合写真で連写されることに慣れている子はほとんどいません。だからこそ連写すると自然と笑顔が生まれます。不思議なことに、一度経験して「集合写真=連写」と分かっていても、毎回笑いが起きます。
実際、娘が中3で引退した時にこの方法を使ったところ、中学生でも十分効果がありました。「撮りすぎ!」と笑いながら言われることもありますが、その瞬間の表情が一番自然でいい笑顔だったりします。
標準ズームレンズを準備する
試合中は70-200mmの望遠ズームレンズで撮影していますが、これで集合写真を撮る場合は少し離れないといけません。そうなると「撮るよー」の声も届きづらいし、連写しているのも気づきづらくなります。
そのため標準ズームレンズも持ち歩くようにして、なるべく子どもたちの近くで撮れるように変えました。集合写真は突然求められることが多いため、練習日でもカメラバッグに1本常備しておくと安心です。
理想はカメラ2台体制
レンズ交換はそれほど時間がかかるものではありませんが、閉会式 → 集合写真という流れの中では、落ち着いて付け替える余裕がないこともあります。そのため、1台は望遠ズーム、もう1台は標準ズームを装着しておくと、よりスムーズに撮影ができます。
もちろん、集合写真のためだけにカメラを増やすというのは難しいかもしれませんが、スナップ用などにも使えますので検討する価値はあるかと思います。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました!
集合写真の失敗を防ぐ3つのポイント
連写を活用してベストショットを選べるようにする
場の雰囲気を和らげることで自然な表情を引き出す
標準ズームレンズを準備していつでも撮れるようにする
高校生になった長女は、小学生最後の大会で優勝したときの集合写真を今でも机に飾っています。そんな大切な思い出の一枚だからこそ、ちょっとした工夫でより良い写真を残せるといいですね。