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日々・はなうた食堂調理室

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はなうた食堂調理室主宰・shokosunによる、はなうた食堂調理室の記録、メモ、そしてメッセージ
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#中華まん

初めての午後レッスン

初めての午後レッスン

この日は初めての午後レッスン。
どういう日程でレッスンを組むのが良いのか、まだまだ定まらないのですが、お弁当の日は、午後が丸々空くことになるので、試しに設定してみました。
平日だし、どれくらい集まるのか不安でしたが、お陰様で4名の方に参加いただき和気あいあいと進めることができました。

午前レッスンのときは、ランチを出すけど、午後なので、お茶とお菓子を用意することにしました。
蓮の実餡の月餅と、茶

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料理の身体感覚〜饅頭マントウづくり篇

料理の身体感覚〜饅頭マントウづくり篇

無自覚の上達興味が尽きなくて、ずっと饅頭(マントウ)類を作り続けています。日本語だと中華まんという言い方が一般的な、中華蒸しパン。
西洋のパンとは親戚のようなもので、酵母と小麦粉と水をよく捏ねて、発酵させて、火を通して作ります。

作り始めてもう数年になりますが、最近、とあることに気づいて、戸惑っています。理由がわからないのに、失敗が減ったのです。
(下の写真は、2年半ほど前のもの。見事な失敗!笑

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花巻をつくる

花巻をつくる

花巻は、日本の感覚でいうと、中華まんの一種。
発酵生地で餡を包んだものが「包子」、餡なしのパンのようなものが「饅頭」、同じく餡なしのものを、華やかな形に飾り巻きにしたものが「花巻」と呼ばれるものになります。
餡なしといっても、ネギやごまなどを巻き込むこともあるので、味のバリエーションはいろいろです。

西洋のパンでも、三つ編みにしたものや、チョコレートシートを挟み込んでねじったものなど、花巻に通じ

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続)包子を包む(2)三角包&黒ごま糖餡

昨日アップした三角包の、縁飾り部分のプロセス写真を撮り直しました。
餡の蒸し上がり状態を見たいというコメントもいただいたので、最後にアップしています。

縁飾りは、端からつまんで、手前に折りたたんでいくだけです。これだけ?という感じですが、簡単な割に結構かわいい。リズミカルに進めていくと、均一に仕上がりやすいです。
同じように小麦粉生地で包む、他の料理にも使われます。

蒸した後の餡は、こんな感じ

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包子を包む(2)三角包&黒ごま糖餡

包子を包む(2)三角包&黒ごま糖餡

日本では恐らく珍しい、三角形の包子です。
包み方はとても簡単。写真と動画を見てもらえば、すぐわかると思います。
三角形にするだけでもOKですが、今回は、その縁をねじって、飾りにしました。ねじり方を、もうちょっと詳細に解説したほういいかもしれないので、後日改めて写真を撮って、ご紹介しますね。

さて、今回の特徴はもう1つ。餡にあります。
写真で伝わるかもしれませんが、いわゆる小豆のあんこのようにねっ

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包子を包む(1)襞寄せ型/金魚の口型

中華まん作りに、はまってしまったわけですが、その面白さのポイントの一つはやはり、形づくりにあります。
生地や餡の状態、量の比率、そしてもちろん、自分の技術。もっときれいに、確実に、もっと早く…と、なかなか満足するところにたどり着かないのですが、それがまた楽しいところでもあります。
教室でも、皆さん、上手にできたり失敗したりしながらも、楽しそう。小麦粉生地というのは、粘土遊びにも通じる原始的な楽しさ

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中華・小麦粉料理の世界

中華・小麦粉料理の世界

ここ最近、ずっと中華の小麦粉料理(麺食)に興味を持っていて、試作を繰り返しています。餃子や中華まん、ラーメン等、日本でもポピュラーな麺食ですが、そのバリエーションは本当にすごい。
粉と水という単純な材料から、よくぞこんなに様々な形態のものを生み出したなぁと感心するばかりです。

例えば中華まんで知られる、発酵蒸しパン。
味や餡の種類はもちろんですが、形や発酵方法の違いを見るのも楽しいのです。

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