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多様で個性的な動物の眠り方、それぞれの生き残り戦略

※巻末に動物たちの可愛い寝姿を掲載しましたのでご覧ください。

以前、夜寝ようとしたとき、ベッドの頭の後ろにある出窓に夜12時頃に鳩が片足で立って目を閉じていたことがありました。

鳩の寝姿なんて見たのは初めて、しかも片足😲
朝6時に起きたら、鳩も同時に起きて飛び立っていきました。

そんな不思議な経験もあり、6月26日のナショナルジオグラフィックに「動物たちの驚きの睡眠術」という記事を読むと、動物たちの睡眠も大事な生き残り戦略だったのですね。

因みに、生き残り戦略、参考までにナマケモノの記事を添付します。

まずは、動物の眠りのパターンを取り上げてみます。

大型類人猿の眠り(ゴリラ、オラウータン、チンパンジー、など)

人間と同じく1日24時間の間に長時間1回の眠りをとる。
ゴリラは約12時間、オラウータンは約8時間。

大型草食動物の眠り(象、キリン、など)

大量の餌を探す必要があるため、また外敵から身を護るために、仮眠を含めて1日2時間しか眠りません。
立ったまま眠ることもあれば横になることも。

哺乳類の中の一部の霊長類の眠り(犬、サル、など)

1日24時間の間に睡眠と活動の時間を交互に繰り返す。
犬の睡眠と活動は約83分単位で1日10時間半強眠るという研究結果(「Physiology & Behavior」より)があるという。

イルカ、クジラ、アシカの仲間や一部の鳥の眠り

1日24時間、外敵から身を護るため脳の半分だけ眠ることが出来るという半球睡眠と呼ばれる睡眠方法。

イルカは、脳の半分だけ熟睡しながら24時間泳ぎ続けることができるそう。

一部の渡り鳥は、飛行中に上昇気流に乗ったときなど10秒間という短いスパンで1日40分の眠りを確保しながら半球睡眠で飛んでいるという。

片方の脳が熟睡するため、大半の筋肉が一時的に弛緩するレム睡眠は生じないらしい。

長い睡眠時間

コウモリは1日20時間眠ると言います。

なぜなら、餌となる蚊は1日4時間しか活動しないため、その捕食時間以外は無駄でありエネルギーを蓄えておく。

冬眠や夏眠は?

冬眠など長期的な活動停止は、睡眠とは異なり、気温や食料に対する環境変化への適応。

アフリカハイギョという魚は、水面が干上がる夏に自ら粘液を出して地中に潜って水がたまるまで夏眠をして待つそうです。

つまり眠りとは

パンダ2

動物が種を残して生き残っていくために大切な子孫繁栄。

眠りはエネルギーや体力温存のために必要だけど、自身や子どもの生存において外敵から襲われないように注意もしなければなりません。

一部の動物は安全な寝床の確保、半球睡眠、長短の睡眠時間、など動物それぞれ無駄なエネルギーを使わず効率的に睡眠や食事をとり子孫を繫栄して種を残すことに様々なカタチで頑張ってるんですね。

因みに、ペットの多くの場合は、寝床もあって食事も出るという常に安心安全な状態なので、眠り方は人間に近いのかも😊

それにしても、わたしが見た人間と同じ睡眠時間の鳩は何だったのかしら。


ギャラリー:動物たちの寝顔にホッとする 写真24点

※このギャラリーは、「ナショナル ジオグラフィック協会および日経ナショナル ジオグラフィック社」の許可を得て掲載しております。

参考文献:National Geographic 日本版

最後までお読みいただきありがとうございました。



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