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いま。深呼吸をしている。

鍼の予約をとった。

何日か現場仕事に出ただけで、身体がガチガチ。その前からのフリープライスマガジンの制作で頭もゴリゴリ。

ふと、「緩めなきゃ」と思った。うめ先生がいい。ちょっと前から信頼している先生にお願いする。

今日は発掘仕事はお休みを取ったけれど、いくつか用事をこなす。どれも大した用事じゃない。けれども、先に約束があるだけで、気が張ってしまうわたしなのだ。繊細。

先生が問診から、あー、うんうんなるほど、と、今のわたしの状況を読み解いて、鍼を刺してゆく。

左脛の内側、外側、左腰。その都度、ジーンとかモワッとか感覚がする。

あー。左ばっかりだなあ、わたし。

うつ伏せで鍼を刺してもらって、「気」が落ち着いてくる。先生のことも気にならず、ウトウト。夢を見ていたかな。

今度は肩。ここがわたしの核心なのだ。左肩のゴリゴリはかなり年期が入っている。25年前から、子供たちを抱えながら仕事に出かける夫の背を見送り続けた。わたし自身の人生は一体いつ始まるんだろうと、泣きたい気分だったけれども、赤ん坊を泣かさないように、が、一番で、自分の気持ちを感じるのはいつしかやめた。

わたしの肩の赤ん坊抱っこコブは、その怨念みたいな塊なのだ。

何年か前にはその部分だけ謎の発疹が出てかきむしり、今でも、皮膚に跡がある。

この肩の塊が溶けたなら、きっと、わたしは進める。

身体と心は密接で、それによって生じる行動がどんどん未来を変えてゆくんだから、間違いない!

たまには、身体をメンテナンスしよう。それは贅沢な事ではなくて、自分自身の舵とりをする作戦なのだ。

「はい。終わりましたよ。」

え?肩の奥のゴリッゴリの鍼の響きはまだ続いている。温泉のジワジワがまだまだ広がっているみたいなのに。

「しょう子さん、今日はゆっくりゆっくりね。湯あたり、みたいな鍼あたり、なんてのもあるからね。」

了解です!

あー。頭と気持ちが静かになった。瞑想したみたいな感覚。

ガス欠のわたしのままじゃ、人生を進めることができないのだ。

今日来て、本当によかった。先生、ありがとうございます!








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