〜野球をしている選手たちへ伝えたいメッセージ〜
~野球をしている選手たちへ~
突然ですが、あなたは今の現状に満足していますか?
この質問に対してyesと答えられる方はそっと閉じていただいても大丈夫です。
おそらく僕のメッセージは届かないかと思いますので。
おそらくこの質問に対してnoと答える人が多いのではないでしょうか。
このメッセージを見ることでyesに近づく道筋が見えてくると思います。
少しでも現状を変えたい、うまくなりたい、試合で活躍したい、怪我をしない身体を身に着けたいという方は最後まで読んでください。
おそらく、行動していただければ今後の野球ライフに必ずいい影響を与えると思います。
それでは早速中身に移っていきたいと思います。
しょうくんの過去について
好転からの転落
しょうくんは小学校から高校まで野球をしていました。
そして、小学校は主に捕手、中学~高校は投手としてやってきました。
また、小学校の時は軟式クラブチーム、中学校の時は硬式クラブチームに所属していました。
小学校の時は捕手をしていましたが、ずっと投手をやりたいと思っていて、いつもコーチに
「投手をやらせてください」
と直談判しに行ってました(笑)
そして中学1年生の時に、肩だけは強かった(人より少しだけ強い程度)ので投手をやらせてもらうことになりました。
遂に小学校の時から散々憧れた投手ができるようになったのです。
当時の僕はそれだけで胸の高鳴りが抑えられず、毎日が本当に楽しい日々でした。
しかし、幸せだと感じていた日々はそう長くは続きませんでした。
ある日、いつものようにブルペンで捕手を座らせて投球練習をしていたのですが、
「ズキッ」
といった感じで、いつもとは違った感覚に襲われました。
「なんともないだろう」
僕はその程度に考えていて、特に何も考えることなく練習を続けていました。
今考えるとこれが本当に良くない選択だったと思います。
僕のチームは土日のみ練習だったのですが、土曜日にいつものように投球練習を行おうとブルペンに向かい、投球練習を始めて少し経った頃に
「ズキッ」
という前回経験した感覚に再び襲われました。
今回は本当に痛みが強く、投げることはもちろん、物をもつことさえも痛くてできないレベルでした。
そして数日経ち、近くの整形外科を受診して調べてもらうと、
【右上腕骨内側上顆剥離骨折】
という診断を受けました。
当時の僕はそれがどんなものかよくわかっていませんでしたが、とにかく少しの間は投手としてプレーすることができないことは悟りました。
「これからどうしたらいいんだろう、いつになったら野球ができるんだろう」
僕は毎日そんなことを考えていました。
トレーナーとの出会い
投手として絶望していた矢先、僕を救ってくれたのはチームに帯同していたスポーツトレーナーの方でした。
その方は普段理学療法士として病院で勤務しながら、休日にチームにスポーツトレーナーとして帯同して下さっている方でした。
当時の僕は、相当ショックが大きく何に対してもやる気になれず、無気力でした。
練習にはいくものの、他の怪我をしている選手と喋ったり、監督やコーチの目を盗んでサボったりしていました。
しかし、そんな僕を見捨てずに誰よりも熱心にサポートしてくれたのがこの方でした。
そこで僕は、
「こんなにも僕に一生懸命にサポートしてくれているのに自分は一体何をしているんだ」
といった気持ちになりました。
それからというものの、トレーナーの方と2人3脚で怪我と向き合い、3ヶ月は最低でもかかると言われていましたが、約1か月半で復帰することができました。
それからというもの、僕はエースとして多くの大会でチームに貢献してきました。
高校時代の経験
では次に高校時代の話をしていきます。
中学校の時もそうでしたが、高校野球を経験してから思ったことは、
高校野球の練習きつすぎやろ!
