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2月22日はネコの日! 『マーベル・ミャオ』著者 藤ナオ先生インタビュー

本日2月22日は「ニャン・ニャン・ニャン」でネコの日ですね。
そこで、今回はちょうど1年前の今日、発売された『マーベル・ミャオ』の著者、藤ナオ先生のインタビューをお届けします! マーベルの公式ネコ漫画(?)である本作は、どのような経緯で誕生したのでしょうか?


0220マーベル・ミャオ(帯付き)


Q. マーベルと仕事をすることになったのは、東京コミコンで現編集長のC.B.セブルスキーに直接作品を見てもらったことがきっかけとうかがいました。どのような経緯だったか教えてください。


第一回の 東京コミコンに初日オープニングから一般参加していたのですが、その前々日くらいにTwitterで、アーティストアレイにC.B.さんも参加して、ポートフォリオを受け付けるという情報が流れてきました。

直接何かをみてもらえる機会なんてそうそうないと思ったので、とにかく「面白い作品を作り出してくれてありがとう! コミコンに来てくださってありがとう!」の思いで、ファンレター的な冊子を作って提出しました。

その後、C. B.さんから直接メールをいただいたのですが、コミコンから3カ月も経った後だったので、すっかり忘れていてびっくりしました!

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▲藤ナオ先生が実際に持ち込んだファンレターマンガ(一部抜粋)


Q. キャプテン・マーベルの飼いネコ(?)グースを主人公にした本作『マーベル・ミャオ』はどのようにして生まれたのでしょうか?


C.B.さんからはInstagramでコマ漫画をやりたいということで依頼を受けました。ネコ漫画を依頼されたのは、C.B.さんがネコ好きだからだと思います(ここだけの話、小林まこと先生の『What's Michael?』をイメージされていたようです^^)。無声漫画は好きですし、英語力もあまりないのでちょうどいいな!と思いました。

色をどの程度入れてもらえるのかわからなくて、グースの縞模様を入れないまま提出したら、そのままになってしまいました……。

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▲当初「#Marvel Meow」としてマーベルの公式Instagramで発表された


Q. 『マーベル・ミャオ』で、特にお気に入りのコマがあったら教えてください。


ヴェノムと並んでるミャオ、タスクマスターと並んでデップーのぬいぐるみをキックしているミャオのコマなどが好きです。

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▲藤ナオ先生お気に入りのコマ


Q. アメコミとの出会いについて教えてください。


90年代アニメのX-MENがすごく面白くて、ShoProさんから出ていた『X-MEN』の邦訳コミックスをなんとかゲットしたのがアメコミとの出会いです。ウルヴァリンとガンビットとジュビリーの3人が好きでした。

続きをどこで読んだらいいのかわからなくて、アメリカのお土産で適当に何冊か買ってもらったら、絵とかシリーズが全然違ってショックだったのを覚えています……。 今は原書も手に入りやすくてありがたいです!


Q. 好きなマーベルキャラ、最近気になっているキャラクターやシリーズがあれば、教えてください。


ストレンジ先生とマジックが好きなので、『ストレンジ・アカデミー』が最近は好きです。ドルマムゥの息子があんないい子だとは……。

『コズミック・ゴーストライダー』もめっちゃ良いので、邦訳決定嬉しいです!(編集部注:『ストレンジ・アカデミー』『コズミック・ゴーストライダー』はShoProより邦訳刊行予定です


Q. 最後に読者のみなさんへメッセージをお願いします。


『マーベル・ミャオ』を読んで、気になったキャラがいたら、ぜひ各キャラのアメコミシリーズも読んでみていただければ嬉しいです!



藤ナオ先生、有難うございました!
藤ナオ先生の『マーベル・ミャオ』は紙の書籍、電子書籍で絶賛発売中です。「この作品ではじめてアメコミを買った!」という声もたくさん頂戴している本作、この機会にぜひ!


◆著者プロフィール
藤ナオ Nao Fuji
日本在住のアーティスト。2016年の第1回東京コミコンが縁でマーベル公認アーティストの仲間入りを果たし、キャプテン・マーベルの飼い猫グースをフィーチャーした全6回のコマ漫画『マーベル・ミャオ』が話題に。その他ブラックキャットの短編なども手がける。