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#45 慣れと退屈

ちょっとネガティブなお話になりますが、
サラリーマンとして働いている時に
「会社や仕事に対するグチ」が、
鉄板の話題のように扱われていたことが印象に残っています。

上司と部下という関係性では
互いの立場があってかあまり話題に上りませんが、
同僚関係だと年齢差関係なく共通の話題にもなるもので、
よく耳にしましたし、自分もその輪の中にいた訳です。

個人的には、グチが絶対悪だと思っていません。

誰もが違和感を感じることはありますし、
その違和感をきっかけに自分自身に変化が
起きるのであればむしろ良いことだよね、と思っています。

とはいえ、実際は単なるの他責で話が終わってしまうことが
多いのも実態だと感じています。

では、なぜそのような
”他責のグチ”が生まれてしまうのか。

その大きな原因の一つとして、
仕事に対する慣れからくる満足感の不足、
つまり「退屈だから」という背景があるのではないか、
と考えています。


中には、口を開けばグチが出てくるような人もいて
そこまで嫌なら辞めたらいいやん! と言ってしまうこともあります。

そんな時、必ずといっていいほど
「でも辞めれないからさ…」というのがセットとして語られるものです。


慣れは安心感も与えてくれるものです。

家庭があったり、不自由なく生活できているのに、
わざわざリスクを取るだけの見返りがあるのだろうか、
と考えるのは当然ですよね。

だからこそ、オンとオフの切り替えを大切にするに至るのは、
とても共感できます。

一方で、自身でオン・オフの線引きをしてしまうことで、
一週の大半を費やすオンの時間を
退屈に感じるようになってしまうのがすごくもったいないな、と思います。

だからこそ自分は、安心感はそのままに、
やってみたいことに挑戦できるチャンスを増やしていきたい、
とそんな人たちの顔を思い浮かべながら、
少しでも届けられるようになりたいな、と考えているのでした。

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