でした。特に冬場の走り込みやトレーニングは本当に地獄でした。
そんな環境で野球をやっていましたが、高校の時の僕は怪我をすることはありませんでした。
しかし、チームメイトの多くが怪我をしている現状を目の当たりにしてきました。
毎日の授業が終わった後に、きつい練習をほぼ毎日しているという状況だったので、当然休むことはもちろん、自分の体をケアする時間もほとんどありませんでした。
(僕は公立高校でしたが、強豪私立へ行った中学時代のチームメイトはもっときつい練習をしていました)
そんな環境だったこともあり、僕の周りには怪我をして、試合はもちろん、練習すら参加せず、雑用やトレーニングを頑張っているチームメイトはかなり多かったです。
僕はリアルに選手たちが怪我に苦しみ、試合に出られず涙している姿を何人も見てきました。
周りにそんな選手たちが多かったこともあり、僕自身、この選手たちのためになにかできることはないのかと常々考えていました。
この経験や中学時代の経験から僕も選手の役に立つ仕事をしたい。
そう考え、今の仕事に就きました。
しょうくんのもう1つの過去について
結果が出なかった高校時代
もう1つ、僕の過去を紹介させていただきます。
高校の時は本当に苦しみました。
とにかくめちゃくちゃ努力したのに、投手として結果を出すことができませんでした。
当時の僕は、
「これだけ努力しているのに、なぜ結果が出ないんだ」
そんなことばかり考えていました。
結果が出ないだけじゃなくて、当時の僕は本当に散々でした。
練習試合があって、マウンドに上がってもバッターが立った瞬間に萎縮してしまって、
「ストライクが入らないとどうしよう」
「打たれたらどうしよう」
などと考えてしまい、実際の試合でもフォアボールを連発したり、打たれまくったりしました。
そうです、当時の僕はほとんどイップスに近い状態になっていたのです。
その結果、チームメイトにもクラッシャー(試合を壊すこと)などと呼ばれてめちゃくちゃ悔しい思いをしたことがありました。
この時は本当に悔しくて眠れない夜が何度もありました。
正直この時の僕は本当にどん底過ぎて、思い出したくない事実です。
投手としての運命を変えたチームメイトとの出会い
こんな感じで、本当にどん底でどうしたらいいのか路頭に迷っていた時に、
「大丈夫?」
と、声をかけてくれたチームメイトがいました。
このチームメイトは僕の球をずっと受けてくれていました。
そのチームメイトに、
「俺、どうしたらええんか分からない、野球辞めようかなって思ってるんやけど」
と相談してみました。
すると、
「お前、野球に対しての情熱はそんなもんやったんか、諦めるな」
と喝を入れられました(笑)
そこで、投球フォームに関することなど、いくつか助言をもらいました。
そういったこともあり、チームメイトの助言がきっかけで、
自分に自信がつき、みるみる球速も上がりコントロールも良くなり、試合でマウンドに立っても緊張したり不安になることなく、マウンドで躍動することができました。
このチームメイトとは今でも付き合いがあり、当時の話をすると、
「あの時はまさかここまで変わるとは思っていなかった」
と絶賛されました(笑)
これら2つの出来事から僕と同じような悩みを持っている選手を救いたい、そう考えました。
アマチュア野球界の現状
実際に現場を経験して分かったこと
高校時代に感じていたことは社会人となり、現場を経験しても同じでした。
僕は普段、理学療法士として整形外科で勤務しながら中学硬式野球チームでスポーツトレーナーとして活動しています。
この立場になって経験したことをお話していこうと思います。
まず、病院にはかなり多くの選手たちが来院します。
怪我をして野球をすることができない、試合が近いのに出られないことでチームに迷惑がかかってしまう、といった選手たちを数えきれないくらいみてきました。
その診断は様々ですが、圧倒的に肩や肘が多いというのが僕の印象です。
僕が教えているチーム内にも怪我に苦しむ選手はいます。
毎回、練習には顔を出しているのに練習することが出来ずに雑用やトレーニングを行う日々。
そうです、中学時代の僕とまるで同じなのです。
そんな選手が日本全国にはたくさんいるんだと考えると、ものすごく胸が痛くなりました。
そしてこの現状を何とかしたい、いや、しなければいけないと感じるようになりました。
僕がこれまで病院に来ている選手やスポーツトレーナーとして帯同し、チームにいる選手をみて怪我に苦しんでいたり、伸び悩んでいる選手の共通点として気づいたことは、
・体が極端に硬い選手が多い
・投球動作以前に体の使い方が分かっていない選手が多い
・メンタル管理がしっかりと理解して行動している選手が少ない
・コンディション管理について理解して行動している選手が少ない
この上記の4つについて本当に考えている選手が少ないことに気が付きました。
少しでも現状を変えたい、うまくなりたい、試合で活躍したい、怪我をしない身体を身に着けたいという方はこの4つについてまずは真剣に向き合うようにしてください。
【体が極端に硬い選手が多い】
についてですが、お風呂上がりの柔軟は毎日できていますか。
この質問は病院でもグランドでも質問していることですが、おそらく毎日決まった時間に柔軟体操を行っている選手は非常に少ないと感じています。
正直これを行うだけでも怪我を予防する効果やパフォーマンスをアップさせることが出来ますが、合わせてトレーニングも一緒に行ってください。
このトレーニングではベンチプレスをガツガツと挙げるものではなく、インナーマッスルのトレーニングや可動域を拡げるものを行ってください。
これらを毎日継続して行えば、きっと理想の自分に近づくことは間違いないです。
【投球動作以前に体の使い方が分かっていない選手が多い】
についてですが、これは本当に多いと思います。
ここでいう体の使い方というのはバットスイングや投球動作やステップとは異なり、自分の体を上手く制御しながら使うことが出来るかといったものになります。
例として、立位の状態で膝を伸ばしたまま、体を90°に曲げてみてください。
そして右手と左足が一直線になるように伸ばしてください。
あなたはこの動作を一直線に行うことが出来ますか。
仮に一直線に出来たと思っていても実際には少し捻じれていたり、反っていたりします。
それだけ自分の体を制御して動かすということは難しいということをまず理解してください。
これができて初めて、バットスイングや投球動作を行える準備ができたと言えるでしょう。
【メンタル管理がしっかりと理解して行動している選手が少ない】
についてですが、ここでいうメンタル管理とは自分を奮い立たせるというよりも、明確且つ再現性のある目標設定が出来ているかといったことになります。
多くの選手は、試合で活躍したい、甲子園に行きたい、プロ野球選手になりたいというように漠然と目標を考えていると思います。
しかし、それではいつまで経っても目的地にたどり着くことはできません。
例えるなら、
なんでも叶えてくれる島があってそこに何としても行く!
