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台南、麻豆への旅(麻豆代天府編)

台南旅行で麻豆エリアに行ってきました。今はシーズンではありませんが、文旦の有名な地域です。
美味しいものも食べたのですが、大きな目的は「麻豆代天府」。お寺でありながらB級テーマパークでもある、という気になりすぎるスポット。

この龍の巨大オブジェというか、建物からしてインパクトが大きすぎるのですが、中に入ると「天国」「地獄」の様子が臨場感たっぷり、リアルにしかしとてもチープに、再現されているのです。

特に観るべきは「地獄」。罪に応じて十八種類あるという地獄 ; 例えば、目玉を突かれる地獄とか、お腹を引き裂いて腸を引っぱり出される地獄とか、石臼で轢かれる地獄とか……がすべて、動く人形と迫真のセリフで再現されています。着古した服、ボサボサの髪、劇画チックな表情で必死に赦しを乞う死者、容赦なく断罪する閻魔様。最高級の文化祭みたいなアトラクションが、オトナの力でもって全力で展開されるのです。何たる労力。なんたる情熱。そして、なんてったってチープ。完成させるのにいくらかかってんこれ。
ああ、撮影できなかったのが悔やまれます。
入場料40元(120−150円くらい)。

地獄が終わればもちろん天国もね。こちらは数は失念しましたが、ひたすら昇る天国への階段に沿って、やはり全力でプレゼンテーション。天女が舞う天国、天女と共にお酒を飲む天国、天女とゲームに興じる天国……て、これただのキャバクラでは。
入場料40元(120−150円くらい)。
最後は龍の口からシャバの世界へ帰還します!!

かなり大きなお寺です。
ボランティアなのか職員なのか、スタッフらしきご老人たちもあちこちに。隠れキャラも合わせれば2−30人くらいはいてたんじゃないでしょうか。充実のサポート体制。対するお客さんは、私たち2人と大学生くらいの男の子5人組…しか見かけませんでしたけど。
行きは街の中心部から散歩がてら歩いて来ました。20分程度ですが、真夏ですし、まあまあ疲れます。とはいえ大きなお寺だし、帰りはタクシーくらい捕まるだろう、と思ってたのですが、私たち2人+若者5人程度のためにはタクシーは待っておらず、バス停も近くにはなく、仕方なく再び街中までテクテク、最後までつっこみどころ満載の麻豆代天府。
バス編に続く。

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