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鹿島アントラーズ戦レビュー    ひとつ上のチームに

こんにちは。待望の大橋今シーズン初ゴールで先制するも犬飼に2発、ロスタイムでの失点で敗戦となりました。とても悔しいですしやりようによっては勝てた試合だったと思います。しかしそうしなかった。それなりの理由があるはず。それを議論していく、楽しんでいくようなブログになれば良いなと思います。

この負けた後の脱力感…久しぶりだぜ…

鹿島アントラーズ予想スタメンとスタメン

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土居が左に、荒木が中央でしたね。そして真ん中にはレオシルバと三竿が入りました。夏の暑いコンディションの中で球際で優位を取り回収率を高める中盤だと思います。鹿島の良さはシンプルな部分。難しいことはせず ゴールを目指すからこそ強さが出る。逆にその単純な部分をハメていけばこちらに勝機があるという算段でした

湘南ベルマーレ予想スタメン

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こちらの布陣は3421の形でした。攻撃時には352に変形していたりもしましたがそこはバランスを見ながらというか基本的には3421で継続していたかなという印象です。個人としては茨田、山本が久しぶりのスタメン。 ルヴァンでの成長をベテランながら見せてくれた2人ですし経験の多さからうまくゲームを進めてくれていましたよね。

不死鳥のストライカー

前半始まってチャンスが訪れます。三幸のセットプレーで大外に流れたボールを茨田が回収。クロスと見せかけた切り返しで2人を振り切りニアに速いクロスを送ります。そこに待っていたのは…

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大橋だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!     チームとしてのプレスや献身的な運びを求められその中で決定機を作りながら前半戦を過ごしていた大橋。  チームとして攻撃に拙さが多かったので得点が取れないのは仕方がないし本当にそこの結果だけでした。だから責める気になれなかったし応援する気持ちが日に日に強くなった。ただひたむきにゴールへの入り方や動きを修正して素晴らしい位置を取って落ち着いて振り抜いた。彼の努力の賜物です。もしかしたら甘いと言われるかもしれない。点の取れてないFWなんてと言われたかもしれない。でも頑張ってる、だから後押しをする。   大橋祐紀というひたむきに諦めないストライカーが僕たちを応援する気にさせてついに点を取ってくれた。ひたすら後押しをする、そんなスタンスがあっても良いんじゃないかと僕は思います。

布陣に追い風

湘南は守備の時に541でブロックを作ります。トップ下の2人がサイドに出て人数で守る守備に。これが上手くハマりません。湘南はプレスでリズムを作るチームなのですがウェリントン1人じゃパスの出どころを限定できずいつものようにインサイドハーフがサイドバックに出るわけじゃないのでめちゃくちゃに押し込まれました。

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ウェリが出れば相手のボランチが空いてつけられる。 インサイドハーフがサイドに出ているのでボランチにはプレスがかけられない。そしてアンカーがいないので落ちてきた荒木や土居につく選手はいない。引き出すのが上手い選手ですしそもそも鹿島の選手にプレスがかかっていないのでミスも少ないんですよね。間を突かれまくり圧倒的に支配された湘南。さらに不運が重なります。ドン引きしたことによりCBの犬飼がドフリーで中盤の位置まで運ばせてしまいミドル。風に乗ってクロスバーに当たるも手を伸ばした谷に当たってしまいゴールへ。 手に当たったこと自体は不運なので仕方がありませんがやはりあそこまで押し込まれて犬飼に高い位置を取られれば点は取られてしまいます。上手く修正すればこの試合にも全然チャンスはありました。

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カウンターと無念の失点

しかし後半に入っても布陣を崩さずにドン引きを選択した湘南。攻め込まれてなんとか凌ぐ時間が続きますが少しずつチャンスも増えてきました。相手が攻め込んだことにより裏が空きカウンターがやりやすくなりました。さらにボールを持つ時間が増え点の取れないもどかしさや暑さから集中力を欠いて相手の中盤にミスが出ます。元祖湘南スタイルと言わんばかりのカウンターで決定機まで繋げます。交代も入れながらどちらに点が入ってもおかしくない状況に。しかし無常にも後半ロスタイム。味方と交錯してフリーにしてしまった犬飼のヘッドが 威力は無いものの手前の畑に当たり不運な失点。しかしコーナーキックの数は鹿島が8本で湘南が3本。まぁこれだけ差があれば鹿島の方にセットプレーからラッキーで点が入ってもおかしくありません。やはり引いて押し込まれてしまった、布陣を変えたことによる影響が出たと言わざるをえないと思います。

