見出し画像

ユーザーに届けたい体験にコミットするプロダクトオーナーという職業に思うこと

自分自身色々とフラフラしていることが多いので、たまに愛宕さんは何をしている人なんですか?と言われた時、「プロダクトオーナー」ですというのが自分の中では結構しっくりきています。

私はコデアルというプロダクトのプロダクトオーナーとして仕事をさせて頂いています。

ではプロダクトオーナーという職業は何なのでしょうか?Appleの創業者である故スティーブ・ジョブズ氏は世界一のプロダクトオーナーだったと言えるかもしれません。

プロダクトオーナーとは、自分なりに一言でいうと「ユーザーに届けたい体験を定義し、形にするためになんでもやる人」だと思います。もちろんプロダクトオーナーと一言に言ってもカバーしている範囲はサービスの成長フェーズによって変わると思っていますし、その人の得意不得意によってどこを重点的にやっているか?は違いがあると思っています。

僕の場合は、細かな作業が壊滅的に苦手でできないので、細かいタスクの分解をするような部分は申し訳ないと思いながら、かなり他のチームのメンバーに甘えてしまっている部分があります。

プロダクトオーナーに関して説明した記事はこの辺りが参考になるかと思います。

指示しないリーダー像:プロダクトオーナーは舵取り役

プロダクトオーナー概要

プロダクトオーナーに必要な5つのスキル

私が好きな会社の経営者は、大抵プロダクトオーナーの役割を果たしているタイプの経営者ばかりです。Appleの故スティーブ・ジョブズ氏,SONYの故盛田昭夫氏,Dysonのジェームズ・ダイソン氏の三社の経営者全員が製品・サービスに深くコミットしています。

特にSONYの盛田さんの言葉で僕の大好きな言葉があります。「究極のセールスマンとしてのトップの仕事は、実はプロダクト・プランナーだ」という言葉です。この言葉に感銘し、強いセールスマンシップを持って、最高のものをユーザーに届けるための仕事をしたいと考えるようになりました。

悲観的な言い方をすれば、僕自身はなんの特別な才能もなく、天才的なエンジニアでももちろんありません。だからこそチームにおいて、プロダクトオーナーの役割を果たしている部分があります。

自分が心の底から使いたいと思える製品・サービスを形にしたい。まだ世の中にはない製品・サービスを形にしてみたい。そしてその製品・サービスを手に取ってもらい、ユーザーに感動してもらいたい。喜んでもらいたい。こういう気持ちから、僕はプロダクトプランニングに強い興味を持つようになりました。

ただ本当にこれまでなかったような製品で、ユーザーに最高の体験を届けたいと考えると、目を配るべき範囲は多岐に渡ります。製品・サービスは製品・サービスそのものだけで、ユーザーの体験を形作れるわけではないからです。

ユーザーの体験は、その製品の見た目、その製品をどのようにして知るのか?製品のサポートはどのような体験になっているのか?あらゆるものが絡み合った結果創られるものだと僕は考えています。

そういうことに気付くに連れて、自分のチャレンジする範囲は以下のような順番で広がっていったように思います。まだまだ道半ばですが、今までやってきたことを時系列順に書くと大きく10段階くらいやってる気がします。

1. 自分が使いたいと思うようなものを思い描く(プロダクトプランニング)

2. 製品を作るためにプログラムを書く(プログラミング)

3. プログラムを書く才能がないことに気づき、その才能がある人にプログラムを書いてもらう(採用)

4. その製品を売れないと誰にも継続的に手伝ってもらえないので、値段も含めてその製品をどうやって売ればいいのか考える(営業)

5. その製品を使い続けてもらうために、ユーザーに価値提供し続けられているかを確かめながらサポートする(カスタマーサクセス)

6. 手に取ってみたい、使ってみたいと思ってもらえない見た目だとそもそも使ってさえもらえないので見た目を洗練させる(デザイン)

7. 広く知ってもらう時に、製品のイメージを適切な形で伝える(PR)

8. よりユーザーの数が増えてくるに連れて、いろんなお金がかかるようになるので、お金をなんとかする(ファイナンス)

9. ユーザー一人当たりの獲得コストに基づいてCTV,CPAを意識し、集客をしていく(マーケティング)

10. 一緒に働いてくださっているメンバーが働きやすくなることを考えて、より良い体験を届けられるサービスを提供できるようにする(人事評価)

10.はまだまだできてないなというのが本音です。10.以外も正直あまりできていません。。。。。

プロダクトを通じて、ユーザーに届けたい体験があるから、そのために言い方はあまりよくないですが、しょうがなくその時に必要なものを学ばざるをえないから順を追って学び、実行。その上で、実行しつつ、採用要件を書けるようになるので、自分を都度リストラし、その役割を自分以外の自分よりももっとすごい人を見つけてきて、一緒にやっていただけるように依頼することをこれまで繰り返してきました。

よりユーザーの体験を向上させられるようなプロダクトオーナーになれるように努力したいなと思います。プロダクトオーナーに関する質問があればこちらからご質問ください!


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
Shota Atago/愛宕翔太(Taisho)

サポート頂いたお金は、Youtube/記事の発信など、日米を横断した情報発信のために使わせていただきます。