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浦和レッズ戦レビュー      不器用なくらいガムシャラに

ほい!こんにちは!

浦和戦現地観戦だった人お疲れ様でした。残念な結果になってしまいましたね。それでも誰一人文句言わず拍手で選手を送り届けた姿勢はきっと伝わってるはずです。さてさてリーグ戦では課題の多い試合が続きますが浦和戦でも大きく課題が出ました。

難しいサッカーをしているので上手くいかないこともあります。そこで消極的になって何がやりたいか分からないから感情的に怒っちゃう。サポーターあるあるですな

大まかに何がアカンかったかを分かれば次にまた我々も気持ちを持っていくことができると思うので一緒に振り返っていきましょうか。

浦和レッズ予想スタメンとスタメン

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浦和の頭脳、リカルドのブレインこと岩尾憲は古巣対戦です。2014年の時から見ていたのですが凄まじい選手になりましたね。関根と松崎をサイドに起用したので湘南の裏を取りつつ引き付けるためにスピードとドリブルに特徴のある人選だなと思いました。ベンチにはユンカーが復帰。2020年に湘南に在籍していた馬渡もベンチに入っています。

湘南ベルマーレ予想スタメンとスタメン

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良い感じの的中率ですね。畑がしばらく怪我で離脱ということで今節は杉岡がウィングバックに、左のCBには 山本、右のCBには舘がスタメンに戻りました。町野は 今シーズンリーグ戦初スタメン。スタメン紹介のポーズで僕はケラケラ笑いましたね。立ち位置が変わっていく浦和に対してどこを消して誰がいくのかの確認が大事になりました。

浦和の狙い

用意周到名将リカルド監督は湘南のことをしっかりと スカウティング。湘南のインサイドハーフが出てくるというのは皆さんもご存知の通り。なのであえて浦和の 両サイドバックは低い位置で引きつけます。聡の横を あけるためですね。

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茨田が出たことで聡の脇が開きましたね。江坂がそこにポジションを取ります。失点シーンはここで大岩と舘の2人が出てしまいました。右にぽっかりスペースが開き拓也は先ほども言った通り関根に引きつけられているのでスペースへの対応はできません。ボールウォッチャーになった湘南は再び入ってきた江坂に対応できず。  この一連の流れは湘南のことを良く調べてそれに対応した立ち位置、技術とまさにリカルド監督らしい得点になりました。岩尾が真ん中で町野を引きつけていたのもこれを意図してだと思います。ショルツの縦パスにも意図がありましたし全員でイメージを共有したゴール。見習いたいですね。

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それでも湘南の守備がまともに崩されたのは失点ぐらいでその他は上手く対応していました。飛び込むとやられるのが分かるとまずはブロックを整えてからプレスをかけます。これによりサイドバックに釣られることはなくなり浦和も窮屈に。ボールを前で奪うこともできていたので守備に関してはしっかり対応できていたと思います。本音を言えば失点前に対処したいですけどね。

続く課題

やはり聡が孤立してしまうしサイドで詰まる。前回から続いている課題ですね。ビルドアップで繋ぐ時に形がないので毎回同じような感じで詰まっているんですよね。

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大岩が右寄りに位置を取ることで舘が外に開きます。 すると拓也と被ってしまい舘と拓也がパスをしても相手に囲まれてしまうだけです。距離感が近くなると相手もプレスをかけやすいですからね。ここもちゃんと整理したいですよね。例えば拓也がもっと高い位置に行って 町野が落ちてくるとか拓也が中に入るとか。そしてもう1つ聡に頼りすぎる問題。右では詰まるので聡に預けると聡は左まで展開しなきゃいけないんですね。でも聡はしっかりマークにつかれてる。聡が凄すぎて展開できるシーンもありますが相手も来ると分かっているので聡にかかる負担はとんでもないです。ちなみにピッチの中に入ってアンカーとして逆に展開するのは死ぬほど難しいですね。僕は全然できませんでした🌟       そんなこんなでスペースも無く無理やり繋ごうとすればミスは出てくる。ここら辺の整理は今シーズンしっかり取り組んでいかなきゃだと思います。