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じゃあ結局意図はなんだったのか

ここで終わってはただの否定になってしまうので素人なりに今後に繋げる議論にしたい。なんで上手く戦えてた布陣を変えてまで、戦い方を変えてまでこの試合に臨んだのか。シンプルさが強さの鹿島にこそいつも通り前からハメて奪いどころを決めればいい。アンカーを配置して土居や荒木の場所を消せばいい。引いたならCBには 広教ではなく大岩の方が良いじゃないか。カウンターをするなら三幸と茨田はアンバランスではないか?   どうしても辻褄が合わない。352の時と比べて利点が見つからないんです。

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悩みに悩んで気づいたことがあります。敗戦のショックからいつもと違いダメだった部分に注目していました。良かったことに注目してみると山本脩斗のプレーが上がりました。広いカバーで個人での守備が光りつつ繋ぎでも運ぶ位置やスペースの作り方で存在感を見せていた 山本。でもドン引きするなら繋ぎの部分はいらない。 和成のパワーでゴリ押しする守備の方が堅実。するともうひとつ気づいたことが。この試合のやーまんあまり目立たなかったな。

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そうだ。いつもは明らかに運動量が多く負担とタスクの多いやーまんがあまり目立たなかった。だって戦い方が全く違うから…とここで自分なりに答えが出ました。 そもそもいつもと比べることが間違いだったんです。 352で前から連動して遅攻と縦への速攻を融合し試合を支配する現代型の湘南のサッカー、3421で引いて中盤の強度でボールを奪いカウンターを仕掛ける曺さん時代の古典的な湘南のサッカー。目的はこの2つの使い分けではないか?という結論です。そうすれば広教のCBも個人の守備と繋ぎでバランスの良い山本もカウンターには向いていない茨田と三幸も辻褄が合う。守備の時に引くことでサイドに出るやーまんは少し高い位置を取ることができサイドに限定するだけで守備のタスクは終わります。つまり負担が軽減できるわけですね。そして湘南の敗戦した試合を見ると逆転負けが多い。これは352で負担のかかるインサイドハーフを突かれて疲弊して崩されることが多いからです。実際負けた試合のブログって毎回弱点について説明してるんですよね。そこを突かれてる証拠です。なにより名古も聡も池田もいないのでインサイドハーフでの交代は厳しい。ならば3421の布陣を試す方がチームの利益になったんだと思います。

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お帰り!!!

ただやはり今回の鹿島は調子も良いとは言えず普通にやれば勝つ可能性が高かった。3421は全く違う戦い方であれを継続していくのはリスクが高いしリターンも少ない。ずっと続けるなら352の質を高めた方が勝てるはずなので。試合毎、試合中での使い分けで本領を発揮する布陣かなと思います。この試合は試す意味合いが強くこの試合を次に活かすためにも名古屋戦は勝ちたいですね。そして僕らのゴリブラー杉岡が帰ってきました! 期限付き移籍で鹿島からの加入ですが間違いなく戦力になってくれるはずです。先ほどの言った通り布陣の使い分けをするのならある程度個人での守備強度を保ちつつ繋ぎで精度や位置を気にしなければならない。鹿島で苦労してその部分を身につけた杉岡は間違いなく力になってくれます。ゴリゴリ縦に行くしか無かったあの頃の 杉岡とはまた違う姿を見せてくれるはずです。フロントとしても実力未知数の外国人を取るのは危険ですし中盤で半年で即戦力になる人材は湘南の戦い方からしてお金のかかる選手になってしまう。ある程度戦い方を知っていて期限付きなのでお金も抑えたフロントは凄く良い仕事をしましたマジリスペクト。何よりまた杉岡と戦えるのが嬉しいです。改めてお帰りなさい!!

まとめ

久しぶりのJリーグはどうでしたか?オリンピックで見たいろんな競技も面白かったのですがやはり僕たちには湘南のサッカーが必要ですね笑

残留に向けてここからは1つも気が抜けません。ビッタビタにゴン攻めして最後は笑えるように!

また次も頑張るぞー!!!!!!!!

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