トルコ滞在記録3【人口216人の村での暮らし】
どうも!
Tahtacıörencik (タフタツォレンチック村)に滞在して半分が過ぎようとしています。
タイトルにもある通り現在人口216人の村に暮らしております。
アンカラから車で1時間半程度、近くのスーパーまで車で30分弱、しかも滞在先にはWifiもなくスマホの電波もちょっと高いところでないと届かないというエリート田舎エリアです。
たまたまAirbnbで見つけた滞在先だったのですが非常に面白いエリアで興奮しております。
TADYA(Tahtacıörencik Village Ecological Living Collective)という地域の有機農業や草の根活動を行う組織が様々な活動を行っており、ホストのAdnanさんもそこに参画して活動しています。公務員を途中で退職され、村の存続のために有機農業やエコツーリズムなどを企画されているようです。この団体の活動については次回のnoteで詳しく扱おうと思います。
到着した次の日にはホストのAdnanさんが地域で生産されたオーガニック食材たちを紹介してくれました。村の中では乳製品や有機野菜など多種多様な食品が生産されていました。
トルコ語でコミュニケーションは難しいもののなんとか頑張ってほしいものを伝えます。
その後、隣に住んでいるおばちゃんが家をやってきて、彼女が育てている鶏や牛から収穫された卵、牛乳、バターなどを届けてくれました。牛乳は桶のようなものに入れて持ってきて、家の中にあった鍋に移し替えてくれました。もう一つ鍋を持っていくから的な感じのジェスチャーをして鍋を持っていってしまいましたが次の日にはその鍋にヨーグルトを入れて持ってきてくれました。
隣のおばちゃんが届けてくれるとは思っていなかったのでびっくり。笑
家に入ってきて鍋を勝手に持っていくことにもびっくり。笑
ヨーグルトは1kgくらいと伝えたのにえげつない量持ってきてくれてびっくり。笑
何が何だかよくわからないままでしたが、とっても好みなローカル体験で最高でした。
その後ホストのAdnanさんが育てたトマトやズッキーニ、青唐辛子?(でも辛くない)などを持ってきてくれて地域で採れた食材で食卓が潤っています。
とても気さくに名前で呼んでくれ、言葉が通じない中でも親しみと優しさを感じています。
村での生活は毎日夜明け前にコーランのお祈りの放送により目が覚め、鶏、牛や鳥の鳴き声で響き渡る。
日中には人の声は活発に聞こえてくる。
人口が少なくとも小さなエリアに密集して生活していて連帯感のようなものを感じる。
夜になると犬の遠吠えとまたお祈りの放送によって1日が終わる。
穏やかでとても美しい村。
まさに日本でいうところの故郷のような原風景が残っていつつも新しいチャレンジに溢れていて「なつかしい未来」という言葉がしっくりきます。
東日本大震災後のまちづくりの中でも非常に趣深いキーワードとして印象に残っています。
残り半分の滞在もゆったりとしつつも、トルコの辺境の地を楽しんで過ごしていこうと思います。
それでは!
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