という目標を定めたとします。
しかし、この島に行くまでのルートやどこを経由するのか、宿や食料はどうするのかなどを具体的に決めておかないと、いつまで経ってもその島にたどり着くことはできないでしょう。
ここで言いたいことは、大きな夢や目標を設定したのなら、そこに至るまでの過程や小さな目標設定をしっかり行いましょう、ということです。
そうすることで今行うべき内容が明確になり、大きな夢や目標を達成するために必要な努力をすることが出来ます。
その結果、試合でも、
「これだけ練習してきたのだから、必ず結果を出すことが出来る」
と自信を持って試合に臨めるので結果は出やすくなります。
【コンディション管理について理解して行動している選手が少ない】
についてですが、毎日の練習やトレーニングやストレッチなど、その日行ったことをノートなどに記入しておこうということです。
日々のコンディション管理は怪我を予防するために必要なスキルです。
これはトレーナーが行うものでもありますが、セルフコンディショニングのスキルが高い人は選手として大成している人が多いと思います。
題目がコンディション管理なのでお話しておきますが、その日の体調や疲労度、練習やトレーニングの強度がどの程度だったのかを記載しておくといいと思います。
この作業をすることで、どんなコンディションで、どんな練習やトレーニングを行った時に高いパフォーマンスを発揮できたのか調べることが出来ます。
今後の展望
さて、ここまで言った内容については理解していただけたでしょうか。
まずは先程お話した、4つの内容について真剣に向き合ってください。
とはいえ、実際に向き合っていくにはかなり大変ですし、なによりもモチベーションを保っていくことが非常に難しいと思います。
そこで、病院やスポーツ現場で数多くの選手をみてきたしょうくんがなにか役に立てることはないかと考え、このような情報発信を行っていこうと思い、行動しました。
現状として、アマチュア選手の野球環境はあまりいいとは言えません。
「え、どういうこと?」
と思われる方が多いと思いますが、
アメリカではアマチュア選手・チームにもトレーナーが帯同してチームのサポートをしています。
しかし、今の日本ではトレーナーサポートによる体のチェックやコンディショニング管理やメンタル管理を行ってくれる環境は不十分であると言えます。
そこに目を付け、僕にできることは何でもやりたいと考え情報発信をするとともに、
野球をする選手に怪我をしない身体づくりの方法やパフォーマンスをアップさせる体の使い方、コンディショニング管理やメンタル管理についてサポートしていきたいと考えるようになりました。
ここまで読んでくれた方へ
ここまで読んで下さった方、ホントにありがとうございます。
僕は本当に日本のアマチュア野球界の環境を変えていきたいと考えています。
これを機に僕と一緒に野球ライフを変えてみませんか。
自分ひとりで考えて、悩んで、落ち込む必要はありません。
昔の自分もそうでした。
他人にこんなことを言ったら笑われるかもしれない、怪我をしない体づくりやパフォーマンスをアップさせる体の使い方には興味があるけど、誰に相談すればいいか分からない、
そう考えているあなた、大丈夫です。
僕はそんなあなたの味方です。
せっかく野球をやっているのになかなか成果が出なくて悩んでいる、もっとうまくなりたいと考えるのは当然だと思います。
それなのに相談せず、
自分だけで解決しようとするのは限界があります。
是非一緒に野球ライフを変えていき、周りの選手やコーチ、監督を見返してやりましょう。
諦めることはないです、今僕と出会った瞬間からスタートするのです。
しょうくんに少しでも興味もったって方や少し相談してみたいって方がいれば気軽に相談していただければ嬉しいです。
いつでもお待ちしています。
僕はあなたの味方です。
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