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それでも良かったのは平岡と茨田が聡の負担に気づいて落ちてきたんですよね。前回の鳥栖戦の反省もあったかもしれません。これにより湘南のビルドアップはスムーズになり攻撃に移行できます。浮嶋さんの時は割と型にハマってたんですけど山口監督が率いてからは自主性に任せてる気がします。インサイドハーフは繋ぐ時に下がりますよってマニュアルからキツくなったら下がって 基本ゴール目指そうよって応用に切り替えたイメージ。どっちがいいのかは分かんないですけどこの試合は自主性が悪い方向に行ってマニュアル通りに進めた方がっていうシーンが多かったですね。山口監督に代わって1番の変化はこれだと思います。マニュアルから応用になって戸惑うこともあれば一気に伸びる部分もある。お仕事みたいですね。

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湘南ベルマーレの真髄

僕は結構ブログで話しているんですけど湘南スタイルってなんだろうって話題になるじゃないですか。僕はこの湘南スタイルを愚直にチャレンジすることだと思ってるんですよ。もちろん勝つことが1番嬉しいですけど皆さんが湘南のサッカーで好きな部分ってここなんじゃないかなと。逆にチャレンジの部分が見えないと結構ネガティブな気持ちになっちゃう。僕もそうです。楽しめてるかってのも結局夢中になってチャレンジしてるのかみたいな話だと思うんですよね。

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トラップは後ろ向きだったりそのまま横に流したりしてしまって次がない。背後へのランニングがないから相手を動かせない。ゴール前で止まってしまう。前が空いているのに運ばない。こんなプレーが沢山見られました。ボールを繋ぐために必要なチャレンジ、ゴールを取るために必要なチャレンジです。もちろん後ろにトラップしたり相手から逃げてトラップすればその場では取られないかもしれません。でもそれって結果ゴールから遠ざかるし相手に追い込まれちゃう。背後へのランニングが少ないのもリスクを考えてだと思います。でも浦和はCBのショルツが鋭い縦パスを出しているんです。そんな消極的な考えをしてしまうのはもったいない。湘南の選手は沢山伸び代があるから。特に舘と拓也と杉岡は残念だった。プレーが逃げ腰で動けてない。もっとチャレンジをしてほしかったです。

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米本さんの試合後のコメントで『本当にビビらずにサッカーをやるというのがまず大事だと思います。今日はみんな自信がなさそうにボールを受けているところがあった。ボールを持った人のサポートをしたり、基本的な部分をもう一度見直していきたい。』というコメントがありました。本当にその通りだと思います。チャレンジしなきゃ成功も失敗も起こせない。チャレンジしなかった時にでるのは自滅です。米本さんはもちろん不慣れなアンカーで守備の立ち位置だったりパスミスはありました。それでもチャレンジしていたから開幕戦より断然良くなっていた。だからみんなには思いっきり楽しんでチャレンジしてほしい。繋ぐことに意識を取られすぎて ミスを恐れないでほしい。大事なのは繋ぐことじゃなくて思いっきり楽しんで点を取って勝つこと。繋ぐのはそのための手段でしかないですから。僕たちサポーターはいつでも湘南のチャレンジを後押ししますしその上で起きたミスなんか見慣れてます。それで大きくなっていった選手たちを知っています。だから自信を持って、自分を信じて、仲間を信じて僕たちサポーターはみんなならもっとできるって信じてます。

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まとめ

馬渡のゴールも良かったですね。湘南では苦労したので彼らしいしたたかで技術のあるゴールは嬉しかったです。湘南はウェリを入れてもボールを放り込まなかったので繋ぐことに意識を取られすぎてその他が疎かになってしまった、そして上手くいかずネガティブな気持ちで試合をしてしまったんだと思います。

なんとなく山口監督が最初に指揮をとった大分戦に似ていましたね。全員が自主的に動いて相手を見ながら状況に応じたサッカーを展開するのは簡単なことじゃない。この試合みたいに頭がパンクして固まってしまうこともあるでしょう。でも上を目指すと決めたなら突き詰めてほしいですね。絶対面白いですから。

川崎みたいに上手くないし浦和みたいにお金があるわけでもない。不器用で沢山ミスをしてもいい。ガムシャラにチャレンジすることに湘南の魅力が詰まっていると僕は思ってます。

次は京都戦!絶対に負けられない相手です!勝とう!

引用リンク

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