日本に住む私が考える人種差別の話
さっきテレビでナイフを持った黒人男性が警察官に射殺された、というニュースをみた。
女性の静止を振り切ってナイフを持ったまま警察官の方に向かっていく男性。じりじり下がりながら男性に銃を向ける2人の警察官。心臓がばくばくして、その先は見たくないのに見てしまった。モザイクはかかっていたけれど男性は何発か撃たれてその場に倒れ込んだ。その後亡くなったらしい。
確かに、ナイフを持った人が近付いてきたら撃たなきゃならない場面もあると思う。でもそういう時は、脚や膝を狙って相手を動けなくさせるために撃つのだと思っていた。少なくとも、命を落とすような、大きい血管のある場所や胴を狙う必要はないと思った。
その2人の警察官は殺される前に殺せ、と思ったのだろうか。
一部始終を見てないから、もしかしたらこの事件は人種の問題ではないのかもしれない。でも、致命傷になるような箇所を撃ったことには多少の人種問題が絡んでいると思う。
日本にはアメリカなどの陸続きの国ほどの人種差別はみられないし、個人が護身用に上着の内ポケットに銃を持ち歩くような社会でもない。
日本に住む私が人種の問題になにか意見するなんて場違いだと思う人もいるかもしれない。でもこのグローバルな世の中、いつか自分の身にも起こりうる話だ。
肌の色の違いは性格や思想に影響を及ぼしたりなんかしない。そして、そのせいで誤解や悲劇を招くなんてことは絶対にあってはならない。
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